続 欠陥マンション

横浜市内の傾斜問題マンションで27日夜　「全棟建て替え方針」　を住民総会で

決議したそうです。

 

今後の流れは　9月末までに総会を開き　全所有者の5分の4以上の賛成で正式に

決定　建て替えは2017年頃始まる見通しだそうです。

 

なかなか決まらないマンション建て替えがこんなにスムーズ決まってゆく理由は

住民の　「大いなる業界への怒り」　を感じさせます。

 

慰謝料300万円として支払う総額は20億7900万円・・・・・かなり重い札束です。

引っ越し代は2回分　仮住まい代　解体費　再建設費・・・・・総額は膨大・・・・

 

多重下請け制度の業界でこの膨大な費用負担をどう振り分けるのか興味がわきます。

 

強き者が弱き者を空手形に近い囁きで牛耳り　対価以上の仕事を求める続ける業界。

 

生かさず　殺さず　発注者としての立場をとことん利用した下請け選び・・・・・。

問題が発生したら責任者探しに翻弄し　またしても将来を約束した空手形の発行で

下請けに押し付ける業界の悪習。

 

最近　一流と言われた会社が瞬く間に崩れてゆくケースが多発しています。

あの「東芝」が・・・・　　あの「シャープ」が・・・・・・　

 

以前　山一證券の社長が口にした　「社員は悪くありません。　悪いのは・・・・」

と泣きながらの本音を思い出します。　

 

多重下請け制度で成り立つ業界の倫理感はこれからも改善されることはないでしょう。

昔読んだ　「アルキメデスは手を汚さない」　を思い出しました。