本日のテーマは「ぶたの絵本」です。
『三匹のこぶた』は有名ですが、他にも沢山紹介していただきました。
高科先生が上野瞭さんに薦められた本『シャーロットのおくりもの』E・B・ホワイト 1952年
映画やアニメーションにもなった有名な物語です。
主人公が少女のファーンから、子ぶたのウィルバーの視点に移行します。
この物語は、子ぶたとクモとの友情のお話で、生きる喜びと幸せ、勇気が書かれています。
『どろんこ こぶた』アーノルド・ノーベル 1971年
こぶたは、どろんこ遊びが大好きです。
こぶたは、子どもそのもので、子どもの特性がこぶたで表されています。
絵本にはこぶたがよく出てきますが、こぶたは子ども自身なのですね。
日本で出版されている『三びきのこぶた』は、こぶたとオオカミが仲直りする創作されたストーリーに、
絵も鮮やかでおもちゃ屋で売られる絵本が多いですが、
60年前に描かれたイギリスのレズリー・ブルックという画家の『三びきのこぶた』は、
「むかし、あるところに、おかあさんぶたと、三びきの こぶたが いました。
おかあさんぶたは、びんぼうで、子どもたちを そだてきれなくなって、じぶんで くらしていくように、三びきを よそに出しました」
と どうして三匹のこぶたが家を建てることになったのか、理由が書いてあります。
『瀬田貞ニ 子どもの本評論集 絵本論』 福音館書店 1985年 には、
子どもだましはやめましょう。子どもによい絵本をという気持ちが綴られています。
他に紹介いただいた絵本
・『こぶたのまーち』 村山桂子 作 堀内誠一 絵 (福音館書店) 2009年
・『もじもじこぶくん』 小野寺悦子 作 きくちちき 絵 (福音館書店) 2019年
・『こぶたちゃん どーしたの』 飯野和好 (福音館書店) 2022年
【課題】
「短いお話を作る」
一人称
わたし(ぼく)は、○○ です。(だ である。)
書き出しが、わたし(ぼく)から始まるお話を考えてください。
例えば、わたしは、タコである。 から始まるお話。
・ひらがなで書きます。
ひらがなが読めるようになった子ども(小学1、2年生)向けのお話
・○○は、人が思い付かない意外性のあるものがいい
・主人公が活躍する・冒険・行動するお話
・枚数は数枚あるといい(5枚程度が理想ですが、2、3枚でもいいですよ)
*2月1日提出です。
次回が「鬼の絵本」がテーマです。