真の医者とは

今日は新しい病院に行って、医者のあるべき姿を見た

僕にとって一番いい方法を見つけるというのは他の医者でも言いそうだけど
それが「何もしない事」という選択になっても辞さないと言うのだ
医者のイメージとして、薬を出したり手術をしたりという中で最善の選択を探すというのは分かるけど
「何もしない最善」は聞いたことが無い

もしお金、名誉、地位が目的で医者になったならばその選択は絶対に行わない
本当の意味で患者第一でなければありえない選択なのだ

そしてもう１つ

今の病院に行く前に薬を飲むのを（無断で）やめた期間が1年あった
門脈血栓は放っておくのはかなり危険（食道・胃静脈瘤ができるから）なのだけど
あまり危機感もなく、適当な感じで病気に向き合っていた・・・
その時から胃静脈瘤はあったのだけど、その時に先生は特に何も言わなかったので
大したことないと思っていた（今の先生が見ると、十分危険な状態らしかった）
もしかしてそれのせいで門脈血栓が器質化（血栓が体と同化する感じのこと）してしまって
抗凝固療法では血栓が溶けなくなってしまったかもしれない
という様な事を話していると

「今からできる事を考えましょう」

とだけ言われた

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救われた気がした
心のケアまでしてくれるのか、と
そしてちゃんと病気を向き合っていこうと思えた

きっと、真の医者とはこういう人の事をいうのだろう