散文的で抒情的な、わたくしの意見

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ユーミンの太古のお話

2019年01月02日 | 日記
むかしむかしのお話です。

バブルに乗って、CMやドラマ主題歌とタイアップして、派手に売ってきたイメージがあるユーミンですが、「太古の昔」、初期はもちろん違いました。

アルバムで言うと最初のアルバム、1973年の「ひこうき雲」から1980年の「時のないホテル」ぐらいまではさほどタイアップはなかったはずです。

それにしても1972年のデビューです。日本最古の「現役で売れているシンガーソングライター」の1人でしょう。中島みゆきや井上陽水と並んで。

小田和正さんも70年代初期から活動していますが、売れたのは数年のちです。サザンオールスターズは1978年のメジャーデビューです。

72年と78年、この間の6年は、フォークからニューミュージックの移行期です。フォークの旗手が拓郎さんとかぐや姫、中島みゆきなら、ニューミュージックの旗手がユーミンでした。

陽水さんも「フォーク」ですが、フォークともやや違っていて「陽水の音楽」というジャンルに属していたように思います。

また、サザンオールスターズはニューミュージックという言葉を破壊して、全く新しい音楽として登場した。個人的にはそう思っています。ただし、陽水さんとサザンは共通してビートルズの影響を大きく受けていました。ただし僕はビートルズに詳しくないので、その詳細を書くことはできません。拓郎さんはボブディランでした。

さてユーミン、「時のないホテル」まで9枚のアルバムを出しています。

・ひこうき雲
・ミスリム
・コバルトアワー
・14番目の月
・紅雀
・流線形80
・オリーブ
・悲しいほどお天気
・時のないホテル

どれも素晴らしいアルバムです。この中で一番「悲し気」なのは「紅雀」で、その後のユーミンと比べてみれば「CMやドラマ主題歌とタイアップ」して売った80年代のユーミンとは「別人とは言わないものの」、「かなり違うこと」が分かります。むかしむかしのお話です。


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