散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

小学生の時の不思議な体験・火の玉

2019年04月02日 | 日記
私には「霊感めいたもの」はありません。昔は「怪談」が好きでしたが、今はそうでもありません。「不思議な体験」なんて「ほぼない」と言っていいでしょう。

ただ小学生の時に、というより最終的には中学生の時に、一つだけ不思議な体験があります。

「お墓で火の玉を見た」から始まる話なんですが、そんなもの不思議でもなんでもありません。燐光だったかも知れないし、「見間違い」かも知れません。

本当の不思議は「後日談」なのです。

でもまずは火の玉の話から。

近くのお寺には広大な「公園」があって、その頃は野球もできました。小学5年だと思います。その「公園」から自宅に帰る場合、「お墓の横の急な階段」を利用すると便利なんですが、薄暗くて物騒なので、学校から「使用禁止」とされていました。

でもまあ無視です。私を含め4人の友人と、夕方、その階段を降りていたわけです。すると墓の向こうで、明らかに不自然な光が光っています。「火の玉だ」(人だまだ)、誰かが言い、私たちは「転げ落ちるように階段を降り」、走って逃げました。やっと明るい所に出て、相談しました。火の玉の話をすると、「使用禁止の階段を使った」ことがばれる。これは秘密にしておこうと。

次の日、学校でまた4人が集まり、家族にも話していないことを確認しました。私は家に帰り、自宅の壁の下のほうに、えんぴつで、凄く小さな字で「火、ひみつ」と書きました。

4年が経ち、中学3年生です。「火の玉」のことなんかすっかり忘れていました。「火、ひみつ」の文字も見返したことなんかありませんでした。

卒業も迫り、廊下で他のクラスの生徒と話していました。ふと気がつくと「例の4人」になっているのです。それぞれ別のクラスです。私は「あっ」と思いました。火の玉を見た4人だなと思ったのです。

もう4年も経っています。それで「あの時は怖かったな」と話を切り出しました。すると3人は「きょとん」としています。

「そんな経験はしていない」というのです。「夢と現実を混同しているのだ」と笑われました。わたしはぞっとしました。

家に帰って壁を確かめると、薄くはなっていますが確かに「火、ひみつ」の文字があります。

可能性は2つです。
すべて私の夢で、夢をもとにして「火、ひみつ」の文字まで書いた。
現実だったのだが、何故か3名が完全に忘れている。

前者なのかも知れませんが、その時の私は後者だと思いました。あれだけの体験を、なぜか3人が完全に忘れているのです。

今でも、これだけは不思議です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿