南瓜頭

入る帽子がない南瓜のあたまでっかち日記です。
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【写真撮影・古い街並み】 茨城県真壁町 01

2013年03月16日 | 写真撮影・古い街並み

観光登山でも知られる筑波山の北部に位置し、国の登録有形文化財建造物の数が100を超える
古き街並みが残すとともに2003年から雛祭りを町おこしとして行っていることで知られている町、
真壁町に写真撮影に行く。

なお上記の雛祭り期間中であれば、つくばエクスプレス線「つくば」駅からシャトルバスが運行され
て都内からは電車で行くことが可能だが、期間外は電車はすでに廃線、日常のバスも廃止されて
おりアクセスは車で行く以外に方法がない。

なお、駐車場は公的施設伝承館のところはダメと説明をうけて近隣の駐車場(有料)に停めての
撮影に臨む。

 


AVENON21mm + GXR

まずは立派な蔵に出会う。なまこ壁(壁面に平瓦を並べて貼り、目地に漆喰をかまぼこ型に
盛り付けて塗る工法。その目地がナマコに似ていることから呼ばれ、防火、防水などの目的
を持つらしい、もう少し詳細に書くと、屋根の軒下が短い事からはじまる。これは火災時におい
て最も延焼につながりやすい屋根の下部分を短くすることで延焼防止を図るものなのだが、
反面として雨などの気象の影響を壁が受ける事になる。そこで壁に瓦を巻き、それを漆喰で
幾層にも塗り重ねては固めることで劣化を防いでいる。しいては防火・防水目的につながる)

がしっかりしていて蔵!という堂々ぶりにシャッターを幾つか切る。手入れも大変だろう・・・な。

 


余談だが、この扉も幾層にもなっている理由は扉を閉めるとこの段々が窓枠の段々にはまり
シッカリとした密封性を発揮でき、火災時の火の粉が蔵内に入ることを防ぐ役割を果たす。

 


石臼のようなものが並ぶ・・なんだろう?

 


最近はあまり見なくなったH字型の煙突。外風が強い時などではストレート型は
風の逆流を呼ぶ為、室内に冷気が入りやすくなるのをT字やH字にすることで
それを防ぐそうだ。

さてここで真壁の街並みについて、道割が江戸時代のモノからと明治以降のモノと
説明書きがあり古の道をそのままに古と昭和ものとが混じったどこか懐かしさの残
る風景が広がっている。

たださきの蔵は綺麗だったが、至ることで大掛かりな修理などが行われている様を
みかけた一昨年の大震災によるものだろうか?と確認を取る事までは出来なかっ
たが痛々しいのを感じる。

そして先日佐原の街が震災の影響を受けた特集を観たおりにこの様な古い景観を
残すのは補助金あっても至極大変であることレポートされていたのを思い出した。

さて、一行は強風が吹く中にめげず撮影を続行する。


元郵便局。現在は案内所のような感じになっている。

 


DP2

 

↑この郵便局外観が一見の価値があると個人的には思うのだが・・・
中に入ると



こういう窓口だけ残っている。机とかはもう取り払ってた様で、役場の
広報の方がパンフレットを並べて色々と観光客相手に応対している様
だった。

ないものはしょうがないけど、机とか残しておくと雰囲気出るのにな~。

 


DP2

当然?古い家屋だからといってそのままではない?というのか
木造住宅の壁には電線の様なものが壁を這うようにつたっている
ところもまた面白い。防火水そうの文字がしっかりサビで覆われ
色の落ちた感がマッチしている。

 

つづく