相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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信じられない?太刀山の強さ…

2011-03-29 12:36:06 | 日記
画像は太刀山と板垣退助だが、Ⅰ梅ヶ谷と伊藤博文の
スナップはないのかしら?

 明治四十三年夏場所三日目、新小結小常陸が、太刀山
〔註=大関3場所め〕に挑戦することになったが……。
 三井財閥につながる小常陸ファンが、太刀山は柳橋に
好きな芸者がいて、いまだに落城させていないと聞き、一計
を案じた。その芸者にわけを話し、金をたんまり渡したうえ
で、二日目の晩、太刀山を招待した。酒を思いきり飲ませ、
芸者をあてがい、くたくたにしたので、もう大丈夫、あすは
小常陸のもの……と考えたのも無理ではなかった。
 ところが……小常陸が、上背こそないが一二○㌔の肥体を
まるめて猛然と突っ込むところ、太刀山の鉄砲が一発、カウン
ター気味にきまったからたまらない。小常陸のからだは毬の
ようになって、東方たまり席を越え、桟敷席の二段目まで
吹っ飛び、足を痛めて、四日目から休場した。
 これは現存する証人がまだ何人もいる、実に嘘のような
本当の話なのである。【『大相撲』昭和42年3月号より】

 もう…44年を経過しており、“生き証人”はいないかも。
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