相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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10年ぶり“全休”皆無の弘化2冬

2024-09-09 21:34:46 | 日記
 拙稿「江戸大相撲熱戦譜」━弘化二
(1845)年冬場所━は未だ本文執筆には
至らず、「幕内関係勝負」を作成中。

 その前場所たる弘化二年春場所との
比較がすこしばかり面白味がありそう。
 先ず、幕内人員は春が24名、冬は
22名だが、春場所は全休力士が2名
だったのに対して冬場所のそれは皆無。
 全休者が全然いなかった本場所記録
が天保六(1835)年冬場所以来、実に10
年ぶりで本当に吃驚するほどなのだ。
 尚、幕内取組総数は春・冬とも変らず
96番である。
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10勝で再大関の“笊法”

2024-09-09 13:55:11 | 日記
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 昭和六十年、読売新聞社刊『新 古今
大相撲事典』に載っている、「番附編成
要領」(昭和三十年五月…施行)(同五八年
四月改正)に拠れば━。
 第九条 大関は、二場所連続して負け
越したときは降下する。 〔 中 略 〕
但し、降下は全休を含めて関脇に止め、
次場所にて十勝以上した場合は、大関に
復帰〔後略〕

 大変問題になるのは、「10勝以上」との
“数字”基準の明確化なのである。
 ずばり極端に云えば、10勝した時点で
再大関当確なのだから、敢えて11勝以上
する必要はない━星を「貸し」て、翌場
所お「返し」してもらった方が頗る“効率
的”と云う話になりかねない。

 むかし、協会幹部は「大関推薦」の際に
数字より・何より「内容重視」のスタンス
だった。10勝4敗…の関脇若ノ花を「うち
(出羽海部屋)の千代の山と引分けたのは充分
大関の資格あり…」と出羽海理事長(元横綱
常ノ花)の鶴の一声で新大関が決った。
 ところが、たしか後「相談役」当時、柏戸
のとき「系統別総当りの“不利”を克服して」
11勝4敗で大関へ推した。彦山光三が批判
の対象にきめつけた。
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