相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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前田山2─0栃 錦

2022-01-28 21:36:42 | 日記
 昭和戦後の「新・旧 対決」の一例を
採りあげてみた。

①昭和二四年春場所 三日目
東張出横〇前田山(叩込み)栃 錦●西前頭三枚目

②同 二四年夏場所 三日目
西方横〇前田山(外掛け)栃 錦●西前頭三枚目
 当場所、前田山は九日目まで8勝1敗と好
調だったが、終盤を1勝5敗の「竜頭蛇尾」
で、二桁白星も成らず…。
 そして秋〔十月〕場所、二日目から5連敗
し、七日目(不戦敗)から休場⇒帰京⇒球場─
の「窮状」を「不謹慎」とされ「引退届」を
提出する以外“道”はなかった。
 
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「精神的検閲」とは何ぞや…❔

2022-01-28 13:43:29 | 日記
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 萩原朔太郎(明治十九~昭和十七)が昭和十
五年に発表した「日本國技の洋風化について」
の冒頭は「将棋」の話から始っている。そして
おしまいの箇所を引用しておきたい。

…政府當局者は、今の民衆の無邪氣な娯樂に
關して、不必要に煩瑣な干渉をする代りに、
かうした根本の第一義的な事項に關し、より
高次な哲學的な立場からして嚴重な精神的
檢閲を爲すべきだらう。

 何度読み直しても意味がわからない「精神的
検閲」なる5文字である。
 「日本国憲法」第二一条②項は━
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、
これを侵してはならない。
 ─と、「表現の自由」が保障されている。
 一方、電子辞書の「検閲」は━
国家が出版物などの内容を調べること。
━と、解説している。
 尚、昭和十六年頃から厳しく検閲が行われ、
彦山光三の『相撲美開眼』にも伏字〔✖〕の
箇所を余儀なくされている。
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