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医学と統計(9)

2007-06-02 16:17:52 | 日記・エッセイ・コラム

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情報統計研究所(ISL)のご紹介

医学における生存率分析においては生存曲線の差の検定を良く行います。医学の1つの特徴かも知れませんが、極めて小さい標本での生存率検定を行うことがあります。2つの生存率の比較ではKaplan-Meirer法(K-M法)と、その差 LogRank検定が良く用いられています。K-M法は医学での小標本に適した方法と言えるでしょう。ほとんどの統計ソフトには生存率の分析法として載っており、簡単に生存率の分析が出来ます。また、「打ち切り」を表現できるのもK-M法の特徴と言えるでしょう。この様に、統計ソフトを使えば簡単に生存率の分析が出来ますので、大標本に対してもK-M法で行うものですから「打ち切り」のマークが無数に付けられた事例を目にすることがあります。

K-M法は50例くらいの小標本に適用されてはどうでしょうか。