統計ブログはじめました!

各専門分野の統計技術、方法、テクニックなどを気ままに分かり易く例題をもとに解説します。

独立業務請負業(22)

2006-01-25 15:32:03 | 通販・買い物

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情報統計研究所(ISL)のご紹介

父の店は益々の繁盛で父の妹達が手伝いにきていました。私は父の妹の「さわえさん」の世話になっていました。
金毘羅さんの急な石段に沿って立ち並ぶ土産物店の家は石段側からは平屋でも家の構造は階段状になっています。
ある日、私はこの階段を頭から「コットン、コットン」と転落し意識を失います。
病院は石段を下りた街中ですので、父は私を背負い必死で石段を駆け下りますが、
この時ほど石段がいかに多いか実感したそうです。父の後を母が、職人達が駆け下りて行きます。
回りの土産物店のご主人達も何事かとこれに続きます。
病院に着いたとき、私は大声で泣き出し事なしで済みましたが、
父の妹である「さわえさん」は私が死んだら自害するつもりで懐剣を前に正座して帰りを待っていたそうです。
この時の話は何度も聞かされました。


独立業務請負業(21)

2006-01-06 16:09:43 | 日記・エッセイ・コラム

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情報統計研究所(ISL)のご紹介

実家と言っても「現直し」の近所ですので、父を困らすために実家に帰ったくらいのものです。
母がいないのを良いことに、父は芸者を家に呼んで遊んでいたようですが、
ご近所の人が、母に「高島田」(芸者さんのこと)が出入りしているよ」と告げ口したものですから、
母も家に帰って来ました。
その頃の私は、お店が大層に忙しいものですから、
「ネーヤやとボウサン」(女と男のお手伝いさんのこと)に面倒をみてもらっていたそうです。
お昼は決まって金毘羅さんの公園で食事をとっていたようです。
その当時のピクニック用品が最近まで残っていました。
ところが、このネーヤとボウサンは私の世話などに構わず、抱擁の最中を近所の人に見つかってしまいます。
近所の人のご注進でネーヤとボウサンは解雇されるのですが、
ここでは父の粋なはからいで、二人を結婚させ相応の退職金を与え里に帰します。
そんなこんなで大将の父の株は多いに上がります。