中学生になると、小学生の時の「算数」が「数学」となり、胸の高鳴りを感じたもです。同時に「英語」や「理科」や「社会(含む歴史)」も学ぶようになりました。さらに、国語の時間がとても楽しく、部活も楽しいものになりました。
中学1年生になってしばらくして、理科の先生に放課後、「俳句」というものがあり、俳句の詠み方を教えてくださいました。俳句を詠むには「季語」を覚える必要があることと、「五、七、五」の計17文字の最も短い詩であることを教わりました。それまでは俳句とは何かを全く知りませんでした。理科の先生は俳句が趣味だったのかも知れません。
俳句の詠み方を教わると、何だか自分でも俳句が読めそうな気がして、俳句を詠んで先生に見て頂くと、俳句になっているとのことでした。早速、俳句を詠んで、当時、中学生が読む「中学生コース」という雑誌に投稿しました。驚いたことに、私の投稿した初めての俳句が全国の「特選」に選ばれ、雑誌に掲載され、賞品としてアルバムまで頂きました。「あれ~、自分でも俳句が詠める」と、思いそれ以来俳句を詠むようになり、地方新聞の文芸欄に投稿すると、採用され新聞の俳句欄に掲載され、謝礼に映画館の入場券を頂きました。定期的に映画を楽しめたのもとても良かったです。
理科の先生に俳句を教わったおかげで、俳句を趣味の一つとし、今に至るまで日々楽しんでいます。後にエンジニアの道を歩むようになりましたが、趣味の俳句を通し、花々や昆虫や動物たち、自然界を観察する習慣が身についており、身の助けに大きく寄与しました。とういいますのは、そうした観察眼から、エンジニアは自然界に供えられている諸法則・神の備えの法則の利用、活用させていただいていますので、美しさや秩序正しさを学び、応用できたのです。神の法則の備えの学びには終わりがありません。ですから、理科の先生との出会いで、俳句の詠み方を教わったことに深い感謝の念を抱いています。
郷里に帰り、今でいう「テレワーク」、当時は「在宅勤務」でのお仕事をさせて頂くことになり、いつもNHKのラジオ番組を楽しみながらの仕事でした。当時、そのNHKのラジオ番組に「ラジオビタミン」という番組が、視聴者の俳句や詩やエッセーを紹介していることを知り、俳句や詩やエッセーを投稿しておくと、長い間紹介して頂き、とても嬉しい経験をさせていただきました。
この経験から自分の専門分野以外の絵や文学や書やスポーツやカメラ等々の趣味を持つことは、新しい発見があり、人生の幅を広げ、楽しい人生を歩むことができ、幾つなっても喜びの多いものになることを学びました。
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カマキリの 子供車に 乗りており 今日の一句
車のボンネットに乗っていた「カマキリの子供」