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東野圭吾さんにハマりました。
「容疑者Xの献身」があまりにもおもしろかったので、
これ以上ものはあとは期待しないでおこう、と思ったのですが…
!!!
違った!
これもすっごくおもしろかったです。
「容疑者・・・」と違って、読後感は爽やかです。
父が受けた手術において、意図的に死に至らしめられたのではないかという疑念を、子どものころから持ち続けていた有紀。
有紀はその病院で、その手術を執刀した医師の元、研修医として働くことになります。
そこへ、病院とは関係ない…ただし入院患者にある思いを抱く者からの、病院への破壊予告。
善人の中の悪人。
悪人の中の善人。
こんな要素でストーリーは展開すると思っていたので、その点で裏切られましたが、
誰しも何らかの使命を持っているというテーマはとても共感できます。
それがとても言いたいということはわかりますが、
”使命”がたくさん出すぎる感ありです…。
それでも、息をも付かせぬストーリー展開はさすがです。
またまた一気読みに近い感じでした。
”破壊”を遂行しようとする犯人と、
その中で患者を守ろうとする病院職員たちの奮闘。
犯人の動きがわからないまま、ある患者の手術が開始されることになり…
その後電気系統が破壊され、次々と難題が突き付けられる中での最大限の工夫と努力。
執刀医師の体内から絞り出るエネルギー。
とても読み応えがありました。
素晴らしかったです!
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