神が宿るところ

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飯郷作遺跡

2013-12-14 23:32:33 | 古墳
飯郷作遺跡(いごさくいせき)。
場所:千葉県佐倉市下志津263(佐倉西高等学校の住所)。京成電鉄本線「ユーカリが丘」駅の東、約1.3km。佐倉西高等学校の中庭に保存されている。駐車場なし。
「飯郷作遺跡」は印旛沼の南岸の台地上にある遺跡で、佐倉西高校建設に伴う発掘調査により、前方後方墳2基、方墳4基、方形周溝墓23基、竪穴式住居跡109軒、掘立柱建物6棟が発見されたもの。このうち、前方後方墳1基、方墳2基、方形周溝墓5基が県の史跡に指定され、墳丘が復元・保存されている。特徴的なのは、弥生時代の流れを引く方形周溝墓と、古墳時代初期の方墳、前方後方墳(4世紀前半?)が同居していることで、墓制の変遷を知るうえで重要な意義を持つとされる。因みに、前項の「根上神社古墳」の東、約5kmの距離にある。


(公財)千葉県教育振興財団文化財センターのHPから(佐倉飯郷作遺跡)


写真1:佐倉西高校校内に入ったところにある案内板。遺跡保存のため、遺跡を取り巻くように校舎が建てられている。なお、見学の際は、高校の受付にどうぞ。


写真2:「飯郷作遺跡」。遺跡の東側(この写真の奥)は台地の端(標高20~21m)で、その下の谷部分(標高8~9m)に高校のグラウンドがある。高校の前の道路を東側(谷側)から走ってくると、古墳が浮かび上がって見える。


写真3:前方後方墳(2号墳)。全長約30m、前方部幅約9.2m、後方部辺約18.5m 


写真4:方墳2基。写真では少しわかり難いが、手前が4号墳、奥が3号墳
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