早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密


国内外美大デザイン受験指導32年約1000名累計合格率89.9%
/早稲田建築AO他10年指導コーチング

「建築入試AOで合格するための13ステップ」 NO.8-B・・“建築と意匠・デザイン 

2017-02-27 16:35:56 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

NO.8-B・・・“建築と意匠・デザイン 

デッサンとドローイングの2つの意図と表現技術の必要性“

 歴史に残る日本と海外の建築デザインに見る意匠と意図は、全てイメージが起点であり、それが絵画や彫刻、そして広告や生活を美しいパッケージデザイン、グラフィックデザイン、Webデザインや情報デザイン、空間造形分野の建築、インテリアデザイン、都市計画、あるい映像表現

である映画やCM、appleやポルシェ、椅子や照明器具など工業製品などのプロダクトデザイン、ファッション、デイズニーランドなどの大形商業施設、美術館でもポンピドーセンター、あるいはフランク・ロイド・ライトが設計したNYグッゲンハイム美術館や最近では、フランクゲイリーのグッゲンハイム・バルセロナなど、前衛的な建築芸術作品が注目されています。

 これらのデザインの最初はデザインする人の頭の中のイメージをまず紙に描くことスケッチして、そのアイデア素描(アイデアドローイング)がサムネール・スケッチでありマスタ−・ドローイングとも呼ばれます。

 言葉でいくら説明しても分からない世界が視覚表現領域では、スケッチが

人に考えを伝える唯一の手段であり方法なのです。線や量感を伴い平面(2次元)である紙に立体(3次元)のイメージを描く専門的技術です。

 だから、とにかく最初は自然物や身の周りで興味があるモノを観察して描く練習をする事がスタートラインです。沢山描いてゆく事でだんだんと

頭の中に浮かんだイメージやインスピレーションを描く事が簡単にできるようになります。ここで受験生の描いた“木の枝”と私の描いた“動物“の素描を添付します。

 

➡ 高橋 順一 公式サイト(公開)

 https://www.junichitakahashi.info/index.html

 早稲田建築AO/サイトアドレス

https://kenchiku-ao1.xsrv.jp/

 美大合格塾サイト

https://www.bidaigokaku.com/index.html 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「建築入試AOで合格するための13ステップ」 NO.8 ・・・・・・・“建築と意匠・デザイン 

2017-02-27 16:35:56 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

NO.8 ・・・・・・・“建築と意匠・デザイン  デッサンとドローイングの2つの意図と表現技術の必要性“ を紹介していきましょう。たった2つの違いを知り、 描き分けるだけです。

1. はじめに建築の意匠とは何なのでしょうか?

【芸術的視点】・・・・ダビンチは「人間は死ぬのが当然だ、しかし芸術はそうではない」また、彼女(建築)は、その基本的な原理、つまり意匠によって、建物をいかに眼に心地よくするかを建築家に教える。

【科学的視点】・・・・・・両腕を横いっぱいにのばすと、はじからはじまでの長さは身長と同じである。

2. ドラッカー「未来を予測する最良の方法は自分で作りあげること」

 この言葉は、早稲田建築AO入試が求める事が当てはまります。 「芸術的な美」と構造や工学などの「構造的な美」の両方が調和しないと、世界で一つしかない美しい外観や奇抜な外観を表す意匠と、複雑な構造計算や都市における規制をクリアする法的なしばりのなど、両方の融合が求められます。また、材料、運搬、各種の専門業者を目的の期日に合わせたできるだけ最短の行程と予算に治めるマネージメント、完成後における世の中に知らせ広めるプロモーションと広報なども関係してきます。こういう実務的な事の基本は大学で効率よく体系的に学ぶことができます。

そういう実務的な事もありますが、スタートラインにいるただ1度のあなたの人生で好きな道を選び、自分の心の中にあるまだ見た事のない世界の価値観を創るという、創造的想像力の世界を形にするという毎日生きている間に、異なる世界に旅立つワクワクする冒険の旅を選ぶ事を決める事です。アートやデザインというクリエイテイブ関連の世界では同じ仕事はないからです。

あなたが創造した総合芸術である建築という仕事を通じて都市を変え、環境を住みよく楽しく美しくして、人々を感動させて社会貢献できるからです。そしてその作品に人が住み、活用して毎日を豊かなものにして、心地よい刺激を与えて心を豊かに平和にするという一生をかけてやりがいがある世界だと思います。

だから、さまざまな身の周りの自然を描き、美術や音楽、文学などの心を豊かにするものから、構造の美しさと外観を形作る全体と細部の調和や形態と雰囲気や気品、そして自然の色彩の美しい調和を自らの眼で再発見するのです。

自分の手で絵を描き、デッサンやドローイング(素描)など自分の目と手と頭を信じ自分だけの世界を 構築して行く旅をスタートしてください。私はいつでもあなたの夢を叶えるお手伝いする準備ができています。

 

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「建築AO入試で合格するための13ステップ」  NO.7”作品ポートフォリオが差別化への前提

2017-02-25 08:08:55 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

NO.7”作品ポートフォリオが差別化への前提

 

全国から成績優秀な優れた頭脳が集まる中で

15名程度に選抜されるには、学科力メインの

受験校こそ空間表現が他の受験生との差をつける

ところである理由です。

 

1.なぜ空間造形力とか美術作品が必要なのか?

 

理由は学科だけの点数では、早稲田建築科がめざす「建築芸術家」

を育成する事は難しく他の、実技のない工学系建築科と差別化が

できないのです。合格者の堀井君のアンケートをのせますので

読んでください。

 

2. 何をやらなければいけないのか?と言うことはもう一度

復習ですが、一次ドローイングのための遠近法の知識と演習。

自然物などの絵を描く事の必要性は、この一次ドローイングの

 

出題問題では、人間や植物、海や山、都市(世界の)、あるいは

家の中と外観など、どこからどういう出題文がでるか分からない

からです。

 

専門的に言うと”想定デッサン”なので、全て自分の頭の

中で想像して、その形を絵で表現できなければならないからです。

 

対応はふだんからスケッチブックやクロッキー帳(素描用)など

を持ち歩いて、身の周りを描くようにすると良いでしょう。

うまい下手は気にせず、北斎の北斎漫画やダビンチのスケッチなどを

 

見て参照にしてください。両方共に基本的には線描です。鉛筆やコンテ

あるいは色鉛筆でもいいですが、基本的には鉛筆をHBから6Bぐらいまで

をそろえて、練りゴムとカッター、あるいは芯削り(美大受験では使いません)

 

3.学科だけに偏らずに、1次ドローイングのための練習と、2次PR資料に

入れる立体構成作品や建築模型制作を、ライバルよりも早く一週間の予定表

(フローチャート)に組込む事です。 工程表の参考ピクトグラムを入れますので、自分のスケジュール表に無理のないように当てはめてください。

この工程表は以前の創成入試は1次ドローイングが先にあり、それに選抜されないと2次PR資料の郵送と面接が受けられない時の工程表ですが、考え方は同じです。行動する自己管理表でもあり、進捗を自分でチエックできるからです。

 

下記に私のサイトを記載しますので、ご覧の上

質問等があれば、サイト内の問い合わせのページから

問い合わせください。

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「早稲田建築AO入試で合格するための13のステップ」:NO.6 ”秘密の鍵−5つの前提条件”

2017-02-23 09:35:14 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

NO.6 ”秘密の鍵-5つの前提条件”

 

第一にデッサン力:客観的描写力のデッサン作品の制作

         与えられた問題の読解力と新しい解決

         する提案とアイデアを素描できる表現力。

 

第2に空間的造形力における表現力とセンスおよび発想力:

         立体構成や建築模型作品制作とその作品撮影

         自己PR資料(リーダーシップ力+アート系および

         立体・建築模型/空間造形作品)

 

第3にプレゼンテーション能力:自己の内面的な価値観や世界観を言葉と

         造形作品による視覚的立体造形で表現する能力。

         熱意あふれる自己PR能力とリーダーシップ力および

         芸術系美術空間造形能力を表す立体・建築模型等の

         専門領域への情熱と将来への建築家としての積極的心構え

         の有無。

 

第4にリーダーシップ能力:

         小学校、中学校、高校までの部活や社会的貢献や

         海外留学などの活動履歴の記録、写真、証明など

 

第5に基礎学力: 数学や物理などの論理的思考能力や、必ずしも

         それら理系科目が苦手でもそれに代わる、芸術的

         能力などがあれば、それらを表した作品集等。

 

下記に私のサイトを記載しますので、ご覧の上

質問等があれば、サイト内の問い合わせのページから

問い合わせください。

 

 

 

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”早稲田建築科AO入試で合格するための13のステップ: NO.5「アーテイストへの変身とドローイングスキルの修得」”

2017-02-22 10:46:33 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

NO.5「アーテイストへの変身とドローイングスキルの修得」”

 

第一に前に話した、アインランドの”水原”を読む事で

意識が完全に「建築芸術家」に変身できるだろう。

 

第2にドローイングスキルを学ぶ。美大は各専攻でデッサン

(客観的描写)力をベースに、ファインアート(純粋芸術系)

絵画(油絵、日本画)もデザイン系でも、それに加えて色彩表現

を学ばねばならない。

 

立体系はファインアート(純粋芸術系)彫刻、工芸とデザイン系

インテリア、プロダクト、建築、環境、などがあるが、立体造形

の形体デッサン力(彫塑、立体構成)を学ばねばならない。

 

第3に情報デザイン系や早稲田建築AO入試のドローイングは

主に”アイデアスケッチ力”の修得を目標とするが、建築という

分野なので、立体造形としての外観/意匠の表現力と、内観(空間)

を描くことが仕事になるので、

 

やはり基本的な遠近法である、外観における2点透視・遠近図法と

内観を描く1点透視・遠近図法の基本とスケッチできる表現力が

最低必要である。私は今まで建築完成予想図で一番美しい

 

レンダリングはフランクロイド・ライトの、落水莊やグッゲンハイム

美術館があげられる。大学入学後はコンピュターやキャドでの作業

に移行すると思うが、最初に自分の頭の中に浮かぶイメージを描くのは

 

やはり、アートやデザインという創造的な仕事は、自分の手で描く事

からスタートするのが、真理である。だから、建築科を受験するにせよ

美大を受験するにしろ、やはり、対象を良く観察して描く事から、大自然に

 

おけるさまざまな生き物の形体や素材の質感、生命観などから美的で普遍的

なインスピレーションを受け、まったく新しい創造物をつくることが

芸術家である仕事への最初の一歩であると言える。

 


”早稲田建築AO入試で、合格するための13のステップ NO.4 たった3つの事ができればいいのです”

2017-02-20 11:48:51 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

早稲田建築AO入試で、合格するための13のステップ NO.4

たった3つの事ができればいいのです”

 

最初のストーリーは「眼と手と頭」の3つを自然に協調させる事です。

 

 第一に必ず合格すると言う目標をもち、「芸術的建築家」になるという

意識と心構えをもつことです。ヒントは前に話したアインランドの”水原”を読む事です。

これはフランクロイド・ライトも読んで絶賛した本で、若い建築家を志す人には

必ず読んで欲しい本です。

・・・・・・あなたの心で本の主人公からのメッセージを聞くことです。

 

 第2に「あるテーマを選択して、そこからあたらしいイメージの言語を紡ぎ出すこと」

この最初のことばによるさまざまな創造を試みてください。

それは、新しいユニークなイメージを感じるか?これができれば、

あとはそれのイメージを素描するだけでいいのです。

 

これはアイデアドローイングとも言いますが、ラフスケッチのもう一段前の段階です。

また、早稲田建築AOや一般の筆記(実技)試験で考査されますので、必須条件でもあるからです。

 

第3に総合芸術といわれる建築科を受験するのだから、空間や立体などを

自分の考えや価値観を3次元立体を空間に具体的に表現するための「デッサン力」

と3次元立体を具体的にする「立体造形作品制作」の両方の表現技術を学ばなければなりません。

眼で考えそこにあたらしい美があるかを感じることです。

 

目標を決め心構えをもち、頭を使い新しいテーマを紡ぎ、そしてそれを視覚的に

眼と手を使い具体的に、”絵や立体・けんちく模型としての構成物”に落とし込む

だけでいいのです。

 

あとは、それらを自己PR資料に自分のアート系や建築作品集としてまとめるだけです。

それを面接で自分の考えを言葉だけでなく、具体的な事例として使い入学後の自負や、

将来への抱負として自己アッピールすればいいだけです。

 

早稲田建築AO/サイトアドレス

https://kenchiku-ao1.xsrv.jp/

 


「早稲田建築AO入試ほか合格するための13のステップ: ”芸術的建築家へ変身するための”ここだけの秘密の心構えとは?”」

2017-02-19 12:20:38 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

「早稲田建築AO入試ほか合格するための13のステップ:NO.3

”芸術的建築家へ変身するための”ここだけの秘密の心構えとは?”」

 

また、他の大学建築科で空間造形実技入試やアート系作品提出を義務づけている

大学を受験し、合格して将来は国際的に活躍したいと考えている受験生にアドバイスを

したいと考えています。

 

まず、第一に受験生として第一志望は……大学の建築で….、次は……大学の建築で…などという

発想で生きている人はまず、将来は世界的に活躍する建築家にはなれないと思います。

それは、上場企業でサラリーマンとして定年までの人生を選ぶと言うことであり匿名性に

準じるということです。

 

さて、質問ですが20世紀建築家の3大巨匠である、フランス人建築家コルビジェ(国連、ブラジリエ、ロンシャンの教会、ドイツ人建築家、ミースファンデルローエのCHICAGOやNYの鉄骨とガラスの高層建築 、アメリカ人建築家であるフランクロイドライトのグッゲンハイム美術館にみる、美術彫刻的な”美”である美しい芸術的建築などがあります。

 

私は受験生ではなく、一人の唯一のスピリットとしての自己表現をとても大切にしています。

我が国が今までの指標としていた、”改良的想像力”の失われた20年の間、アメリカは金融をはじめ

新しい市場としてのインターネット産業を独占しています。これは、単に”改良的想像力”ではなく、

 

”創造的想像力”の発想の差であると、あなたは思いませんか? 過去に答えを求めてもそれは無理な相談で

真理は全ていつも変化しているからです。時代もまた全ての価値観もそうです。

 

普通の受験生を、芸術的建築家に変える方法として、私はさまざまな方法を試しましたが、今は

この2つだけを必ず読んでもらいます。これは建築受験生は学科の勉強を優先していて、芸術的建築とか

空間造形とか、まったく美術とはかけ離れた生活を日常的にしているからです。美術の専門家からみると

 

まったくおかしな話しな訳です。ダビンチがいくら総合芸術の話しをしても、とうの本人がまったくそういう

美術の専門領域を勉強せず、”構造的な美”を叫んでもそれはすぐに時間という、審判の中でメッキがはがれてしまいます。

 

 

私が建築科受験生に必修としているのは、

第1に、「西岡常一の木のいのち 木のこころ/法隆寺を支えた木」➡ 日本人としてのアイデンテテイ

第2に、「アインランドの”水原”」➡ 単なる”工学的建築”でもなくポピュリズムとしての迎合ではない真に社会に役だち、そこに住まいを利用す人達の、心豊かな独創的な機能とシンプルで美しい空間としての”芸術建築家”の思想あるいは、思考はどういうものか? それらを、単なる受験生から芸術建築家へと変身するとても大事な、みそぎとたとえています。

 

やり方だけを知っても、長い間ではうまくいきません。コルビジェもミースもライトも、....

コルビジェは第2次大戦後、ナチスに強力した罪で国民から弾劾され、ミース藻ヒットラーの親衛隊との葛藤で、アメリカに亡命しています。ライトもまた何度も顧客との裁判で破産しています。そういう個人的なつらい経験をのり超えて、彼らは自分の信じている“建築への自己信念”をかたちにしたので

す。それは自分の魂の問題であり、信念や自尊心でもあり、自分がこの世に存在している理由でもあるのです。

 

 

 

 

 

 

 


【早稲田建築AO入試に合格するための13のステップ➡2:「視覚人間」について】

2017-02-19 12:17:23 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

【早稲田建築AO入試に合格するための13のステップ➡2:「視覚人間」について】

 

「視覚人間」について。

 

この言葉を初めて知ったのは、20世紀の3大建築家の一人である、ル・コルビジェのエッセイだった。彼は自分が「視覚人間」なので、建築家とう非常に社会的制約が多い仕事だけでは、精神的に生きていけないと感じていて、1日の昼までを画家として考え数多くの作品を制作した。つまり、一日を二つの人格でこなしていた。

 

ビジネス用語で云う”マルチタスク”である。私はレジェとかの世界観と同質に感じるが、そういう全て自由に芸術家=画家として考えることを、人生の第一優先としていた点はとても共感する。

 

私は32年間を国内外の美大デザイン全科を主に受験生などを指導してきて、2009年事情で閉校したあとは、Web塾・洋々で早稲田建築AO入試空間造形担当講師としてお手伝いさせていただいている。

 

今回は、テーマの「視覚人間」ということと、建築家つまり空間造形と社会的な制約(各種の建築規制)との関係で、工学的な構造と芸術的表現との融合という点を私なりの考えを書いてみます。

 

早稲田建築科は「工学的建築」と「芸術的建築」を融合した「総合的芸術建築家」を教育目標にしていて、むかしから、美術能力を考査するために”デッサン” 今は”ドローイング”とそれに関連した美術的作品や空間・建築模型などの造形作品は、自由に自己PR資料の中に入れて自分をアッピールする事が許されていて、昨年からは

 

理系の学科である、数学や物理などの教科の成績が良くない文系/特に美術に才能がある受験生にも、大きく扉が開かれているのが特筆である

 

美には「構造的な美」と「詩的想像的な美」がある事を先回書いたが、その事を20世紀現代建築とそれ以前の特に「創造的想像力のある建築」作品を簡単に述べてみたい。これが一番要求されるのが建築家と言える。今までの我が国の建築は建築免許制度の関係もあるが、ほとんど建築基準法に準じていても外観も総合的な雰囲気もまた、特徴のない構造の建物が無数に創られてきている反省もあるのかも知れない。

 

私は20世紀建築家の3人である、フランス人コルビジェのコンクリートづくり「ロンシャンの教会」、ドイツ人・ミースファンデルローエの「鉄とガラス」とアメリカ人・フランクロイド・ライトのコンクリートづくり「グッゲンハイム美術館」をそれらの2つの美という点であげてみたい。

 

コルビジェはコンクリートという可塑性の材料で主に直線的な構造と、モヂューロという黄金比~ダビンチの人体比例からの、さまざまな人体の部位からの矩形比率を割り出し、それを黄金比に落とし込み体系化して国際特許を取得し、キューリー婦人のようにそれを自分自身への富の形成には向かわずに公開特許とした。

 

 その「ロンシャンの教会」はほとんどの直線構成と構造を持つ都市での建築群とは異なっていて、とても暖かみのある、自由なのびのびとした美的自由さを感じる。機能的には教会であるが外部空間と内部空間の境界がなく彫刻的であり有機的な造形だと感じる。

 

 

シカゴのミースファンデルローエはドイツバウハウスの学長に当時のヒットラーの美大の介入に嫌気がさしてアメリカに渡ってイリノイ工科大学建築科主任教授になったが、特徴である「鉄とガラス」の建築は、「ガラスを人体の皮膚にたとえ-明るい壁」とした。自身が述べている欧州の建築の歴史である、”石の積み立て構造”か

らくる、内部空間の暗さと重さを嫌い細い鉄とガラスの融合によりそこからの開放を成し遂げた。

 

 むろんアメリカのニューヨークやシカゴにみる20世紀建築の高層化構造を可能にし温度差の空調化は、それに伴い発達したが最初の構想ビルを発表したのは1936年であり、この時は高層化構造や空調化はまだ表れ完成されてはいなかった。つまり、建築家の頭のなかの想像図といえる。

 

フランクロイドライトのコンクリートづくり「グッゲンハイム美術館」もまたNYのランドマーク的な構造といえるが完成までに約20年も費やしている。ライトは石、木材、ガラスなどで、細部にわたり美術工芸のような

室内インテリアや家具、什器をオリジナルで設計したことで知られる。

 

 これは有名なシドニーの有名なコンクリートづくり建築”オペラハウス”でも同様に長い期間が費やされている。これは現代のようにコンピューターによる構造解析がまだない時代でもあり、大きな複雑な曲面を巨大な質量のあるコンクリートで作成するのだから、巨大な彫刻を創るのと同様に非常に難易度の高い工事であった事が分かる。

 

私はイラン人女性建築家のザハ・ハデイットは、初期のロシア・アバンギャルド的な世界観から、後の自在な女性的感性をいかした独自の建築的世界観を構築したが、これなどはフランクロイドライトの「グッゲンハイム美術館」系における曲面構造の、「構造的な美」と「詩的想像的な美」融合した「創造的想像力のある建築」作品と

いえる。

 

つまり、「視覚」で感覚的にとらえて自分の内面的な感性や価値観を、絵にしてそれを具体的な超大形の空間造形的な建築作品に落とし込んでいると言える。これはアメリカの86才の建築家フランクゲイリーや昨年103才で他界したブラジルの偉大な建築家”オスカー・ニーマイヤー”などにもみられる。

 

画家ではシュールリアリストであった、キースラーの建築ドローイング”繭の家などにも自由さが共通している、

 

私は、世の中2つの考え方の人間がいて、理屈や論理で全てをとらえている人と、絵や音などのイメージで感覚的に物事をとらえている少数の人間がいると思う。これは我が国では「理系」と「文系」にわけて、現在の政権では生産性や国益になる「理系」を優先し、個人や家族などの幸せよりも社会すなわち、日本全体株式会社を更に推し進めよとしているように見える。海外で言われる”年金社会主義の国”で同質の価値観を最大優先化する….

 

しかしこの失われた20年という経済的側面をみても、経済、金融、社会インフラにおけるITなどでは圧倒的にアメリカに遅れてきたことは、この我が国では「理系」と「文系」だけではもはやダメで自由な発送を持つ、第3の我が国独自の「アート・クリエイテイブ系」が次のチエンジリーダーとして、前提として求められいると痛切に以前から感じている。

 

 


「早稲田建築AO入試に合格するための13のステップ」 “人生のブループリント”

2017-02-18 10:00:06 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

「早稲田建築AO入試に合格するための13のステップ」

“人生のブループリント”

 

第2次選考選考の概要:実技試験」提示された問題課題について、鉛筆によるドローイング(テッサン)と、文章説明による提案表現を行う。

 

■早稲田大学理工学部建築AO入試(創成入試)入学試験選考基準は

·建染芸術分野と建楽工学分野から構成されている。

 

➡ 建築史=学者を目指す人。

建築表現や技術、社会と建築を幅広く学ぶ。しかし実務家ではない、あくまで学者である。あくまで学者を目指す人向けなので理論系である。

 

➡建築計画は建築家として活躍したい人向けで、建築家として究際の活躍している教員が、国内や海外で活躍する建築家養成を目指して設計演習を行う。

 

 一般管理職や対人営業や販売関係は苦手だが、クリエイテイブ系で地道に学ぶ努力は継続出来る人向け。まあ人生一回だし職人気質みたいな生き方がいいかなと思う人向けであるとも言える。しかし大企業で涸人では出来そうもないことを、やりたいし集団で大きな目標を達成するのが好きな人は、卒業時にはゼネコンなどの設計室という選択もある。

 

 今回は、自分が将来は自分の建築事務所などで生活して行きたいと思う人、あるいは大きなゼネコンの設計室で150人から250人もいる部署つまり、テクノロジスト・サラリーマンで退職まで勤くか?または有名な建築家設計事務所などの所長のもとで最初は学び、将来は独立したいと考えてるか。

 

まあ今は、尚校生で受験するのでそういうことはまだ考えていないと思う人も多いと思うが、人生は一度だから今のうちに,自分の未来を大きな目でみて、設計図すなわち人生のブループリント(青写真)を考えて自分の人生をデザインしておく事を薦める。

 

下記に私のサイトを記載しますので、ご覧の上質問等があれば、サイト内の問い合わせのページから

問い合わせください。

 ➡ 高橋 順一 公式サイト(公開)https://www.junichitakahashi.info/index.html

 ➡ 早稲田建築AO/サイトアドレス https://kenchiku-ao1.xsrv.jp/

➡ 美大合格塾サイト https://www.bidaigokaku.com/index.html 

 


“受験生の悩み:早稲田建築AO入試の2次選考での自己PR資料提出について、美術系デッサン立体造形や建築模型へのアドバイス”

2017-02-17 10:33:23 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

 

“受験生の悩み:早稲田建築AO入試の2次選考での自己PR資料提出について、美術系デッサン立体造形や建築模型へのアドバイス”

 

質問:

 何を提出していいか分からない。模型を作るにしても、何でどうやって作ればいいか分からない“

 

早稲田建築AO入試の自己PR資料制作の中のアート系作品や立体構成や建築模型あるいは、横浜国大実技入試の立体構成課題では、美大立体空間系のデザイン科や、建築科などと同様に入試会場での短時間での制作が行われます。

 

では、これらを採点する大学側の採点基準にはどういうものがあるのでしょうか?

 

  1. 作品のテーマや新しいコンセプトの提案と整合性がとれている。
  2. 360度どの方向から見ても、バランスが取れ美しい立体のかたちを感じる。
  3. 作品の造形センスと若い感性を感じる。
  4. 手仕事の完成度が高いものがある。
  5. 作品の全体感と動静(美的躍動感やリズム)造形における構造性
  6. 直線でも曲線でもアイデイアが新鮮な独自性を感じる、発想と造形感覚。
  7. アイデアドローイングから立体表現までのプロセスと

発展と、完成までの思考と手の感覚に洗練が感じる。

 これらは、実際にはやはり数多くのアイデアを絵(素描)のかたちにする訓練をふだんから行う事が必要です。美大受験生のように毎日のデッサンや、色彩や立体の課題を数多くやるのは、たぶん3年生で建築科への進学を決めた人の多くは、学科の勉強でなかなかこういう、

 

自分で美術系の空間デッサンや立体、建築模型を制作する事は難しいと思いますが、

定員の人数をみても非常に少ないので、ドローイングの過去問題への解答や上記の

アート系作品を早稲田建築AO入試の自己PR資料の中に入れて、入試に自信を持って

望むようにしてください。  

 

また、私のサイトにも受験する人は問い合わせてください。

 

https://kenchiku-ao1.xsrv.jp/