さて、もう8月もあっという間に終わりました。
ドローイングや自己PR資料の制作やそこに入れる、”アート系作品のデッサンや立体構成”や
”創りたい建築などへの記述や建築模型”など、建築へのあなたの夢や情熱が一杯詰まった自己PR資料
などの制作や、”1次の志望者自己報告書の志望理由書”や、”入学後の抱負”、活動実績、推薦状、そして”1次の筆記(実技デッサン・ドローイング)”なども、完璧に用意できていると思いますが、まだ、
”1次の志望者自己報告書の志望理由書”や、”入学後の抱負”などができていないひとは、アドバイスをあげますので参照してください。できたら親戚の建築家の人や高校の先生や塾の先生や予備校の先生などに見てもらってください。
なぜ志望動機(自分が、その大学に入りたいのか?)と
優れた志望理由書(自己推薦書)「志望大学が、なぜ自分を入れるべきなのか?」がAO試験で必要なのか?以下に述べます。
- 建築科は専門領域が”工学+美術造形”なので持参した作品と自己PR資料(作品ポートフォリオほか)全体の質がその大学が求めるレベルの質があれば合格しますが、面接とプレゼンがありますので、
- 自分の内面的で抽象的な世界観やビジョンなどを、建築科という前提で、明確に言葉と絵画作品などの視覚的イメージ(図像)で事前に表現化することで、感覚的な面と論理的な異なる両面が統一した整合性でデザインするからです。これは潜在意識と顕在意識の両方がある全脳思考と言います。
これにより二次筆記実技と面接試験でプレゼンを行い自己PRと面接に対して自信を持って望むことができます。
・自分の今までの自己分析や、志望校との関連ずけ(早稲田建築学報をamazonで購入する)、リサーチする事です。オープンキャンパスなどの進学相談や公開授業参加で教授や在校生から直に話を聞くことなども授業や研究テーマなどを聞く事も大事です。主任教授の著作を全て読む事も他の受験生との差別化として有効です。
➡大学が求めるもの:
総合力:建築への情熱や夢(志望理由【自己推薦書】があり、第一志望であること。
自分ならではの独自な世界観(ビジョン)がある。
美術や建築への情熱と基本的教養、個性、意欲、将来性)などを兼ね備えている。
■「自分とは何か?」と言うと、下記の4つの集合体です。
志望動機書と志望理由書を書くにはmどうしても必要なことであり、
また、自分の制作する作品の中核を示すものでもあるからです。
では自分ならではの「世界観」とは何でしょうか?
1 過去の自分 ➡ 2 現在の自分 ➡ 3 入学後の自分 ➡ 4 未来の自分
自分の過去を見つめ 現在の自分 現在の自分を踏まえて自分はどういううまくいったことや 過去を踏まえて自分はとがしたいか?数年後か数十年後に挫折などそこから得たどんな人間か? 残りの人生で何を成し遂げたいのか
考えや何を学んだか? ・個性、持ち味、適性、死後にどんな存在であったと認識評価、資格、性格、感心されたいのか?
問題意識はどんなものか? ・強みや弱み、好きなこと、苦手なこと?
3 の「志望大学とのかかわり」とは?志望理由書(自己推薦書)に
1番関わりがあります。なぜならば、下記の2つの要素に答えられないと合格はできないからです。
- 自分が早稲田大学建築科に入学する必要性をアッピールする事。
・すなわち、「自分が(志望校)に入学する必要性」を示すためには
自分の建築への情熱と早稲田大学建築科でなければならない理由(研究室の内容、授業、留学システム、他の学部への選択授業参加)、自分の強み(過去の活動履歴等)などを明確にする必要性があるからです。
・そのためには、たとえば以下のような要素を盛り込む事が必要です。
A. 未来と現在のギャップ(将来の目標を達成するために、今の自分
や、大学にないもの)を明確にする。
B. A.の全部/一部が、志望大学においてしか埋めることができない
早稲田大学建築科で埋めるのがもっとも合理的
C. B.について、具体的な学習計画を有している事を示す。
■志望大学が入学させる必要性
志望校があなたを入学させる必要性を示すためには、他の受験生との差別化を図る必要性があるからです。言い換えると「なぜ他の受験生ではなく、自分を合格させるべきなのか」を明確にしなければなりません。
その為には、たとえば以下の要素を盛り込む事になります。
A. 自分が”早稲田大学建築科のアドミッションポリシー(求める学生像)に適合
した人物”であることを示す。文章(志望動機・志望理由)、2次ドローイング
作品や自己PR資料(アート系+立体造形作品等)、プレゼン、面接などで示す。
B. 早稲田建築科への貢献可能性、すなわち、「自分を合格させる事で、在学中/卒業後に、大学に対してどのようなメリットが生じるのかを示す。」
以上の事を踏まえ、志望理由書を書くための4つのステップを踏みまずは書き出してください。
■第一のステップ:.上記にある自己分析
上記の「自分」「過去の自分」「現在の自分」「未来の自分」を明らかにする(ストーリー作り)。
第二のステップ:志望校との関連ずけ、
第三のステップ: 文章化(第一のドラフト)
第四のステップ: 推敲化 (何度かのドラフトを重ねる)
第三者(できれば複数)による受験のプロまたは、建築家や
建築科在学生、高校の国語の先生によるフィードバック等の意見を聞き
改良点があれば修正して何度も推敲を重ねながら、最終
的に世界観の結晶化へと、高い精度の文章にする。
その後に、締め切りを厳守して投函する。
▶ 作る ➡ 直す ➡ 叩くを繰り返します。
最終段階が、志望動機書と志望理由書完成、自己PR資料作品展開と複写、作品名材質、制作意図、サイズなどの基本データーを統一する、編集最終化して表紙からの構成配置及び、校正後にプリント。
➡自己PR資料の素材及び細部テキスト他、イメージとストーリーの最終チエック。
➡ 模擬プレゼンテーション
■「仮面浪人として他大学に籍を置く人の場合の注意点」
重要な点は「志望大学に入り直さなければならないという必然性」を示すことです。「将来、世界的に活躍するためには、………を修得しなければならない」を
「国内では貴学、早稲田大学建築科でないと学ぶ事が出来ない」という視点が必要であり、その中心には”早稲田建築学報に記載された各研究室指導教授の……先生の実際の建築や著書をはじめ、建築科の授業内容、留学システム、卒業制作展、オ-プンキャンパス、在校生、設備(具体的に述べる)のです。この辺がいわゆる学部入試のとは異なり、AO入試や就職試験に近く、いかに自分をアッピールするか、大学にとっていかに有意義な人材か、また自分を合格させる事で大学にとりどのようなメリットがあるかを示す試験なのです。だから以前から言うように、通常の学部入試よりも厳しい事でもあり、また前向きで積極的な姿勢を持つ人にはチャンスでもあると話して来た理由です。ダメでも、また一般入試もあるし他大学の建築科AO入試を受験することは十分可能だからです。長期目標あればあとは大量行動を行う事は、いけない事ではありません。前向きに挑戦する事は人生でいつも必要な事だからです。
高橋 順一
早稲田建築AO/サイトアドレス
https://kenchiku-ao1.xsrv.jp
高橋順一公式サイト
https:www.junichitakahashi.info