早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密


国内外美大デザイン受験指導32年約1000名累計合格率89.9%
/早稲田建築AO他10年指導コーチング

展覧会レポート “クリムト展を見て"

2019-04-28 11:11:10 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
■ 展覧会名 「クリムト展」
■ 会期 2019.4/23―7/10 
■ 開室時間 午前9時30分から午後5時30分 
※金曜日は午後8時まで(入室は閉室の30分前まで) 
■ 休館日 5/7(火)、5/20(月)、6/3(月)、6/17(月)、7/1(月)
■ 場所 東京都美術館・上野

19世紀ウイーンに生きたクリムト没後100年記念展で、心に残ったことは構図構成に日本画からの縦長や横長の自由なコンポジションや、独自な色彩感覚など画家という専門的見地からの試みと、確かなデッサン力もあるが、やはり自己の世界観で大きな転換となったことが”生と死”でありそこを起点に、大きなテーマを追求したことが分かった。数多くの恋愛経験と悲しい別離体験、あるいは家族との死別などがその真摯な作品から伺い知れた発見は得がたい普遍的な画家という孤高の”魂”だった。

ここに添付した自分の息子との死別を描いた「亡き息子の肖像」、「リア・ムンク1」若い女性の死の肖像、すさまじい構図と女性と子供2人の「家族」は生きているか、亡くなっているかは不明と説明にあるが、これは亡くなっている情景で自己対話として鎮魂の絵画に感じる。むろん、クリムトの主要作品が今回は数多くあるし、そのすばらしい大きいサイズの絵画と、部屋一面の壁画作品の壮大な絵画もあるので、実際に見に行って鑑賞していただきたい。






➡ 残念な点: 50代から60代のおばさん2人組は以前から何度も言ってるが、世界の主要美術館では見られないが、何であんなにまわりに聞こえる声で訳の分からないことを話しているのか?そして携帯の着メロもなっている…言語道断である行為だ。人の足は踏むは押しのけるは..毒をばらまきにきているのか?これはあんまりだ…..

結局は絵など見ていない。それに比べ若い女性はほとんどが一人で、じーっと作品と対話している姿がほとんどでした。

はるか遠い国の美術館からわざわざ、この極東島国の絵画を愛する人々へ貸していただいているのだ。それはその国の美術館を外国などから、わざわざ鑑賞しに訪れた時にその名画が飾られていた場所に、「ただ今、日本に貸し出し中」という説明が表示されていることだ。中にはその名画を見たいために多くの時間とお金を貯めて訪れている人が数多くいるのだ。
そういう人はショックでおおいに落胆しているということを、含めてそのただ一つの名画を鑑賞できるという幸運に感謝しなければならない。複製やネットのデジタルでは分からないのだ、やはり世界でただ一点しかない貴重な人類の共通財産なのだから。黙ってじっと目の前の絵画と自分の眼と透明な心で、真摯に対面を心から歓び作家の魂と対話しようではないか、100年もの間、時間というふるいに残るいわゆる名画作品は世界美術史になぜ残るのか自分の眼でみて対話しよう。これはバーチャルでは解らないからだ。

理屈や言葉や説明はいらないのが、絵画と音楽という普遍的芸術なのだから….

そして一世紀も昔に描かれた絵画が本当にそこに存在している。それが本当に優れた芸術作品の存在と感じる。描いた画家の魂をそのまま目の前にしている幸福に感謝している。人が生きてゆく一度の人生で、さまざまな挫折や身近な人との別離、あるいは魂の相手との出会いや新しい命の誕生がある。まるで人生は学校のようであり季節という形態を持っているようであり、知性や論理を超えた宇宙の叡智との遭遇も時には経験するけれど、さまざまな宇宙探検や科学や医学の新しい発見も、この20世紀から21世紀の30年単位でみると、

心理学をはじめ人類の歴史上ほんとうに科学的で革命的な進歩があるが、やはり芸術は普遍な存在であることは私には感じている。基本的には人間は感情の動物であり、自分自身の行動論理も選択している動機は感情だと思う。バーチャルでは満たされない自尊感情や自分は何者か?なぜ生まれてきたのか?自分の生まれたてきた使命は何か?何によって知られたいのか?という自分のへの問いかけや願望が、自分の人生を決定している主要な要因だと感じる。そういう人間の内面を知ることでの意識の覚醒という点で、やはり芸術がベストと言えるのでははないか。

日々の暮らしでの注意点や自分の価値観が現実を創るという感じが最近は特に感じる。外ではなく内側の意識が自分の人生の全てを決めるという感がある。自己表現欲求と自己のアイデンテテイの現在進行形の自己表現が「人生はただ一度の時間芸術」TMだと思うが、あなたはどう感じますか?
コメント

デッサン・ドローイングの先達の作品を見る。..

2019-04-22 11:18:12 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
デッサン・ドローイングの先達作品を見る。..

1.  今日はファインアート〈純粋芸術〉作家で時代を駆け抜けた人の、デッサン・ドローイングを見て見ましょう。
たぶん、これから早稲田や国立大学や美大の建築系を受験する人は、知らないと思いますが、歴史上優れた芸術的
作品を残したアーテイストはずいぶん世間から、虐げられていた時期があります。ゴッホやモジリアーニという
人の逸話は本当に、悲惨な話ですがそれだけ世間という社会は裏付けとか、経歴とか血筋、あるいは有名かどうか?

というどうでも良いような評価基準があります。現代の若者が言う「バズル」とかいう呼称かも知れません。
他の人の基準に同調する全体主義的な習慣がある我が国では、個人主義を本当に嫌いますが、欧米先進国、
特に米国では同調圧力で集団主義的で階級制的な価値観を極端に嫌いますね。

むろん、芸術はもともとそういう世界とは無縁ですので論外ですが、「SAME」ではなく「Different」異なる、
differ、異なる, 違う, 食い違う, 較べる, 比べる、disagree同意, 異なる, 違う, すれ違う, 揉める, 擦れ違う
dissent異なる、vary、異なる, 変わる, 変える, 違う, 違える, 動く、contradict、反する, 異なる
oppose、逆らう, 反する, 阻む, 立ち向かう, 異なる, 歯向かう、dispute、争う, 揉める, 怪しむ, ディベート,
異なる, 諍う、digres、異なる, 脱線する、object、異なる, 反対する、などの動詞がでます。
形容詞、dissimilなどもあります。

2. もしもあなたが将来、自分の家を建てたいと思ったらみな同じような、家を頼みたいですか?
みんな、他と違う自分を表現したいのではないですか? 共産主義や社会主義体制下、あるいはナチスのような
国家社会主義体制下ではそれもできませんが、それゆえナチスは10年でみずからの信念で滅びましたね....

3. 芸術は自由が前提で受験生が求める模範解答はありません
その解答はあなたのこの世におけるただ一度の人生、神あるいは宇宙の叡智が与えてくれた時間で表現することができます。
その解答はあなたが創るのですよ。インターネットでもなければ本屋でも、高校や予備校の先生でもありません。

3. ➡ 今日のデッサン・ドローイング講座はこれです。

 今日はジャズのブルーノートのジャケで、"アンデイウオーホールのイラスト"が何枚かあるけど、
これもナイスなテイストで好きな作品、
https://www.youtube.com/watch?v=r1E31yVClW4

 シルクのキャンベルスープ以前の、アンデイウオーホールはデパートのデイスプレーや、ハイヒールの一連の
イラストも本当にうまいデザインで、とてもエレガントなハイクオリテイで独自の世界観はシックですばらしい感性です。
ラウシエンバーグやジャスパージョーンズも大好きな画家だけど、彼らも有名になる前は、デパートのウインドーデイスプレーの
マネキンの背景に自分の絵画作品を配置したりして、日々の食事代を稼いでいてお互いの同じアパートで、
インスタントコーヒーもお互い、ない時は貸したりして苦労の時代がある。

その時代に時代の目利きである、画廊主のレオカステリが尋ねてジャスパージョーンズの部屋の作品全てをその場で買い取り、
ラウシエンバーグのアトリエを尋ねて、自分の上階のラウシエンバーグノとこに紹介してやはり全ての作品を買い取り、
一夜で有名画家の道を踏み出したという。こういうアーテイストを認めるところがNYやPARISにはある。


4. 勉強ばかりしていても世界で今現在建築家をめざしている、世界の優秀なライバルに差をつけるのは
難しい。なぜか?富裕層の子供がエキスパートトレーナーを雇い、世界のエリートの私立校に入れても、世界のスラムや
難民、アフリカの発展途上国、学校に行けないイスラム子女にいるハングリーな子供達が、毎日機会を狙い自学自習して
いるから、そういうライバルが無数にいるからだ。

➡ とにかく、ダインビンチも自然を良く観察してそこから学べと行っているではないか?コルビジェもデッサンをしろ...
ライトも自然を良く観察白しろと...座学と本を読むだけではダメなんだから.....自分の頭と目と手で考えるしかないのだ。
人にはなれないのだから、人のまねしても、プロからみればただのアホウなんだから。素人はだませても玄人はだませない。
ヒットラーでさえも10年しかもたなかったんだから...君が人生を賭ける意味はいみはないとおもうけど、

とにかく、試験に出るんだからやらないで受かると考えているのは、ただの.......だと思うがどう?



















コメント

デッサン初級 : 最初の一歩「平面と立体の違いはどう描く?」

2019-04-15 11:16:18 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
建築科における実技(空間造形力➡基礎空間デッサン力)入試の出題側の意図は
 
建築物は大きい立体物であり、外観である意匠造形と内部空間の意匠造形が基本であり、
それに廻りの環境があり、山や河、森林、海岸、あるいは都市、植栽、そこに住まう人間
交通、社会インフラ、公共建築関連や住宅がありますが、AO入試ではさまざまな出題意図を通じて、21世紀に生きる受験生がどういう建築に対してのどういう意識を持っているか、日本独自の歴史と文化・芸術と都市環境という意識や、少子高齢化、自然災害や原子力などの問題、自然との共生や異なる文明と文化、宗教など外国人との共存などの幅広い視野から出題がなされます。

むろん、建築科ですので、建築に関連する問題もあり、文学やあるいは新聞、新書などの見る世界や国内などの出題がある事もありますので、普段から受験勉強以外で幅広いさまざまな書籍、あるいはボランテイア、高校の社会体験、部活、交換留学等などにおける体験。そして、建築関連の書籍や雑誌等などにおける体験も自分の頭と言葉で語る自分の建築への世界観を書く練習もデッサンの練習も両方が必要です。

➡ 添付資料にあるデッサン最初の一歩: 平面と立体の違い紙という2次元(平面)に立体に見えるようにするためには、下記のAでは円と四角という図に見え、平面的ですね、
立体に見えるようにするには、遠近法と光の意識と物体における陰影の表現の知識と描写の描画練習の、両方のノウハウが必要なります。





 
A アウトラインのみ(輪郭線) B アウトライン+色面(鉛筆デッサンでは調子・トーン)

実際には鉛筆の硬さにより、さまざまな明るさで描くことができます。対象の材質によって描き分けることができます。






➡ 添付資料では線と遠近法の知識。光源と幾何形体の影の出方と知識。写真と鉛筆デッサンの比較。背景と幾何形体の関係などをみて自分でも、自宅にあるテイッシュボックスや球体などに近いボール、画材屋(東急ハンズ等、またはAmazon)では発砲スチロールの球体などを手に入れると、白いのでデッサンを書く際に影の変化が見やすいので勧めます。



■鉛筆等の画材は以前に何度も描いたので、そちらを参照してください。
まずは、描くことです。うまく描けないでも心配しないでください。とにかく最初の一歩をスタートすることです。

Design & copyright Design & copyright byJunichiTakahashi©2019

コメント

「西洋絵画と日本画の空間は全く異なる話」

2019-04-07 10:18:51 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
 今年も高校や大学の新学期がそろそろ始まります。

 早稲田建築AO入試を考えている新高3年生や2年生は、”学科試験だけでなく、筆記試験(文章と実技の想定鉛筆デッサン・ドローイング試験)”がある事は知っていると思います。オープンキャンパスや進路相談からの勉強では遅いですので、今のうちから十分に対策と勉強を始めることが、やはり合格するためには必須です。

 志を立て熱意と情熱をもっていると思いますが、やはりこういう実技試験は美大進学希望者はもちろんのこと、一般国公立と私立大学工学部の建築科で実技試験を実施する大学では早いスタートが合格への前提条件になります。毎年多く見られる
オーキャン後や夏休みからでは、10月のAO入試だと2ヶ月しかないのでバタバタになります。

納得の美しい作品を仕上げるのは、基本的な知識とデッサンという「直感をもとに目と手と頭」が自然に思うように働くようにしなければなりません。”心に浮かんだイメージを絵という見える形”にするには、やはり専門的な勉強が必要になります。

「西洋絵画と日本画の空間は全く異なる話」

1961年に日本を経済大国としての登場を西洋人で初めて見通した、マネージメントを創始した哲人ドラッカーは芸術を「社会的な価値の表明」と捉えていた。そして彼は日本は常に概念を他国から輸入してきたと指摘した。それは日本が他国と全く異なる文化であり”知覚的な純粋に日本的だからであり、それが日本の芸術の日本画や書を中心に発展してきたこと、演劇も西洋的な劇的ではなく絵画的であること、歌舞伎もまたカメラとフイルムのない映画と指摘している。日本の組織と個人の二極性は今回は省くが、彼は日本画の構図空間にもその二極性の持つ緊張感と風景画もまた心象風景であるという、これは日本しかないとも述べている。

近代的西洋絵画は”幾何学であり直接投影投影図法”の再発見で、中国の絵画は代数学で比例が支配し儒教と同様であると。しかし日本画は”位相的で形と線が空間により規定される。故に直線と曲線の区別がなく面と空間の特性を扱う。それは1700年頃の数学の分野であり角度や渦巻きを扱う。日本画の画家は美意識においても位相的でありまず空間を見て、次の線を見る。西洋絵画のように線からはスタートしない。西洋絵画は”対象の形態”で日本画は”構造”ではなく”構図”であり、線を決めるのは空間であり、空間は線では決められないとする、位相に特有の見方だと分析し解析している。

参照 : 「すでに起こった未来ー変化を読む眼」 The Ecological Vision
Peter F. Drucker P・F・ドラッカーより

▶ 早稲田建築AO/サイトアドレス https://kenchiku-ao1.xsrv.jp
       高橋順一公式サイト https:www.junichitakahashi.info
コメント

アートのちから

2019-04-05 09:46:41 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
美術や音楽、建築を理解するには言葉はいりません。どの国に住んでいる人々の心に直接語りかけて伝わります。それは視覚伝達であり聴覚伝達という人間がもつ感覚に直接伝わるからです。視覚言語や聴覚言語という表現もできますが、説明や概念による事前の解説がいらないからです。映画などの映像芸術は全く言語がないと、伝わらない複雑な概念もありま

すがそういう必要がないことが特徴と言えるので、昔から人々が鑑賞してきた理由でもあります。美しいものや感動する事は心をとても豊かにしますし、新しい種類の絵画や音楽あるいは、建築は新しい感動や経験がもたらされ日常生活では感じることができないこと、あるいは大自然などに隠されたさまざまな空間や色彩、構造などを科学的解釈とは全く別の視点
”詩的な美”と”構造的な美”という世界観を独自に表現できる、心象風景であるとも言えます。平和で幸福な愛情溢れる真理をそれぞれの作家が、自分の直感を元に独自な壮大な奥行きある深遠な世界観を表現しているすばらしい人間の心の成長にとても必要なと世界と言えます。


 私は32年の自分が創設したアートスクール時代で、デッサンを6ヶ月経過した時に、大型作品の過去の画家の作品の模写課題を必修にしていました。大きな作品はF100号ほどですが、小さくてもB版前面で少なくとも1メートル大の作品にチャレンジさせました。美術の偉大な先人の作品を自分なりに、たどること
は美大に合格するという狭義の意味である傾向と対策ではなく、生徒各自の魂に自問自答する芸術家へのコミットメントを試す意味がありました。

その効果はとてもすばらしく、毎年、まるでまったく異なる個々のアーテイストを編成しての新しいビッグバンドを編成している気持ちがしました。それは本当にすばらしい経験でした。

 話は少し飛びますが、前にも書きました外国人労働者(移民問題)のことに触れます。以前、私は当時受講生の女子校生(今は英国の国立大学の大学院を卒業後、英国に滞在して幼児教育者として活躍)が、大変ですという慌てふためいてきたことが思いだされます。

 スクール内部の階段にでると何人ものアジア人の労働者らしき人が、一心に頭上にむかい”祈りを捧げ泣いています”それは、とても熱心な心からの祈りでした。


 彼らが祈っていたのは、私が毎年課題で出題していた、美術の歴史上の画家の絵画の模写作品でした。それには共通の符号がありました。それらは全て、キリストかマリア像でした。彼らは聞いたら、真夏の過酷な道路工事の仕事を通じ母国の家族に全て送金をしていたのでした。



そこに見えたのは、自分達の文化と共通するものがない日本に来て全くない現状の不安感であり、毎日異教下(前の首相が天皇を中心とする神の国発言などもあると感じる….)でとてもつらい思いをしていたことを、私に話しました。私は、いつもあなた方のマリア様やキリストは見ているから、大丈夫と話しました。



 私は、そこであなたのマリア様やキリストはあなたの尊い行いをいつも、この神道と仏教国と無神論と少数のキリスト教徒の国でも見ていることを話しました。現在問題の外国人労働者問題は、単純に即物的で表面的に外国人労働者を受け入れるというのではなく、

それぞれの国の文化背景を十分に考慮し教育や行政上の言語の問題などをヒアリングして、それらを反映させる仕組みがないと少子高齢化の大きな壁は超越できないと感じました。あなたはこの大きな人口減少問題をどのように解決できると思いますか?

➡ここに添付したのは、4月から教えて10月の大型作品展示会用に当時高校3年生の女子生徒2名と1浪男子生徒2名の4名の作品です。テンペラや画用紙にポスターカラーやアクリルガッシュで描いた、B1あるいは特別のモヂュールによる縦1メートル以上の作品です。全てグラフィックデザイン系や情報デザインを受験した生徒です。ファインアート系に進学した人はいません。

コメント