早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密


国内外美大デザイン受験指導32年約1000名累計合格率89.9%
/早稲田建築AO他10年指導コーチング

大晦日に講習会? もちろん、それは正しい選択です。

2017-12-31 21:00:28 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密


大晦日に講習会?

もちろん、それは正しい選択です。

 

ここに、ネットで出ていた光景を共有したいと思います。必要悪ではなく必要なことですのであえて共有したいと思います。

 

 私は三十二年間も盆も正月もクリスマスもなく、家族には特に子供には、とても寂しい思いをさせました。

 

冬休みは冬期合宿や正月特訓、冬期講習会を一人で指導して来ました。受験では学習習慣が大事ですので、自分が休んでいる間でも全国の誰かライバルは実は勉強しています。

 

 志望校に合格したら三日でも四日でも友達とデイズニーランドにでも行って構いません。しかし、今の受験生である間はいけません。優先順位にその項目はありません。集中するべきは自分の志望校合格です。AO入試受験はむろん必須ですが、そこでダメでも諦めはいけません。

 

 ドローイングがダメだったかもしれませんし、自己PR資料のプレゼンがうまくいかなかったか時間調整がうまくいかなかったかもしれません、持参した立体構成や建築模型がうますぎて、早稲田の教授に後付の知恵を誰かが入地知恵しているという、予備校対策マニュアルで引っ掛かったかもしれません。

 

 それでも、あなたの人間と建築的才能を選んでくれなかった。そういう人も一般入試に望むと思いますが、建築を学べる大学は何も早稲田だけではありません、東京大学、横浜国大、京都工芸繊維大学、はか国立大学建築、明治、東京理科大、都市大学、筑波、東京芸大、多摩美術大学(伊藤豊雄)、武蔵野美術大学、クーパー-ユニオン、英国イーストロンドン、ZAHAが学んだ英国AAスクール、コロンビア大学建築ほか沢山ありますので、長い人生ですので狭い視野から少し広い視野で見てはいかがですか?

 

私は2009年に自分のアートスクールを閉校してから、縁があったし渋谷のWeb塾(株)洋々で早稲田建築AO入試を中心に受験生の指導をしていますが、それ以前は主に国内外の美大デザイン系全科を32年間少人数性個別カリキュラムで指導していました。

 

 むろん学部入試だけではなく、国公立や私大大学院入試や三年次編入や帰国子女も指導していました。

だから、早稲田建築や横浜国大、東京芸大建築も洋々で講師をする以前にも、もちろんそれ以前にも一般入試でも合格させてきました。私は大学建築専門の受験のエキスパートではありません。むしろデザイン全科に関しての専門大学での造形表現実技試験でのサポートを、得意のジャンルでコアコンセプトとしているエキスパート戦略家です。

 

 夏休みと冬休みは高校生の場合は、学校や塾などの課題や行事に邪魔されることなく、完全集中できる人生で極めてまれなチャンスです、自分の全てをかけて合格するために全力で取り組むことです。

 誰も受験生のあなたを助けてはくれません。高校の先生も正月はうちで家族とすごしています。あなたの両親だけが毎日の弁当やホカロンや、インフルエンザの注射だのを本当に心配してくれています。ほかのあなたが受験する大学と専攻の全国の受験生はまあライバルです。

頼るのは自分ですよ、自分の潜在意識のセルフイメージに合格したときのイメージを今のうちに

すり込んでおきましょう。寝るときと起きてすぐに合格したときの感情を胸に感じましょう。絶対に落ちたときのネガテイブなイメージを考えてはいけません。

 

 

 

 

 


今の時期、一般入試に向けてがんばってる受験生にアドバイス

2017-12-30 08:50:53 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

今の時期、一般入試に向けてがんばってる受験生にアドバイス!

1. 学科の予備校や芸美大受験予備校などで、早稲田建築科をはじめとして建築実技試験がある東京芸大や多摩美環境デザイン(教授・伊藤豊雄)や武蔵美の建築なども併願で受験を考えている人もいると思います。早稲田はAO入試と同様に問題文に対して作文とドローイング(想定デッサン)、東京芸大は上野の国立博物館をはじめとする建築物を、実際に屋外で

冬の寒い中で屋外写生デッサンに着彩などを行います。防寒(ホカロンほか)対策を始めとして長時間の集中力が必要です。風邪やインフルエンザ対策は必須です。美大建築・立体デザイン系入試もまた教室内での多摩美などの想定デッサンをはじめとして、実際に支給された素材を使ったり想定デッサンや立体構成を制作しますので、想定デッサン対応と立体造形制作をふだんからかなりの練習量をこなさなければなりません。早稲田のAO入試の難易度とは全く異なる戦術が必要になります。

2. 美大のこれらの武蔵美建築科あるいは多摩美環境デザイン科を受験する人は、それぞれの大学へ必ず事前に過去問題集(実技と学科試験の解答と参考作品が掲載)を請求して購入してください。各美大の学科試験(国語と英語他)はセンター試験での受験等も必ず要項等で確認しておくこと。

3. 早稲田建築一般入試や多摩美環境デザイン系などでは、室内空間における状況描写がある場合があるので、全て一点透視投影図法だけでは解答できないので、必ず二点透視投影図法をマスターして屋外と屋内での人物や家具、植栽(早稲田建築一般入試)など自由に描けるようにしておいてください。

4. 元旦や大晦日に神社や海岸での初日の出で合格祈願に行く受験生も多いと思います。予備校等で正月特訓などない人は、ただ神社や海岸に行って合格を祈るのではなく、必ずスケッチブックと3Bとかの濃い鉛筆を持参し、海岸での水平線と自分の目の高さが、連動することをしゃがんだりすることで確認してください。水平線上の自分の立ち位置を画面に描き、自分の周りの人の背の高さと距離を確認して理論と実際に人を描いて確認してください。

神社などに参拝する人は祈願の後で、少し離れ対置から参拝した神社を一点透視ではなく、左右の側面が入るようにして簡単に線でデッサンして太陽に対してどのように影が出ているかも確認して、影の角度と太陽の位置と方位を確認すると一度で、遠近法と陰影(量感描写に必要)が理解できて腑に落ちます。

頭で理解できても美術の場合は、実際に自分の目で見て描かないと完全に理解できないからです。フランク・ロイド・ライトやコルビジェが自然を描けという意味や安藤忠雄も実際に10代から数多くのデッサンを描いています。最近終了した圧巻の印象があった安藤忠雄展(新国立美術館)を観た人は、それがどれほど大切かが分かったと思いますがいかがで感じましたか?

本当の才能とは自分を信じ、自分の人生の全ての長い時間をかけてつくり上げることであり、

ただ一度の「人生は知識を知恵にする、ただ一度の時間芸術」であると、私は思います。

現役の人だけでなく、浪人の人もいると思います。自分の志望校に合格できなかった人はつらい浪人生活を歩んでいると思います。そういう私もかってそういう暗いトンネルを歩んだことがあります。私の時代は第一次ベビーブーム世代で、1浪2浪は当たり前の空前の倍率でした。美大の同期もほとんどが浪人で親友もまた1浪、2浪がおおく今でも長い付き合いがありますが、自分を鍛えて集中力と忍耐力、そして目標設定と自分を信じる信念が持てたことを宇宙の叡智に感謝しています。

失敗は永遠ではなく、それを自分が受け入れなければ一時的な挫折ですので、また再び軌道修正すれば良いだけです。天は再び立ち上がるかどうか見ていると思います。エジソンの電球も1万回も失敗しても諦めず挑戦をやめませんでした。だから、決して自分が諦めてはいけません。最終的に建築家として独自な世界観を建築という表現手段で自己表現することが目標ですので、特定の大学が人生の最終目的ではありません。

安藤忠雄さんは高校卒業でミースも同様です。コルビジェも建築科で学んだのではないのに20世紀を代表する偉大な建築家になった意味を考えてください。

それでは、風邪を引かないように自愛し、実技と学科の勉強を人とではなく、自分に負けないように頑張ってください。



12月25日(月)のつぶやき

2017-12-26 05:31:46 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

“早稲田建築一般入試ドローイング実技試験で役立つここだけの秘密”

2017-12-25 14:52:04 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

“早稲田建築一般入試ドローイング実技試得点に役にたつここだけの秘密”

1.  まずは平常心を保ち冷静にさせることが重要です。舞い上がって緊張で全てが分からなくなる場合も多々あるのです。廻りの受験生もみんな緊張と大学入試のプレッシャーは君と同じように感じています。こういう時はまず肉体的な緊張を解くために眼を閉じて、大きく鼻から息を吸いこみお腹を膨らませて(複式呼吸法)最大のところで、少し息を止めてください。その後、口からゆっくりと息を吐いてください。これを3回繰り返してください。それでも緊張している「人は身体よ静まれ!心よ静まれ!」と自分の潜在意識に命令して、同じように呼吸を整えてください。

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2.  落ち着いたら自分のいる試験会場をよく観察して、人口照明の位置と自然光の入り方を冷静にみて、どちらに影がでているかを確認してください。 天井と左右の壁や床面の関係やガラス面、外の景色(樹木があるか、隣接の建築物はあるか?)また、廻りにいる受験生の斜め前の遠くにいる人の頭と身体のプロポーション(男女)のヒントがあります。  後で出題文が部屋などの内部空間に関する場合は、その入試会場から1点透視か2点透視投影図法を利用する時の基本的ヒントになる情報がそこに隠されている訳です。

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3. まず適当に文章を読んで、いきなりデッサンを描いてはいけません。マラソンでもいきなり最初に駆け出す人は最後で優勝できません。冷静に廻りや自分の精神的なことと肉体的なコンデイションを何年も前から、何度も練習して現場も訪れたり気候や温度など全てにわたりプロのトレーナーと共にあらゆる想定を考え子細に事前練習検討しています。 問題文をよく読み、何を求められているか?出題文の引用先情報などを参照する。 問題への解決か?または、文中から受験生への想像力を働かせて外部や内部空間に関する形などを自由に表現するのか?                    

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4.  問題文の中で重要なところは下線を引き、自分の意図がまとまったら回答欄の下にあるマス目に自分の表現意図を文章で簡潔にまとめてください。                        

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5. まとめた文章を元に、視覚的な表現としてドローイングという形の鉛筆デッサンをしてください。 1点透視投影図法か2点透視投影図法か、画面内中央近辺に水平線である自分の目の高さをいれるか?消失点も決めてください。あなたが描きやすい透視図法で描いてください。正面か見上げか、見下げかこの3つですので、慌てず冷静に決めましょう。絵画空間でも専門的には原理原則があります。 解答用紙である画面の上にくるか?画面のどこに自分がいるのか?縦軸も入れてください。 いずれにしろ想定デッサンになりますので、自分の想像する世界を視覚化します。光の方向性は? 左からの斜光か?朝方か昼頃か、あるいは夕方か夜か?樹木、山、河などの近景や遠景が必要か? 人と建物、あるいは内部空間や距離感との比例は正しいか? 材質感は適切か?

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6. 描き込みポイントはだいたい中央ですが、自分が意図するところは十分に描き込みましょう。立 体感を出すためには陰影と量感が大事です。輪郭線(アウトライン)だけのマンガ的な絵では平面的で薄べったい画面になるので、注意してください。 早稲田の建築入試野ドローイングの時間はあまりゆとりがありませんが、美大入試な

どに比べると画面サイズが小さいA3ケント紙で解答用紙の下部に表現意図を描く、文書のマス目があので、実際のデッサンを描く有効スペースは小さいので、慌てることや焦ることはありませんので、平常心を持ち冷静に心を落ち着かせて自分の持つ、美術似おける空間造形の知識や今まで、私がブログで書いてきたことを踏まえこの実技試験に悔いのないよう、描きこんでやり残しのないよう一生懸命にやり尽くしてください。 実際に合格した

人もやはり最初は何も知らない状態からスタートしたわけですが 何度も何度もやり直しの過程から、少しずつコツをつかんで自分の世界観を表現できるように なりました。最初からうまく出来る人は私が美大入試指導で約1000人を合格させてきましたが、2人しかいませんでした。後はみんな努力で自分の実力を構築したのです。誰でも適切な指導と練習努力することでで必ず合格する造形表現力は身につけることができます。

 

▶ 下記に私のサイトを記載しますので、ご覧の上 質問等があれば、サイト内の問い合わせのページから 問い合わせください。

高橋順一公式サイト www.junichitakahashi.info https://www.junichitakahashi.info/index.html

早稲田建築AO/サイトアドレス kenchiku-ao1.xsrv.jp   https://www.kenchiku-ao1.xsrv.jp/

美大合格塾サイト www.bidaigokaku.com  https:www.bidaigokaku.com /

 

受験生にクリスマスも正月もありませんが、勉強の合間に少しだけ気分を味わうのは良いと思います。

 私がアートスクールを開講していた32年間は、冬期講習会にぶつかっていたのですが、それでもクリスマスツリーと電飾を飾り、受験生に紙粘土を配り自由に立体をつくり色彩を彩色して、そこに志望校と専攻の名前をいれて願をかけてツリーに針金でつけました。後は25日講習会の講評のあとに大きなピザと小さなショートケーキでみなで食べていました。全然イエスキリストを祝うというのではない日本独自のですが、どちらかと言うと正月気分が宗教色のないハッピーホリデーという感じでしょうか?

 


国際的建築家になるには「構造的な美と詩的想像力の美の立体表現」が必要。

2017-12-17 12:00:20 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

なぜ、美大入試や早稲田の建築でデッサンあるいはアイデアドローイングが行われるのか?

 

受験生からみるとあまりよく分からないと思いますが、それは世界でただ一つの独自な発想で

ありその人のみが持つ内面的世界観のみが、芸術の価値観であると私は思います。

 

日本の世間的な評価で言うところの、うまいとか上手ではなく、ただ一度の人生で、

世界で唯一その人の表現であり、それが普遍的な存在観を持ち、観て生活する人々に

さまざまな感慨をもたらし、日々の生活の中ではなかなか気付かない、とても重要な精神的や

哲学的問いかけや、幸福感、あるいは問題意識を意識できなかったことを再認識して自覚させる」

のではないかと思います

 

 人はパンだけで生きるにはあらずということが、その意味であると思います。

芸術は現実の世界で何の役にも立たないと、経済至上主義の人がよく指摘しますが、

人間が意識的に認識できる世界だけではなく、意識できない内面的世界があります。

 

 全て論理的に無駄なく合理的に設計された製品が全て人々が受け入れ、普遍の歴史的スタンダード

になる訳もないことは歴史が証明しています。一時的に有名になっても長い時間のふるいの中で

ほとんどが消えて行きます。しかし、本当に人々が感動したものや大事にしたいものが歴史に残る

わけです。

 

 建築は純粋芸術の世界では唯一、現実世界の中で直接人々の生活する三次元空間で、さまざまな

さまざまな建築に関する法律や、都市環境における論理の問題や実用性を兼ね備え、斬新な芸術的で

創造的想像力の表現であり、空間立体的な人が住んだり利用する機能を持つ構造物という極めて困難な

前提条件を求められている。

 

 ごく簡単なことばでいうと、「構造的な美と詩的想像力の美の立体表現」ということになると

私には感じられる。ここにいちばん、重要な「美」という一語があるのを忘れてはいけません。

私は我が国における1級建築士免許取得者が全て、総合芸術家であるとはとうてい思えないからです。

 

 専業分野のプロとは思いますが、彼らがつくる建築は現実に我々の都市で作品化されていますが、

それらは人々の印象や心に残る創造物を云えるのか?これは別の問題であり、やはりその点に

気付いた、早稲田建築科はデッサンを入試に取り入れた我が国で最初の大学です。むろん他にも

 

 東京芸大、多摩美や武蔵美をはじめとする美大や、国公立の横浜国大建築や次第の建築科AO入試なども

立体構成課題など空間造形力の実技も行われています。この将来の日本の建築を担う素晴らしい感覚を

持つ若者を実際に観て、指導してきましたがやはり理系であるために、やはり学科の成績などの既成の価値観

が、合格の評定にあるのではないのか?ということが痛切に今年の入試においては感じたことも事実です。

 

32年間は国内外の国公立と私大のデザイン系全科を、私は約1000名を1年からそれ以上指導して、89.9%

を志望校進学を果たしました。私は大学受験ではこの38年間は、建築AO入試の専門ではありませんでしたが

この8年は専従で指導し解析してきた中での私の見解です、嘘も偽りもありません。

 

早稲田建築科AO入試に携わる方のご意見があれば幸いです。


“あなた毎日、身の廻りのドローイングをしていますか?”

2017-12-09 15:55:01 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

“あなた毎日、身の廻りのドローイングをしていますか?”

 

これから受験を考えているあなたは毎日、身の廻りのドローイングをしていますか?

試験で出題されるだけではなく、将来に続くとても大事な習慣だからです。世界で活躍したいのであれば、自分の考えている建築を最初に絵にすることから始まるのです。言葉では人は分からないからです。大きな立体物でも建築は、その外観の具体的な形や中のデザインや材質や色彩感を最初に見せる事で、視覚的に伝達することができます。コンセプトは言葉ですが、それがどいう意匠になるかは具体物である、ドローイングや建築模型で伝わるからです。

有名な建築家は芸術家みんな毎日ドローイングを描きそれを大事にしたのです。

 

世界的な建築家や建築の歴史に名を残した建築家は、みんなそれぞれ独自なドローイングを一生描き残している。

先日まで新国立美術館で素晴らしい独自な今まで手掛けた建築や進行中のパリの現代美術館など、さまざまな表現で展示した安藤忠雄氏も、17歳から現在まで自分の建築プロジェクトのドローイングを手製の画用紙のスケッチブックに鉛筆で描きそこで、自分と対話して掘り下げています。インターネットや外に解答を探しているのではないのです。芸術とは自己対話であり深く内省することであるからです。

 

美しい建築の完成予想ドローイング図のフランク・ロイド・ライトはその繊細な線と空間性、そして色彩の洗練度は郡を抜いて美しい芸術作品と云えます。最近のコンピューターによるレンダリングでは、絶対に出せない雰囲気であり、まさにこの世に唯一の建築芸術と云えます。

 

眼と手と頭でさまざまなことを考えて想像力を働かせることから生まれる世界です。

 

私も32年間のアートスクールを教えて運営する中で、素描からスタートすることを受験生には習慣化するように指導していました。それは静物や石膏だったり人体デッサンだったりコスチューム(衣服)であったり、裸婦や動く人の場合もありました。ここに添付したのはジャズやクラシックや現代音楽や邦楽などのコンサートを開催しましたが、それを生徒に素描させてその音楽の世界を自由に表現するということもこの写真のように行いました。

 

動く人を描くのは練習しないととても短い時間では描けないからです。ある意味で動きのイメージを瞬間につかむ練習でもあります。実際の人間を描くのは絵を学ぶ上でとても勉強になるからです。誰でも最初はうまく描けませんが、練習する中で上手になります。有名なダビンチの自然物のスケッチは北斎もまた

同じような天才的な眼を持っていました。時代も生まれた国も異なりますが、とても似たような科学的な発想がみられることです。自然の形態を幾何系に分解してシンプルにその構造を捕らえました。

 

早稲田は理系の学科の勉強も大変だと思いますが、デッサンやドローイングは学科の勉強とは異なる右脳である感覚領域のクリエイテイブで感覚的な訓練をしなければなりません。毎日勉強の合間にそういう感覚的な修練を習慣化するようにしてください。どこに行くにもスケッチブックと鉛筆を肌身離さないように何でも興味が向いた物や人や子供、建物、自然物を描いてください。日付も描いておくと良いでしょう。

 

➡ 添付したクリスマスカードのデザインは私のオリジナルで手描きのロゴと社会人と美大や公立大学の大学院の工業デザイン科に指導し進学した、OBやOGとフランス郊外の17世紀のじゃんコクトーの古城に滞在して、フランス郊外の写生旅行した時のサンリスの村のかわいいお店のクリスマスのウインドーの飾り付けを撮影した者をアレンジした、私のオリジナルのクリスマスデザインカードです。