人生は知識を知恵にする、 ただ一度の時間芸術 TM
……今日は私の人生から発見したある1日の体験をご紹介します。 最初の話はゴッホの教会と墓があるオーベール村に見る「自然環境と美術」ということです……… 1. ……….その頃、ほぼすべての時間を美大受験生指導に費やしていましたが、ある日ふと、インスピレーションがあり、社会人クラスと美大に進学したOB,OGと一緒にパリ近郊のジャン・コクトーゆかりの17世紀古城に1週間泊まり、
ゴッホの教会の絵で有名なオーベール村やジャンヌ・ダルクで有名なサンリス村などで、1日中自由にスケッチしたりしたらさぞ、素晴らしい様々な発見があり、参加した人の心に一度の人生に豊かな経験を残すと考えた「絵画制作のための海外取材旅行と帰国後作品展開催」の参加型企画を考えました。
経済的には完璧な赤字で数回実績で企画継続ができませんでしたが、私の人生には非常に有意義な様々な発見がありました。
それは歴史に残る絵画作品と現実の場は異なるという、それは芸術家である本人のイメージと現実の存在はまったく別のものだということです。それはそれを生み出したアーテイストの内面的な価値観のすべての感覚や感情のイメージということです。
しかし、ゴッホのアトリエには彼の感情が残るスピリットを感じ、胸が締め付けられる「覚醒した想像的創造力」を感じたような気がしました。それは作品に込められた内面的価値観の世界観とまったく同じものでした。 単に眼の前の現実を記録する写真
のような記録でもなければ、商業的に一時的な流行を狙う請負い仕事ではないのです。その作品を創造した芸術家の魂の唯一の魂の仕事だからです。
2. 私は集合場所を知らせゴッホのアトリエがあった小さなレストランの2階に、今は「ゴッホのアトリエがそのままある美術館」のゴッホの小さなアトリエを見学した。
解散後は、とにかく小さなオーベール村をひたすら歩きました。詩人ランボーで有名なアブサンを製造する小さな酒造屋、小さなパン屋、レストラン、貴族の城で今は博物館になっている丘の上の建物、ゴッホと終生のパトロンだった弟テオが眠る墓地など….そして、ゴッホが牧師の家に生まれ牧師を目指したが実現できなかった。
➡彼が描いた有名な教会の絵がその村にあるオーベールの教会、しかしその構図は実際にその場所を訪れたが、どこにも存在しない構図だった。そして、その小さなカソリック教会は訪れたときには人はいなかったが、ろうそくがともされていて清浄な空気感とあるエネルギーがそこには存在していた。たぶん、ゴッホはこの教会に魂の安らぎを求めて度々訪れていたのだと感じた。そこから今も眠るゴッホ近くにある....
外国の教会を訪れたときの内部に存在するある種のエネルギーは、我が国の神社、寺などの内部に佇むある種の気韻とも種類は異なるが、どの国でも長い年月の中で無数のお人々の祈りが昇華した魂の場なので、宇宙の叡智とも言える清浄な空気感
がある。 単なる建物、建築ではない魂の場とも言えると感じる。建築を設計する建築芸術家はそういう意味でも単なる器を設計し意匠する総合芸術家であり、魂入れとする伝統的な仏像を出現させる仏師である彫刻家と同じ使命があるように感じる。
そして、私が感動したのが村に流れるセーヌ上流の小さな川があり、そこに遊ぶ何世紀も前からの環境における動植物の白鳥や鳥、魚、様々な樹木、その川岸の遊歩道がありそこに佇むと眼の前の風景はまさにフランス絵画史にある、地方の川辺の風景
が今でも現存しているという事実を見ました。のんびりとした心から豊かなスローな自然と一体な唯一の貴重な時間と価値観、そこには大事に行政と住民とが長年守ってきた価値観が存在していました。その村に遊ぶ小さな幼子にも出会いましたがとて
も楽しそうでした。
いかに我が国が近代国家という工業国に移行する中で、いかに大事な物を捨ててきたものがフランスやスペイン、あるいは欧州や敷地が広大な米国などには残されている現実を肌で感じたことです。る現実を肌で感じたことです。
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私は受験生とともに40年間応援し歩んできたからです。
高 橋 順 一