Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

洋梨の思い出(追記)

2018-12-10 11:05:57 | 日記

 それで父の後年になり家が建て替えられてから、私は両親、特に父に対しての見解が相当変わってしまいました。私はお金が無いと言われて幼い頃から家族の一員として相当に節約に協力して来たのに、と、あれは嘘だったのだ、本当は無いと言っても有ったのだと、折に触れて腹だたしく感じたものです。そんな感情から、私も自分の趣味である園芸や、体調の悪さに任せて旅行に出たり、等々、案外苦にせず行動できたものでした。しかし、それでも一応つつましくそれなりに倹約する気持ちも決して忘れませんでした。そんな点は『雀百迄踊り忘れず』ですね、身についた生活態度はそうは変わらない物です。

 そんな風にして来た近年でしたが、父没後、今年になり、突然母方の叔父からこの家が母の実家からのお金で建っていると聞かされたのです。私にすると青天の霹靂のような感じでした。

 確かに、私がかつて父に家を建て直してほしいと希望した時、父が挙げた父の資産額は新しい家の評価額の6割程度でした。あの金額でどうやってこの家を建てたのだろうかと不思議に思っていましたが、母の貯金も使われたのだと母がこぼしていたので、私の方は両親の資産を合わせて家を建てたのだと合点していたのです。

 その様な訳で、叔父の言葉に愕然としたものです。『だから、如何しろというのか…。』と疑問に思いました。母は実家から、言えば伯父の方からかなりの額の遺産を既に貰っているという事なのだなと考えていました。この時、伯父の資産の件で母の兄弟は揉めていました。現在もだと思います。母は何かあると実家から離れたがらないという傾向があり、婚家の我が家より実家という人でした。近年はその傾向が顕著で、婚家より実家が上だという態度で実家の裕福さを謳っていたものです。この点、私が子供時代に母から聞いた話、母方の里が借金で大変だという話が何だか解せない話になって来ました。

 私にすればどの話が本当なのか分からない。と、まだ存命の伯父の、ひいては母の実家の遺産争いからは、家(母)は離脱する旨を叔父の方に私は表明したのでした。母から聞いた借金の話が本当なら、伯父の余生にそれなりの財を残して置く事は必要ですからね。

 叔父からの話の後、そうするとやはり両親は、父の方はお金が無かったのだなぁと、私はしみじみと亡き父を偲んだりしました。私にすると、これまでの人生を振り返ってやはりどうも両親、父についてもよく分からない人としか言いようがないのですが、少なくとも私は、子供の健康や将来について両親の様には粗略に扱えないのでした。何方かというと、自分が切ない思いをして来た分、子供にそのような気持ちを持たせたくないのでした。

 また近年、私自身、こんなにケチられて費用を掛けないで育てられた娘を、自分の嫁に貰いたい人がいるだろうか?と自問した事がありました。私の答えは否、「いや、いない」でした。そうして、親ならそんな娘を自分の息子の嫁には選ばないと、私自身が息子の親の身でそうと感じるのでした。


今日の思い出を振り返ってみる

2018-12-10 09:16:02 | 日記
 
美湾

 私は目の前の彼女の反応から、No, orangeでよかったのだと悟りました。するとオレンジジュースが無いのだわ、このオレンジ色の瓶の物はオレンジジュースじゃないのね、と、半信半疑......
 

片言でも注文できるので、あれこれと盛んにトライしてみるとよいですね。