Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

30回

2006-01-11 14:30:00 | アート・文化

     「ペンダントヘッド」

 お土産のお返しにと貰ったペンダントヘッド

友人から貰った深々と柿色をしたペンダントヘッド

滴るように艶を帯びた若い女の色みるの色

私のイメージじゃ無いなぁ…

でも嬉しい、アクセサーリーをプレゼントされたのは初めてだから

 何時しか交際も途絶えてしまった友人からのプレゼント

可愛いハートのペンダントはおしゃれにフェミニン

中心に白色を発色しはじめ清楚で上品だ

何度か手放そうと思ったこともあるけれど…

でもよそう、気に入っているアクセリーだから

 貰ってから四半世紀が経つペンダントヘッド

鎖から外し床へと滑り落ちてコトリと玉の音を沈める

貰った時の赤い小袋に納めてスナップを閉じる

彼の友人と繋いでいたのか絶っていたのか…

でも、交際は終焉したままだから

 耽美に固まってしまったペンダントヘッド

もう持つ意味さえ見出せ無くなって久しい

無用の長物になろうとしている今

手放しがたく未練はあるのだけれど…

でも今こそ、新しい年明けに心新たに供し様


29回

2006-01-11 13:46:53 | アート・文化

asagaoさん コメントありがとうございます。

 ボーリングの玉も重いので、若い頃でも筋肉痛。今は尚更、力を入れずボール任せで投げるボーリングに徹しています。若い頃は力を込めて投げていました。今それをすると確実に関節を痛めそうです。ボールを振り子運動のまま、そのまま投げるというよりも手を離してさようならするのです。まっすぐ転がるとガシャガシャとドミノ倒しのようにストライクが出ることも…。ピンが残ると大抵私は取れません。私もスコアは100前後なんですよ。

     「鏡開き」

 カビのきた丸餅を鏡開きする日

一寸げんなりして食べたくないなぁと思ったりした

かび臭くなければお餅は大好きなのにと残念にも思った

カビの無いところなら食べられるかもと少し期待した

焼こうかぜんざいにしようか聞かれながら

欲しくないかび臭くなければ食べるけど…

口惜しそうにそういった 

 鏡開きの日は遠く雪囲いと共に消えてしまった

暖冬と真空パックが消してしまった

そう思っていたのに

今冬の雪の壁に

雪雲の曇天が室内に作る陰りに

長い長い冬の雪囲いの中の家屋の日々を彷彿とした

味気ない餅を買わずに過ぎた正月をふつふつと思い

もったりとした粟色の塩の利いた餅を舌先に思った