さすがにこの季節ともなると花もなくなる、
百花園といえどもそれは同じこと。
わずかに残った花もどこか寂しさが漂う
寂寥たる季節になりました。
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)。
「関屋」とは関所のことで、1862年に箱根で採集されました。
日本の固有種、茎や葉は除虫剤や香料になる。
この寂しさは絶対に秋の花ですね。
アケボノソウ(曙草)、リンドウ科センブリ属。
和名は花冠の斑点を夜明けの星空に見立てたことに由来すると。
ムラサキセンブリ(紫千振)、リンドウ科センブリ属。
センブリの名前は「千回振出してもまだ苦い」ということから。
センブリと同じ胃腸虚弱、下痢、腹痛などの薬用効果がある。
マツムシソウ(松虫草)
松虫(スズムシ)が鳴く頃に咲く花として名前が付けられたそうです。
百花園のTwitterに「バショウを生けてみましたっ(´▽`)
今まで生けたものの中で最大ですっ(≧▽≦)」とニコニコの庭師、と。
ケツメイシ(夷草/えびすぐさ)、マメ科カワラケツメイ属。
汐入公園のTwitterに「ケツメイシが咲いてるよ~」と、
ケツメイシ?そんな花あるの!?。
ネットで調べたけど出てくるのはあの音楽グループ「ケツメイシ」だけ、
それでもと無茶苦茶調べまくったらやっと出てきた。
この細長いサヤに収まったタネをケツメイシと呼ぶと、
種子は緩下・利尿に用いられ生薬名をケツメイシ(決明子)というらしい。
こんなに調べまくったのは初めて、人騒がせなケツメイシでした。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 10月 28日 向島百花園/汐入公園