向島百花園の入口の小さな門、
「春夏秋冬花不断 東西南北客争来」との
額がかかっているけどさすがこの時期ともなれば花は少ない。
ならばと実やタネを集めてみました。
朝日を浴びて輝いているのはサンシュユの実、
あの花にこんな実が生るなんて初めて見ました。
モッコクの実、雌雄異株らしいけど花は目立ちません。
ボケの実はカリンの実みたい、
やっぱり咳止めなどの効果があるようです。
ヌバタマはヒオウギのタネ、
万葉集などの歌集に多く謳われています。
センニンソウのタネ、花が終わると真っ白い毛に覆われ
白髪三千丈の仙人みたいと仙人草の名が。
センニンソウの花、原種のクレマチスです。
花の美しい外国種が栽培され、クレマチスと呼ばれています。
ゲンノショウコ、花が終わるとこの姿に。
手前のサヤについているタネは
熟すと弾けて周りに飛び散る。
残ったのはお神輿の屋根を飾るあの形になります。
ムラサキシキブの実。
紫色の実の清楚な美しさを、
平安美女の「紫式部」に例えました。
さあ花の姿がほとんど見られなくなりましたが
そうなってくるといよいよ「あの花」の出番です。
早春になってウメが咲くまではあの花で乗り切りましょう。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 10月 23日 向島百花園