今年もまたサギソウを見ることができました、
狭いところに置かれた鉢植えの花ですが、、、。
でもその美しさは自然のものと同じでしょう、
しばらくの間天然の美に酔いしれてみましょう。
サギソウ(鷺草) ラン科ミズトンボ属。
かつてはほぼ日本中で見られたサギソウ、
今ではレッドリストの準絶滅危惧の指定を受けています。
東京都世田谷区の区の花。
戦国時代の世田谷城で助けを求める姫君が
手紙をサギに託すがサギは途中で射落とされ、
その落ちた跡にこの花が咲いたという。
百花園の狭いギャラリーに置かれた鉢植えの花、
一方向からしか撮れません。
せめて真上から撮りたかったけど。
なんとはなくサギが飛び回っている様子が、
こうして見ると自然に出来たものとは思えない。
こんな狭いギャラリーの中なので
狙えるのはほぼ正面からだけ。
長く伸びたのは"距"だそうです。
日当たりのよい平地や山麓の湿地に自生する日本を代表する野生ランです。
かつては北海道、青森をのぞいた全国に分布していましたが、
乱獲や生育環境の破壊により現在では自生のものを見る機会は少なくなりました。
もうちょっと上から狙えれば二羽のサギが飛んでいるように見えるはず、
前は棚の上に置いてあったのでかなり自由に撮ることができた。
いずれにしても天然の造形ってのは凄いね、
どこから見てもサギが飛んでいるようにしか見えない。
絶滅しないように乱獲はやめましょうね。
後日行ったら別に一鉢ありました、
一鉢一輪だけだったけど真上から撮ることができました。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 7月8日 向島百花園