東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

最強の花、サトイモ科

2019-04-22 | 季節の花
  また巡ってきました悪夢の季節、
  サトイモ科の花が咲く季節。
  何が悲しゅうてあんな花をつけるのか
  絶対に花とは見えない花の数々を。


  

     ユキモチソウ(雪餅草) サトイモ科テンナンショウ属

     専門家はこう解説する
     葉の間から肉穂花序を立て、紫褐色の仏炎苞
     (棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)をつける。
     仏炎苞の外側には白い縦の筋が入り、内側は黄白色である。
     真ん中に白い棍棒のような形で先が丸くふくれた付属体がある。
      花の解説にはあまり聞きなれない言葉が並ぶ。




  

     何も知らないでいきなりこんなものが目の前に現れたらびっくりしちゃうね、
     何じゃこりゃ。
     百花園はまさにその状態、去年までは何もなかったただ一本を除いては
     今年はあるわあるわ、そこら辺ユキモチソウだらけ、なんで?ど~して?。




  

     数が多けりゃいいってもんじゃない、秘をもって尊しとす。(そんな言葉あったかな)
     この“お餅"は触るとぷにぷにしてるとか、
     下の方に、隠れたところに雄木なら雄花、雌木なら雌花があるそうで
     "お餅"から虫を誘引する匂いが出てるとか人間には感じないようです。
     "お餅"には毒があるようなので食べないでください。♪




  

     ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科テンナンショウ属

     アブミとは馬に乗るとき足を置く馬具、花?をひっくり返すとそんな形ね
     武蔵の国で作られたアブミに形が似ているからとこの名に。




  

     この仲間、花?肉穂花序の形はそれぞれ違うけど葉の形はみんな同じみたいです。
     そして花を丸く包んでいるのが仏炎苞らしい
     仏炎苞というとミズバショウのそれを思い出すけどずいぶん形が違うね。




  

     ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科テンナンショウ属

     百花園のおじさんここにウラシマソウがあるのを忘れているんじゃ?
     売り出し中の花があるところはきれいにして見場をよくしているんだけど
     ここは下草がいっぱい、やっと覗き見ることができた。

     仏炎苞を突き抜けて伸びる肉穂花序の先端の付属体は釣り糸状に長く伸び
     これを浦島太郎の釣り竿に見たててウラシマソウと。

     テンナンショウ属の植物は性転換をする、
     大きく育った個体は雌へ、小さい個体は雄へと育つ。
     雌は種子を作らなくてはいけないので大きい個体の方が有利だからだろうね。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8 L IS USM。 撮影 4月17日 向島百花園
          

コメント
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