東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

一目上がり

2015-12-31 | 季節の花
  落語に「一目上がり」という噺があります、
  話をするたび一つづつ数が増えていくお笑いですが。

  熊さん、大家さんちで掛け軸を見て「何ですかこの能書きは?」、
  「それは能書きではない芭蕉の”讃”と言うんだ」と教えられる。
  次に行った所でまた掛け軸を見た熊さん「結構な讃で」、
  「讃じゃない、これは根岸蓬斉の”詩”だ」。
  次は手習いの師匠の家、注文して掛け軸を見せてもらう、
  「いい詩ですね」、「いやこれは一休の”語”だ」。

  なんだ?、サンと言えばシ、シと言えばゴと言う、
  よしゴの次はロクだろう・・・。
  友達の家で「お、いい絵だなぁロクだな」、
  「見れば分かるだろう、七福神の宝船だ」。

  お正月らしくお目出度い一目上がりを。


  

     まずは一両、アリドオシ(蟻通し)から。

     アカネ科 アリドオシ属の常緑低木。
     和名の由来は蟻を刺し通すほど刺が鋭いことから。
     「千両、万両、アリドオシ」の駄洒落から一両となった。




  

     十両はヤブコウジ(藪柑子)。

     サクラソウ科 ヤブコウジ属の常緑小低木。
     万葉集にも山橘(ヤマタチバナ)の名で詠まれたヤブコウジは、
     古くから日本人に愛 されてきた植物です。




  

     続いて百両はカラタチバナ(唐橘)。

     サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木 。
     漢字では唐橘と書かれますが時に「百両金」とも書かれるのは、
     江戸時代に斑の入った変わり物の栽培が大流行し、
     百両単位という高値で取り引きされたことに因みます。




        

        おなじみセンリョウ(千両)。

        センリョウ科センリョウ属の常緑広葉小低木 別名:クササンゴ。
        赤い実が美しいので正月の縁起物として古くから生け花に利用されています。




  

     ちょっとささやかだけどマンリョウ(万両)。

     サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木。
     「万両」という、いかにも たくさんのお金をほうふつとさせる名前で、
     正月用の縁起木として親しまれています。
     日本では江戸時代から栽培されており、多数の園芸品種が存在します。


        


                                      大晦日の月

  

     朝4時半の月、今年も残り一日を切りました。
     今年もこのテキトーなブログをご覧いただきましてありがとうございました、
     どうか懲りずにまた来年もよろしくお願いします。

     このブログをご覧の皆さんだけのご多幸をお祈りして・・・。
コメント (4)
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