東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

最強台風19号の行ったあと

2019-10-13 | 日記
  昨日一日暴れまわった台風19号
  日本の東半分を水浸しにする大雨を降らせて去っていった。
  一夜明けて東京では雲一つない青空になったが、
  電車が動いてないので仕事は休み、荒川の様子を見てきた。


  

     日の出の時間に合わせて行ってきたんだけど、
     おお~、やっぱりこうなったか。
     木立の向こうが本流で木立の左側は河川敷、完全に川の一部となっている。




  

     あいや~、えらいこっちゃ
     川幅が3倍以上になっているわ。
     橋の上に集まっているのは日の出専門のおじさんたち、増水には見向きもしない。
     このごろ毎日この時間に5,6人集まってくる、どこの老人クラブだろ。




  

     何十年か前に一回だけ見たことがある、こんな光景。
     橋を渡るバスから見て「すごいな~」、、、
     若かったのでそんな記憶しか残っていない。




  

     西新井橋の下流側を撮っています。
     橋の長さいっぱいが川になっている、この橋を渡るときは
     よくメーターを読んでるけど確か470mくらいあったはず。




  

     そろそろ日の出の時刻なので少し移動します。
     並んでいる木立は本流と河川敷の境、
     野球場やサッカー場の復活には時間がかかりそうですね。




  

     お日さまは何ごともなかったかのように顔を出しましたが
     きっと驚いていることでしょう。




  

     橋を横断して上流側へ。
     ゆうべ10時ごろまでここのライブカメラを見ていたけど
     河川敷は水たまりが出来たくらいでまだ冠水はしていなかった。




  

     高速の足元の堤防を見るとあまり余裕がないみたい、
     この堤防は高さ5mくらいあったと思う、
     足立区で高いところと言えばこの堤防くらいしかない。




  

     富士山は、、、無事でした。♪
     川岸の木々は枝が折れたりしているみたいです。




          

          上がったばかりの太陽の日差しを浴びて街は輝いている、
          鳥たちは流れてくるゴミを避けて元気に飛び回っている、
          ただ流れる水の量だけが異常に多い。

          東京には台風は来ないと思っていたのにジンクス破れたり。
          いきなり避難勧告なんてメールを皮切りに、
          足立区から22のメール、ほかにエリアメールが6、
          いずれも注意情報や避難を促すもの。
          区役所など関係者の皆さんご苦労さまでした。

          まだまだあちこちで被害が発生しているようです、
          一日も早く復旧することを祈ります。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。&EOS5DmarkⅡ/EF17-40 1:4。 撮影 10月13日 荒川・西新井橋付近
          
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吉原弁天とサルスベリ

2019-08-02 | 日記
  ちょっと時間があったので吉原弁天を覗いてみた、
  あれサルスベリが
  こんなところにサルスベリが咲いている。
  まだ小さな小さな木だけど花だけは一人前のサルスベリ。


  

     吉原弁天にサルスベリかぁ、映画「五番町夕霧楼」を思い出す。




          

          丹後の寒村に生まれた夕子は家庭の事情から
          京都の色街・五番町夕霧楼に自ら売られて遊女となる。
          一年後には夕子は五番町で一、二を争う売れっ子になっていた、
          だが夕子には同郷の幼友達であり恋人である青年僧の正順がいた、
          幼い時からずっとサルスベリの木の下で会っていた正順が。




  

     吃音者であった正順は僧になるべく京都の寺で修行していたが
     夕子のことを聞いてひそかに会いに行く。
     吃音のため誰からも話しかけられない正順、極貧の家の娘夕子、
     お互いの心を開き合えるのは二人だけだった。




  

     だが二人にはこの現実をどうすることもできなかった、
     ただ身を寄せ合って辛い時を過ごすのが唯一出来ることだった。




  

     そんなときかねてから夕子を妾にしたいと言い寄っていた金持ちの甚造は
     郭で密かに夕子と会っていた正順を寺の住職に密告してしまう、
     一方夕子は病気になり入院せざるを得なくなっていた。




  

     そして正順は信徒の浄財で豪遊する寺の高僧たちの姿を見て
     修行に幻滅を感じていた、ある日住職と衝突した正順は
     幻滅と怒りから寺に放火し逮捕されたのち留置場で自殺する。
     新聞で事件を知った夕子は病院を抜け出し
     故郷へ戻り昔二人で会っていたサルスベリの下で自ら命を絶った。
     正順さんのところへ行こう、私にできるのはただそれだけ。


     貧しい山村から京都の遊郭へ売られていった夕子と
     幼馴染の正順の純愛を描いた映画。
     舞台は遊郭、夕子の「水揚げ」の旦那との艶事も背景に描き、
     映倫ともかなり揉めたらしいがそれが逆に清純さを盛り上げ
     とても感動的な映画になっている。

     1963年東映作品、監督は田坂具隆。
     主演は佐久間良子、そして脇を固めるのは
     河原崎長一郎、小暮三千代、岩崎加根子、千秋実たち。




  

     夕子が思い出すのは、
     故郷の海から見上げた丘に咲くさるすべりの花、
     いつも正順と会っていたところに咲いていたさるすべりの花。


     いつ見た映画だろう、さるすべりの花のシーンは
     未だに鮮明に覚えている。
     原作は水上勉でこれは代表作の一つ、
     1956年に出た三島由紀夫の『金閣寺』へのアンサーとして書いた。

          data: EOS70D/EF17-40mm 1:4。 撮影 7月30日 吉原弁天
          
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火伏せの神さま秋葉神社

2019-07-08 | 日記
  先月の末にちょっと派手な火傷をしてしまって、
  歩行や自転車で走るのには特に問題ないけど
  はっきり言って見るも無残な姿に笑ってしまったり。
  火の神さまに無沙汰のお詫びと今後のご加護をお願いに行ってきました。


  

     明治の初め東京で火災が頻発し現・秋葉原駅付近に火伏せの神さまである
     秋葉神社が祀られた、のちに鉄道が引かれ秋葉原駅が出来たため神社はここに遷座される。

     先週の土曜日の夜、みそ汁を膝の上にぶちまけて、ギャーーーー!阿鼻叫喚。
     急いで冷やしたけどもう遅い、
     足一本真っ赤になって、どーしよう&どーしよう!?。





  

     狛犬、吽形。
     この神社は秋葉原から引っ越ししてきたんだけど
     これも一緒に来たんだろうね、狛犬の見本みたいないい狛犬だ。

     とりあえずネットで検索したら、何もしちゃだめ
     勝手に薬を塗るな、水泡が出来ても穴など開けちゃダメ
     なるべく早く医者へ、、、でも土曜の夜なんだよなぁ。





  

     こっちは阿形の狛犬、緑の中で涼しそうだね。
     後ろの神社が真新しいだけに古びた狛犬には歴史感たっぷり。

     仕方ないのでタオルで巻いて一夜を過ごす、
     翌朝見たら凄いことに、赤くなったのは当然としても
     腿の内側に鶏卵くらいの水泡がぷよぷよ。
     どーすんのこれ、今日は日曜だし参ったなぁ。





  

     最近再建された社殿、朱色のきれいな社殿だ。
     旧社殿は関東大震災や東京大空襲で二度の被災、
     昭和46年(1971)この社殿が再建された。

     日曜日では仕方がない、諦めて静かに過ごそうか
     破裂されては困るので水泡にタオルを巻いて。
     などと思ったけど小野輝さまの山開きなど見に行く、
     お祓いも受けたけど遅かったなぁ・・・。





  

     自身を写した絵馬、
     秋葉原からここへ130年前のことになるそうな。


     月曜日、すぐ近くの開業医へ行く。
     おばちゃん看護師×2、「あら~!」、先生はさすがに驚かない、「やっちゃったか」。
     昭和の頃に戻ったかのような懐かしい雰囲気の医院、
     小児科があるのでお子ちゃまが待合室で走り回っている。





  

     御遷座百周年記念の碑があった、これからさらに30年経ったんだね。

     やっと治療が始まったが自分では見られない、(怖い)
     でも痛みはほとんどなくこれで後は先生任せだな。
     右足の太腿の付け根から膝まで、ふくらはぎから足首まで、
     左足の甲、包帯でぐるぐる巻きにされミイラ男が出来上がり。





  

     社務所、落ち着いたいい社務所だね。
     いま流行りの派手な社務所ではなくしっとりとした佇まいだ。


     さてさて一段落して思うにこれはきっと信心が足らなかったせいだ、
     火傷も火の神さまの守備範囲だろう秋葉さまにお詣りしてこよう。
     火事も怖いけど火傷も大変だ、今後こうしたことがないようにお守りください。





  

     入ってきた鳥居の反対側にも鳥居があった、
     社殿の前を横切る形の参道なのでどっちが正門か分からない。

     怪我はともかく包帯のグルグル巻きでは風呂に入れない、
     ムシムシした梅雨空の下で風呂へ入れないのはかなり辛い、
     特に頭が洗えないのが困るので一念発起。
     雨合羽の下だけ履いて足にはレジ袋を2枚くらい履いて風呂場で頭を洗う、、、
     あ~ぁ、さっぱりした生き返ったみたい。





  

     まあそんなわけで、「秋葉さまよろしくお守りください」。

     今回はちゃんと参拝しましたよ、お賽銭上げてかしわ手打って
     いままでやらな過ぎたので罰が当たったのかな。


     さてそれでは今回の事故を受け教訓など。
     衣類の上からお湯などがかかったときは何をおいてもまず冷やす、
     衣類など脱いでるひまがあったら冷やせ、
     風呂場などに飛んでいき衣類は着たまま水で冷やせ。
     これをやるだけでダメージはずいぶん違うとか。
     先生曰く、「ズボンなど脱がないですぐに冷やしていれば
     こんなにはひどくはならなかっただろう」。

     頭の隅に焼き付けてください、「とにかくすぐに冷やすこと」。
     あってはならないことだけど万一の場合は「すぐ冷やせ」ですよ。

          data: EOS70D/EF17-40mm 1:4 。 撮影 7月3日 台東区・秋葉神社
          
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令和へ贈るランの花

2019-04-30 | 日記
  さあいよいよですね平成から令和へのリレー、
  お祝いにランの花など準備しました。
  結局私の頭には入らなかった平成だけど、
  令和とはどうやって付き合うのだろうか。


  

     シュンラン(春蘭)  ラン科シュンラン属。

     古い写真です、3月中頃の。
     そうです、早春に咲くので春蘭と。
     春先は梅や桜ばかりでは面白くない、こうして地面から出てくる花がないとね。




          

          花は葉と同じような色なのであまり目立たない、
          土筆(つくし)のようにひょろひょろと茎を伸ばしてくる。

          花を塩漬けにしたものを「蘭湯(らんゆ」として
          祝いの席に使うことがあるらしい。




       

     エビネ(ラン)  ラン科エビネ属。

     根っこは球茎が繋がっていて持ち上げるとエビのような形となることからエビネと、
     なにも根っこを掘り出して持ち上げるまでして名前をつけなくてもねぇ。
     花もいいけど?この葉っぱの色が、
     海老茶・・・落ち着く色だ。




  

     花の形はやっぱりランの花だねぇ、
     これも好きな人にとってはたまらないものらしく愛好家はいっぱいいるみたい。




  

     クマガイソウ(熊谷草)  ラン科アツモリソウ属。

     百花園サン何もこんな奥まったところに植えなくてもよさそうなものだ、
     通路から遠いのでアップもままならないよ。




  

     無理を承知で大きくして見るとこんな花。
     別の場所に、条件がいいところに他の株もあるので
     咲いたらまた撮ってこられるかも、いつ行けるのかなぁ・・・。




  

     このままではいくら何でもお祝いとは言い難いので・・・
     シラン(紫蘭)  ラン科シラン属。
     華やかな色、いま満開です。

     テントウムシもお祝いにかけつけました。
    ♪ 赤 青 黄色の衣装をつけた
     てんとう虫がしゃしゃりでて
     サンバにあわせて踊りだす・・・。(^O^)/




  

     やっとお祝いらしくなりました。
     令和の始まり、いい世の中になることを願って!!。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 4月20日 向島百花園
          



     いよいよ平成と別れて令和の時代に入ります、私にとって平成とは。

     平成の記憶といえば平成に変わった瞬間の記憶が昨日のことのように頭をよぎります。
     当時は印刷工場で働いていましたが年末の押し詰まったころから週刊誌の特別号、
     「天皇崩御」 大きく昭和天皇の写真を載せた週刊誌の表紙がどんどん工場へ運ばれてきました。
     ただその週刊誌のウラ表紙には発行日だけが印刷されていません、いわば予定稿
     いよいよ近いらしい、出版社は発行日の印刷されていない表紙を印刷し"その日"を待っていたんですね。

     その印刷未了の表紙は私の工場の隙間という隙間に高く積み上げられ"その日"を待っていた、
     そしてついに"その日"が、、、工場ではすべての予定を変更し全機がその週刊誌に日付を入れ始めました。
     印刷が終わった表紙は製本工場へピストン輸送、高く積まれていた未了の表紙はどんどん無くなっていく、
     それを見たとき 「ああ、昭和が終わった」・・・心の中にぽっかり穴が開いたような気持ちでした。
     そして小渕官房長官が 「新しい年号は平成です」と、
     平成は始まったけど今日まで私の頭から昭和が消えることはありません、平成はついに定住しませんでした。

     当時は華美な歌舞音曲は自粛され火が消えたような日が続きましたが、
     今回はお祝いムードに包まれ前回の改元とは大きく違いますね。

     蛇足ですが、その小渕元総理も亡くなって、、、。
     夜勤のときそれを聞いた私は「小渕さんは確か王子に自宅があったな、行ってみよう」、
     一度帰ってカメラを持って王子へ、もうたくさんのテレビ中継車がパラボラを高く上げて道路端に縦列駐車。
     臆面もなく自宅前まで行ったけど止める人もなく玄関前まで、カメラの放列に交じって私も激写!
     今なら考えられないことでした。

     さあ、令和の時代はどうなるのでしょう。
     激動の昭和から一度立ち止まった平成、また動き出して欲しいですね。

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一富士二鷹三茄子

2019-01-02 | 日記
  初夢はご覧になりましたか?
  初夢と言えば「一富士二鷹三茄子」が有名。
  その前に初夢っていつ見た夢のこと?、
  いろいろな夢のお話。

  初夢というのは、31~元日の間、元日~2日の間、2~3日の間との説があった、
  でも今は大体1~2日の間に見た夢というのが定説になったみたいです。


  

     「一富士二鷹三茄子」の起源は江戸時代らしいですね。
     江戸時代に最も古い富士講組織の一つがあった「駒込富士神社」の周辺に
     鷹匠屋敷があり、駒込茄子が名産であったためこの言葉が生まれた。
     当時の縁起物として「駒込は一富士二鷹三茄子」と川柳に詠まれたのが始まりか、と。




  

     ほかに、
     徳川家縁の地である駿河国での高いものの順で
     富士山、愛鷹山、初物のなすの値段を並べたという説。
     さらに、
     富士は日本一の山、鷹は賢くて強い鳥、なすは事を「成す」などの説もあったようです。




  

     あと初夢と言えばあの回文、
     「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」
     (長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音の良きかな)。
     この回文の歌を書いたものを枕の下に入れて眠ると良いとされている。
     これでも悪い夢を見た時は、翌朝、宝船の絵を川に流して縁起直しをする。
     ちゃんと悪い夢を見たときの救済方法まであったりして。

     平成最後の年ともなるとこれらの習慣もすっかり聞かなくなった、
     長く生きている者にはやっぱり淋しいことというしかない。
     過ぎ去っていく時は速く取り戻しようがない、ただ春の夜の夢のごとし。

     紅白を見なくなってはや幾十年、
     今年の大晦日はテレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」を見ながら
     聞きながら過ごした、パソコンの中身の整理などをしながら。
     やっぱり昭和の歌はええわ、
     歌を聞くとその時々の夢が蘇ってくる、今の時代のなんと夢のないことよ。
     夢よもう一度!、あのころの夢をもう一度。

          

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