シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

素人の趣味ゴトに共通してますね

2021年11月02日 | Vn ビギナー事始め
「バイオリン やってはいけない10選」(YouTube 2020/08/13 https://www.youtube.com/watch?v=nQzTeQFW648) から。
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プロのヴァイオリニストが語る10禁の8~10番目が面白い。
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8) 1回目の発表会に知人を呼んではいけない
9) 『その楽器いくら?』と訊いてはいけない
10) プロに『上手いですね』と言ってはいけない
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8) なぜなら “初心者の演奏は … 結構ヒドイ” ですから、ヴァイオリンが難しい楽器だと少しでも解っている人はいいけど、ヴァイオリンの事を知らない人はそれなりに期待して来るので ガッカリさせてしまう。 アンサンブルとかオケの場合は解らないからいいですけど __ という説明で、そうだろうなと思いましたね。

初心者のヴァイオリン独奏は、(勿論 プロじゃありませんから) プロの音が聴こえるはずがありません。 極端な話し ネズミのキーキー音よりはましか数段いいという程度です。 それを解ってない人が聴いたら … “え~ こんな下手くそな音しか出ないの~” と期待はずれの感想を抱くに決まってますよね。 納得です。

学生時代のオーディオ仲間の知人と後年 話した時 「この前 素人フルーティストの発表会に呼ばれて聴きに行ったんだけど、ヒドかった」という話題をいってましたが、これと同じです。 (オーディオ装置でいい演奏ばかりを聴く) この知人は楽器の難しさが解っていないのです。
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9)「女に体重は?」「男に年収は?」と訊いているのと同じといってます。 ネタとして自分でいってる人はいいけど、ヴァイオリニストにとっては結構センシティブな問題ですと __ そういえば 私も地元の懇親会でヴァイオリン演奏を披露した後、その席で知人から「その弾いてる楽器 いくらぐらいするんですか?」と訊かれ、「10万くらいです」と答えました。

私は気にはしなかったですけど、例えば 300万の楽器を使っている人が 即「300万です」と答えるかというと、微妙だと思います。 質問した人がどういう意図で訊いてるかと一瞬思うはずで __ 300万の楽器で弾いてるにしてはいい音がするという意味なのか、それとも 300万の楽器にしてはヒドイ音だといってるのか瞬時に判断できませんから。

これが 3,000万、1億の楽器を使っている人だったら なおさらでしょう。
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10) プロ野球選手に「野球 上手いですね」というのと同じと解説しています。 確かにプロが上手いのは当たり前で、その先「あそこが良かった ここで感動した」というのだったらいいと思います。

昔 区役所のロビーコンサートで 中年女流ヴァイオリニストが弾く昼休みの無料演奏会を聴いた事があります。 終了後 声がけしようとしましたが、知人が取り巻いて談笑してるので すぐには話しかけられず、1人になった数分後「上手いですね 私もあの曲 練習してるんです」といったら、「嬉しいです」と真顔で答えてました。

そのヴァイオリニストは、おそらく 元プロだったのか、それとも子育てが終わった 元音大出の半分素人だったのか判りませんが、区からどこかを通じて無料演奏会に出ないかと頼まれたのでしょう。 無料演奏会ですから現役のプロではないはずです。

現役のプロだったら「上手いですね」といわれて、どちらかというとムッとするはずです。 上から目線でいわれたようなものですから。

というわけで、「上手いですね」の後 間髪を入れずに「あそこが良かった ここで感動した」を付け加えて伝えた方がいいですね。
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こうした事柄は、何もヴァイオリンだけでなく、素人の趣味ゴト・プロのパフォーマンスに共通していると思います。 難しいですね、褒めるのも。

今日はここまでです。

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