シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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どんどん劣化する独学ヴァイオリン技術

2017年10月16日 | Vn ビギナー事始め
写真はネットから拝借した画像。
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この半年余り 母の入院 介護 死亡 葬儀 納骨 金融資産の相続 家財の片付け 不動産の売却交渉 … などなどで忙殺され、ヴァイオリンの練習が極端に減りました (というのはいい訳です)。 今は1日に1時間ほど かろうじて練習を続けていますが、1日1時間では上達どころか どんどん演奏技術が劣化しているのを感じます。

このままでは ヴァイオリンを始めた頃の7年前の初心者に戻ってしまいそうで、逆にこれまでの7年間 積み上げた練習はなんだったのかと自問する有様です。 でも技術が劣化すると 益々練習に身が入らなくなり、益々練習時間が減るという “負のスパイラル” に陥ってしまいそうです (実際 既にそのスパイラルにもう陥ってるのかも)。

今日など 弾いていたら随分と変な音が出て、いささかウンザリしている自分に気がつきました。 な〜に 練習せずに、自分で技術レベルを落としているんですからと、益々嫌になって来ます。 夕方 3ヶ月に1回の定例の地元自治会の懇親会に出席して、隣の人に「最近 ご自宅そばを通りかかっても 以前のようにヴァイオリンを練習する音がさっぱり聞こえてきませんね」とまでいわれてしまいました (他人の指摘はこたえます)。

う〜ん 確かに 独学で上達しないのは元々分かっていたのですが、これほど上達しないとは思っていませんでした (でも 趣味だから それでもいいのだと呟いて時々自分を慰めます)。 “負のスパイラル” から抜け出すためには __ やはり練習時間を以前のように 倍の1日2時間に増やさないと上達どころか維持もできないでしょう。

それほど ヴァイオリンは体で覚えこませる部分が多く、言葉や理屈では説明しきれるものではなく、ただただ練習あるのみというおっそろしく “厄介な楽器” です。 弓の毛の張り方一つ取っても、この程度という基準すらなく、試行錯誤を繰り返して自分で決め、更に練習中にも変更します。

弦への圧力もそっと置く程度にし、あまり圧力を加えないとキーキー音にもなり、ほどほどの圧力も必要で、これもどれくらいという基準すらなく、自分で決めなくてはなりません。

どの音ではどの弦を使うかも幾通りもあり、どれが絶対ということもありません。 曲のパッセージの中で、”運指のし易さ” で選ぶべきことと自覚しています。

そうやって身に覚えこませた 様々なことも、何日も弾かずにいると忘れてしまい、演奏レベルは落ち、どんどん退行していきます。 逆に考えると 四六時中 演奏のことを考え、スコアを読み、この音の時はこの運指、あの音はあの運指と考え、最終的には考えなくとも体が動くまでにしなくてはならないでしょう。

脳の中の演奏記憶回路が2〜3日で蒸発してしまう、そんなあやふやな 脆い記憶の中で体を動かしているようなものです。 プロのソロ・ヴァイオリニストは、毎日数時間の練習が欠かせず、しかも1日たりとも休めない、年がら年中 ヴァイオリン漬けの毎日をおくっているのではないかと想像します。

アマチュアだろうが、趣味だろうが、どうも片手間では成り立たない世界のようです。 などなど おっそろしく経験と練習時間 (拘束時間?) が決定する要素が強い、超アナログの世界で、泥沼といってもいいかも__

以上

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