
やっぱりね。 古代技術では制作不可能だと思いましたよ。 でも真相が出てくると、歴史のロマンが消滅したような、マジックの種明かしを味わったような気分ですね。
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「インディもびっくり 水晶ドクロは19世紀独製」(4月24日 asahi.com / パリ) _ ※追加1へ
ウィキペディアから … 水晶髑髏とは、水晶で作られた人間の頭蓋骨模型のことである。 考古遺物と主張する説と、あまりにも精巧に造られているためにオーパーツとして取り上げられ、本当に出土品であるかどうかについて懐疑的な説がある (※追加2へ続く)。
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マジックを見て、不思議だなぁと思う反面、種があるのだろうと想像しますが、種を知らないほうが楽しめるものです。 知ってしまうと、ナンだ つまんないと感じてしまうものですね。
いたずら心を持った人が、古代遺跡の中に埋めて、発見されるのを一人ほくそ笑むことは大いに考えられます。 以前、日本でも「神の手」といわれた人が陶器のかけらをこっそりと遺跡の中に埋めて 自分で発見していたことがありましたよね。
科学的に究明すれば、そのようなことは多くなっていくのではないかと思います。 でも、大抵の事は不思議だなと思っているうちが面白いのかも知れません。 真相を知らないほうがいいことも世の中には数多くあるものです。
以上
※追加1_ 中米マヤ、アステカ文明の遺物といわれる水晶ドクロ (クリスタル・スカル) をテーマに、日本でも公開される映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの新作「クリスタル・スカルの王国」の封切りを記念して、パリの国立ケ・ブランリ美術館は5月から、所蔵する水晶ドクロを展示する。 ただ、所蔵品は調査の結果、19世紀のドイツ製の偽物と判明。 関係者を驚かせている。
水晶ドクロは、実物大の人間の頭蓋骨の形に水晶を削ったもの。 同館によると、世界で12個確認されている。 同館所蔵の水晶ドクロは高さ11センチ、重さ2.5キロの透明水晶製。 アステカ王国の神話で死の世界を支配する神「ミクトランテクトリ」を体現したものと言い伝えられ、同館の前身の博物館に19世紀、冒険家から寄贈された。
しかし、同館が昨年研究機関に依頼した調査で、表面に機械を使用した跡が判明。 ブラジル産の石を使って1867〜86年にドイツ南部の工房で制作されたとの結論となった。 同館は展示で、その経緯も含めて紹介する。
水晶ドクロについては「手で磨くと制作に300年かかる」「全部で13個あり、2012年に集めないと世界が滅亡する」などの伝説、迷信がある。 映画は、神秘の力を持つ水晶ドクロを巡り主人公のインディ博士とソ連軍が戦う物語という。
ケ・ブランリ美術館は、アジア、アフリカ、中南米などの非西洋文明に光を当てる美術館としてシラク前大統領が建設を推進。 06年にセーヌ河岸に開館した。 水晶ドクロの公開は5月20日〜9月7日。 ドクロをモチーフとしたアフリカやニューギニアの作品も同時に展示する。映画は、日本で6月21日から全国でロードショー公開される。
………………………………………………
※追加2_ 十数個が確認されているが、一般にはイギリスの F.A. ミッチェル.ヘッジスが1927年にベリーズ南部の古典期の遺跡ルバアントゥンで発見したとされるものを指すことが多い。 ミッチェルの娘アナの17才の誕生日に発見され、彼らが遺跡の調査を中断して水晶髑髏を私蔵したため、様々な憶測を呼んだ。 このミッチェルの水晶髑髏 (ヘッジス・スカル、ヘッジスの水晶ドクロなどとも呼ばれる) は、実物大で、解剖学的にみても精緻に造られている。
しかし、髑髏を「発見」したとされる日、既にミッチェル・ヘッジスはイギリスに帰国しており、発見者のアナはベリーズに入国した形跡も無いことも判明している。 そのため、ベリーズの遺跡で発見されたものであるかは疑わしいとの主張もある。
これらの髑髏の素材となる水晶は硬度の高い物質であり、また割れやすく加工は難しい。 現代の道具を用いずとも、時間をかけて磨いていけば人間の手でも髑髏への加工は可能と言われているが、人力による手作業では300年以上はかかるとする見解もある。
もうひとつ有名なのは、やはりアステカの遺跡から発見されたという大英博物館にある「頭蓋骨」であるが、轆轤 (ろくろ) の加工痕があり、19世紀後半に製作したものであることが判明した。 この「頭蓋骨」は、フランス人のユージン・ボバレがアステカの遺跡から出土したと主張していたもので、ニューヨークの宝石商の手を経て1898年に大英博物館にわたったものである。
追加 _「インディの水晶ドクロ、大英博物館とスミソニアン所蔵も偽物」(5月26日 Itmedia) _インディアナ・ジョーンズの20年ぶり最新シリーズでテーマとなっている、アステカ文明由来とされる水晶製ドクロ「クリスタル・スカル」のうち2つが偽物であることが新たに判明した。
フランスのケ・ブランリ美術館が所蔵する水晶ドクロは19世紀に作られた偽物であることが判明しているが、今回は大英博物館とスミソニアン博物館が所蔵する2個を両博物館、英キングストン大学、英カーディフ大学が調査。
その結果、この2つの水晶ドクロはメキシコの古代文明により生み出されたものではなく、大英博物館の所蔵品は19世紀のヨーロッパで製作され、スミソニアン博物館所蔵物は1960年にメキシコシティで入手する少し前に作られたものだと共同調査チームは解説している。
大英博物館所蔵の水晶ドクロは1897年に Tiffany から購入したもので、スミソニアン博物館所蔵のものは1992年に寄贈されている。 調査チームが最新の電子顕微鏡で調べたところ、いずれも回転ディスクによる加工ツールが使用されていることが判明した。 大英博物館所蔵品の素材はブラジルかマダガスカル産の水晶であり、古代メキシコの交易範囲から逸脱している。 このため、この2つの水晶ドクロは偽物と結論付けられた。
カーディフ大学の歴史考古学担当教授であるイアン・フリーストーンは、水晶ドクロのような特異な出土品が偽物であったことは残念としながらも「過去を正しく理解するには本物と偽物を見極めることが大切だ。 インディアナ・ジョーンズによる本物の水晶ドクロ探しは、われわれよりも幸運に恵まれることになるだろう」と述べている。
以上
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「インディもびっくり 水晶ドクロは19世紀独製」(4月24日 asahi.com / パリ) _ ※追加1へ
ウィキペディアから … 水晶髑髏とは、水晶で作られた人間の頭蓋骨模型のことである。 考古遺物と主張する説と、あまりにも精巧に造られているためにオーパーツとして取り上げられ、本当に出土品であるかどうかについて懐疑的な説がある (※追加2へ続く)。
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マジックを見て、不思議だなぁと思う反面、種があるのだろうと想像しますが、種を知らないほうが楽しめるものです。 知ってしまうと、ナンだ つまんないと感じてしまうものですね。
いたずら心を持った人が、古代遺跡の中に埋めて、発見されるのを一人ほくそ笑むことは大いに考えられます。 以前、日本でも「神の手」といわれた人が陶器のかけらをこっそりと遺跡の中に埋めて 自分で発見していたことがありましたよね。
科学的に究明すれば、そのようなことは多くなっていくのではないかと思います。 でも、大抵の事は不思議だなと思っているうちが面白いのかも知れません。 真相を知らないほうがいいことも世の中には数多くあるものです。
以上
※追加1_ 中米マヤ、アステカ文明の遺物といわれる水晶ドクロ (クリスタル・スカル) をテーマに、日本でも公開される映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの新作「クリスタル・スカルの王国」の封切りを記念して、パリの国立ケ・ブランリ美術館は5月から、所蔵する水晶ドクロを展示する。 ただ、所蔵品は調査の結果、19世紀のドイツ製の偽物と判明。 関係者を驚かせている。
水晶ドクロは、実物大の人間の頭蓋骨の形に水晶を削ったもの。 同館によると、世界で12個確認されている。 同館所蔵の水晶ドクロは高さ11センチ、重さ2.5キロの透明水晶製。 アステカ王国の神話で死の世界を支配する神「ミクトランテクトリ」を体現したものと言い伝えられ、同館の前身の博物館に19世紀、冒険家から寄贈された。
しかし、同館が昨年研究機関に依頼した調査で、表面に機械を使用した跡が判明。 ブラジル産の石を使って1867〜86年にドイツ南部の工房で制作されたとの結論となった。 同館は展示で、その経緯も含めて紹介する。
水晶ドクロについては「手で磨くと制作に300年かかる」「全部で13個あり、2012年に集めないと世界が滅亡する」などの伝説、迷信がある。 映画は、神秘の力を持つ水晶ドクロを巡り主人公のインディ博士とソ連軍が戦う物語という。
ケ・ブランリ美術館は、アジア、アフリカ、中南米などの非西洋文明に光を当てる美術館としてシラク前大統領が建設を推進。 06年にセーヌ河岸に開館した。 水晶ドクロの公開は5月20日〜9月7日。 ドクロをモチーフとしたアフリカやニューギニアの作品も同時に展示する。映画は、日本で6月21日から全国でロードショー公開される。
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※追加2_ 十数個が確認されているが、一般にはイギリスの F.A. ミッチェル.ヘッジスが1927年にベリーズ南部の古典期の遺跡ルバアントゥンで発見したとされるものを指すことが多い。 ミッチェルの娘アナの17才の誕生日に発見され、彼らが遺跡の調査を中断して水晶髑髏を私蔵したため、様々な憶測を呼んだ。 このミッチェルの水晶髑髏 (ヘッジス・スカル、ヘッジスの水晶ドクロなどとも呼ばれる) は、実物大で、解剖学的にみても精緻に造られている。
しかし、髑髏を「発見」したとされる日、既にミッチェル・ヘッジスはイギリスに帰国しており、発見者のアナはベリーズに入国した形跡も無いことも判明している。 そのため、ベリーズの遺跡で発見されたものであるかは疑わしいとの主張もある。
これらの髑髏の素材となる水晶は硬度の高い物質であり、また割れやすく加工は難しい。 現代の道具を用いずとも、時間をかけて磨いていけば人間の手でも髑髏への加工は可能と言われているが、人力による手作業では300年以上はかかるとする見解もある。
もうひとつ有名なのは、やはりアステカの遺跡から発見されたという大英博物館にある「頭蓋骨」であるが、轆轤 (ろくろ) の加工痕があり、19世紀後半に製作したものであることが判明した。 この「頭蓋骨」は、フランス人のユージン・ボバレがアステカの遺跡から出土したと主張していたもので、ニューヨークの宝石商の手を経て1898年に大英博物館にわたったものである。
追加 _「インディの水晶ドクロ、大英博物館とスミソニアン所蔵も偽物」(5月26日 Itmedia) _インディアナ・ジョーンズの20年ぶり最新シリーズでテーマとなっている、アステカ文明由来とされる水晶製ドクロ「クリスタル・スカル」のうち2つが偽物であることが新たに判明した。
フランスのケ・ブランリ美術館が所蔵する水晶ドクロは19世紀に作られた偽物であることが判明しているが、今回は大英博物館とスミソニアン博物館が所蔵する2個を両博物館、英キングストン大学、英カーディフ大学が調査。
その結果、この2つの水晶ドクロはメキシコの古代文明により生み出されたものではなく、大英博物館の所蔵品は19世紀のヨーロッパで製作され、スミソニアン博物館所蔵物は1960年にメキシコシティで入手する少し前に作られたものだと共同調査チームは解説している。
大英博物館所蔵の水晶ドクロは1897年に Tiffany から購入したもので、スミソニアン博物館所蔵のものは1992年に寄贈されている。 調査チームが最新の電子顕微鏡で調べたところ、いずれも回転ディスクによる加工ツールが使用されていることが判明した。 大英博物館所蔵品の素材はブラジルかマダガスカル産の水晶であり、古代メキシコの交易範囲から逸脱している。 このため、この2つの水晶ドクロは偽物と結論付けられた。
カーディフ大学の歴史考古学担当教授であるイアン・フリーストーンは、水晶ドクロのような特異な出土品が偽物であったことは残念としながらも「過去を正しく理解するには本物と偽物を見極めることが大切だ。 インディアナ・ジョーンズによる本物の水晶ドクロ探しは、われわれよりも幸運に恵まれることになるだろう」と述べている。
以上