シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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誤審と情実は表裏一体?

2012年08月03日 | スポーツは面白い
写真左は、泣きながら抗議を続けた韓国の申アラム選手。 写真右は審判団に抗議する日本チーム関係者。 
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プロ野球でも判定ミスはしょっちゅう起るし、相撲でも勝負を巡って物いいが付くことは日常茶飯事のことです。 だから 五輪であろうが、何だろうが、スポーツ競技に判定ミス 採点ミスはこれからも起り続けるでしょう。
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意図的な誤審とまでは行かないが、(意図的な?) ルールの変更が起ったのはスキー ノルディック複合元選手の荻原健司の現役時代のことです。 彼は、90年代の 92〜93シーズンから3年続けて、ノルディック複合ワールドカップで個人総合で金メダルを取り続けました。 4年目の95〜96シーズンには銀メダルでした。

彼は、ノルディックスキー世界選手権でも93年と97年に個人で金メダルを取って、そのあまりの強さから “宇宙人” と呼ばれました。 ノルディックスキーの本場は北欧です。 それをアジアの片隅にある日本の選手が毎年 金メダルを取り続けていれば、本場の人は面白いはずがないでしょう。 また 競技運営 (や ルール作り) の中心になっているのも、北欧出身の人たちだろうと推測します。

それで、どうやって荻原健司の優勝を阻もうという動きがあったかというと、ルールの変更だったのです。 当然 荻原に不利な、北欧選手側に有利な形での変更だったと記憶しています。 しかし 荻原はそれにもめげずに勝ち続けました。
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サッカーでも過去に誤審はありました。 1986 FIFA ワールドカップでのアルゼンチンのディエゴ・マラドーナ選手が、準々決勝のイングランド戦で “神の手” の得点が認められた件が有名です (後述)。

また サッカーでは規定時間を越えて、ロスタイムという名での延長が慣例化していますが、これも審判員の胸先三寸次第のとてもあいまいなものです。 ここに情実 (じょうじつ 個人的な利害・感情がからんで公平な取扱いができない関係や状態) が入らないとも断言できません。
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誤審が多いと報道されている特定国は、(想像ですが) このオリンピックで勝ち過ぎて、旧勢力から不評を買っているのかも知れません。 勝ち過ぎると、ノルディックスキーの荻原の置かれたような立場になるのかも。

スポーツは、強い者、優秀な者に対しても、そうでない者に対しても、平等だとはいいますが、眼に見えない不平等もあることでしょう。 旧勢力とは何か … それはこうだと断言しにくいものです __ 記事6では、「フェンシングは欧州、水泳は米国・カナダなど西欧先進国の勢力が強い」ともあります。

或は 勝負に賭けるどん欲さが特定国の選手は強すぎ、それが試合態度に出るのではないでしょうか? 態度に出ると、品のない試合内容になるものです (私は目撃したことはありませんが)。 品のない選手は好かれません。
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銅メダルを獲得した女子アーチェリー記事にありましたが、「日本の早川選手は、韓国から来日 日本国籍を取得しました。 小学3年から韓国でアーチェリーを始め、結果ばかりを求められ、負けた時に “顔を殴られた” こともあった …」(日経 7月30日夕刊) とありますから、かの国では 他の種目でも推して知るべしかも。

また バドミントン女子ダブルスで、4組が「無気力試合」を理由に失格処分を下されました。 ここにも特定国チームが絡んでいます (韓国の2ペア、中国ペア、インドネシアペアの計4組です)。 観戦する方としては、強くても弱くても 力を出し切るアスリートらしい さわやかな試合を見たい、というのが一般的なのではないでしょうか?
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「”誤審五輪 あんまりだ” 韓国で判定に不満高まる」(8月1日 朝日新聞/ソウル) _ ※追加1へ
「韓国 “誤審五輪” とブーイング 判定に不信感」(8月1日 日経/ソウル共同) _ ※追加2へ
「ロンドン五輪:中国報道 “判定で笑う日本、泣く韓国”」(8月1日 サーチナニュース) _ ※追加3へ
「五輪=判定抗議の韓国選手、フェンシング連盟が特別メダル授与へ」(8月1日 ロイター/ロンドン) _ ※追加4へ
「五輪=国際体操連盟、内村の得点修正は “公正な判断”」(7月31日 ロイター/ロンドン) _ ※追加5へ
「“誤審オリンピック”4件のうち3件が韓国 … スポーツ外交力が問題?」(7月31日 中央日報) _ ※追加6へ

ウィキペディアから __ ● 1986 FIFAワールドカップ ● 準々決勝のアルゼンチン対イングランド戦試合前には3年前のフォークランド紛争 (マルビナス戦争) の因縁もあって両国メディアの舌戦が続いたが、その試合は、いわゆる “神の手” ゴールと “5人抜き” ドリブルを記録した試合として知られている。 後半4分 ペナルティエリアに走りこんだマラドーナと浮き玉を処理しようとした相手 GK ピーター・シルトンと交錯したが、マラドーナは空中のボールを素早く左手ではたき、ボールはそのままゴールインした。 シルトンをはじめイングランドの選手はマラドーナのハンドを主張したが、審判は彼の得点を認めた。 その4分後にはセンターライン付近でパスを受けると単独で 60m 近くドリブルし、5人を抜いて無人のゴールにボールを蹴りこんだ。 前者の得点については「本当は手で触れたのだが、神の思し召しにより許された」という趣旨の発言をしたことから “神の手” ゴールという呼称が広まった。

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以上


※追加1_ ロンドン五輪で韓国人選手に対する疑惑の判定が相次いでいるとし、韓国で不満が高まっており、地元メディアは「誤審五輪 あんまりだ」(東亜日報) と大きく伝えている。

28日の水泳男子 400メートル自由形予選。 韓国で「マリンボーイ」の愛称で呼ばれる朴泰桓は、スタートの合図の前に体が動いたという指摘を受け、いったんは失格になった。 韓国側の異議申し立てで撤回され、結果的に銀メダルを獲得したが、失格判定は「いいがかり」との批判が出た。

翌日の柔道男子 66キロ級の準々決勝では、旗判定でいったん勝利を告げられたチョ準好 (チョ・ジュンホ、チョは専の寸が日) が、審判委員 (ジュリー) の指摘を受けた後の判定で海老沼匡に敗退した。

そして フェンシング女子エペ個人の準決勝。申アラムが優勢のうちに延長戦が終わりかけたが、残り1秒でポイントを奪われ、負けた。 韓国側は残り1秒の間に4度も攻撃できたのはおかしいと抗議したが、判定は覆らず。 1日付の朝鮮日報は1面で「4年より長かった1秒」と皮肉たっぷりに報じ、時間計測員が15歳のボランティアだったことなどを指摘した。
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※追加2_ ロンドン五輪に出場した韓国の看板選手らが「釈然としない判定」で敗退する事態が相次ぎ、韓国内でブーイングが沸き起こっている。 各メディアは「不利な判定が集中している」と非難。「誤審オリンピックだ」(東亜日報) などと不信感をあらわにした。

中央日報は、韓国の「スポーツ外交力が劣っているため」と分析。 体操男子団体総合で日本が抗議の結果、4位から銀メダルに順位が上がった例を挙げ「国際スポーツ界での発言権や政治力を向上すべきだ」と論じた。

問題になっている事例は三つあり、最も議論を呼んでいるのがフェンシング女子エペ個人の準決勝。 韓国の申アラム選手は延長の残り1秒から決勝点を奪われ敗れた。

韓国側は「時間を過ぎてからの得点だ」と主張。 申選手もピスト (舞台) に座り込んで抗議したが判定は覆らず、韓国メディアは「4年 (ごとの五輪) より長い1秒」と皮肉った。

柔道で海老沼匡選手と対戦し、旗判定のやり直しで一転、敗退したチョ準好選手の試合については、朝鮮日報が「あきれた判定」と報道。 予選でフライング失格になったが、その後処分が覆り銀メダルを獲得した男子 400メートル自由形の朴泰桓選手のケースでは「誤審のショックがなければ金メダルだったかもしれない」などの指摘が相次いだ。
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※追加3_ ロンドンオリンピックで、韓国人選手人への「厳しい判定」が相次いでいる。 中国メディアの中国新聞社は7月31日付で、韓国人選手が “悲劇” に見舞われる一方で、「隣国の日本選手は幸運に恵まれ、男子体操団体では最終的に銀メダルを獲得した」と報じた。

記事はまず、水泳男子 400メートル自由形に出場した韓国の朴泰桓選手の例を紹介。 予選でフライングと判定されて失格となった。 韓国側は抗議したが最初は受け入れられず、更に抗議を続けてようやく決勝に進出できたという伝えた。

記事は、柔道男子 66キロ以下級の準々決勝で韓国の曹准好選手と日本の海老沼匡選手の一戦をあげた。 1度は曹選手の優勢勝ちとなった判定が、審判長が録画映像を分析した結果 覆り、海老沼の優勢勝ちになった。

また 女子フェンシング・エペの準決勝でも韓国のシン・アラム選手が判定負け。 会場に1時間 座りこんで抗議したが、聞き入れられなかったと紹介した。

7月30日に行われた男子体操団体のあん馬にも注目。 日本チームは内村航平選手の降り技にミスがあり4位に転落したものの、日本の異議が認められ、最終的に得点は 0.7ポイント増加。 イギリス、ウクライナを抜き、銀メダルを獲得したと伝えた。
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※追加4_ 国際フェンシング連盟 (FIE) は、31日 ロンドン五輪の女子エペ個人準決勝で延長の末に敗れた韓国の申アラム選手が判定を不服として抗議した問題で、同選手に特別メダルを授与することになったと発表した。

30日の試合で、ドイツのブリッタ・ハイデマンと対戦した申は試合終了残り1秒の時点で決勝点を奪われ敗退。 申は終了時間を過ぎていたとして、抗議のため約1時間にわたってピスト (競技台) 上に座り込んだ。 泣きながら抗議を続けた申だったが、結局判定は覆らず、3位決定戦でも敗れメダルを逃した。

韓国オリンピック委員会の朴容晟会長は31日に会見を開き、FIE 側が計時方法に問題があることを認め、申選手に謝罪したと明かした。
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※追加5_ 国際体操連盟 (FIG) の Andre Gueisbuhler 事務局長は30日、ロンドン五輪体操男子団体総合決勝で、日本の内村航平が演技したあん馬の得点が修正されたことについて、公正な判断だったとの見解を示した。

内村のあん馬の得点は当初、降り技が認められず 13.466点だった。 この時点で、1位中国、2位英国、3位ウクライナ、4位日本の順位となったが、日本チームが再審を要求。15分間の協議の末、当初の得点に 0.7点が加算され、日本が総合2位に繰り上がった。

事務局長は記者団に対し、「人間だから誰でもミスを犯すこともある。 ジャッジミスはサッカーなど他のどの競技でもあること。 誰もがジャッジミスを受け入れなければならない」と指摘。

その上で「現行のシステムがアスリートを守ってくれたことはうれしく思う。 公正な判断だったといえる」と説明。 順位が入れ替わったことについては、「もちろん、ウクライナと英国選手が残念な思いをしたことは心苦しく感じる。 ただ 日本は演技にふさわしいメダルを手にした」と述べた。

結果的にメダルを逃したウクライナのコーチは、「不幸にも何らかの主観的な考えに邪魔されてしまった。 選手たちはメダルに値していた」と不満を漏らした。 一方 3位となったものの 100年ぶりのメダル獲得となった英国のコーチは、「銀の方がもちろんよかったが、銅を手に入れることはできた」と納得した様子で話した。
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※追加6_ 2012ロンドンオリンピック (五輪) が「誤審」で汚されている。 オリンピック精神が傷ついている。 犠牲者は韓国選手だ。

31日未明に行われたフェンシング女子エペ個人の準決勝で、シン・アラム (26 鶏竜市庁) はあきれるような判定に泣いた。 シン・アラムはハイデマン (ドイツ) と5-5の状況で、延長戦終了1秒前に攻撃を許した。 しかし、この1秒がおかしかった。 ハイデマンが4度も攻撃したが、時計はずっと止まっていた。  シン・アラムは延長戦でアドバンテージを確保していたため、1秒だけ持ちこたえれば決勝に進出できた。 シン・アラムは1時間もピスト (フェンシング競技台) で涙を流し、韓国のコーチは強く抗議したが、判定は変わらなかった。 シン・アラムは3位決定戦で中国選手に敗れ、メダルを獲得できなかった。

ロンドン五輪で韓国選手が判定に泣いたのはすでに3度目だ。 先月29日の男子柔道 66キロ級で、チョ・ジュンホ (24 韓国馬事会) は審判委員長が判定を覆したことで勝利を奪われた。 先月28日の水泳男子自由形 400メートルでは、朴泰桓 (パク・テファン、23 SKテレコム) が失格処分となり、その後 失格は取り消されたものの、コンディション調整に失敗して金メダルを逃した。 今回の五輪で問題になった4件の判定のうち3件が韓国関連だ。

なぜ 韓国だけが犠牲になるのか。 特定種目を掌握した国の力が考えられる。 フェンシングは欧州、水泳は米国・カナダなど西欧先進国の勢力が強い。 韓国はフェンシングでドイツの選手に勝利を譲った。 朴泰桓の失格を宣言した審判は米国人 (ポール・メモント) だった。 自国が掌握する伝統種目を蚕食する新興強国に対し、牽制心理が作用したということだ。

アジア3大スポーツ強国のうち 中国は誰も手を出せない地位を確立していて、日本も国際スポーツ舞台で強い影響力を発揮している。 日本は31日 男子体操団体戦の決勝で強く抗議して点数を 0.7点高め、4位から2位に上がった。 スポーツ外交力が落ちる韓国だけが誤審の犠牲になっている状況だ。

アン・ヨンギュ韓国体育大教授 (体育哲学) は「最近相次いだ誤審はスポーツ強国を自負する欧州国家の横暴だ。 これ以上の犠牲を出さないためには スポーツ外交力や情報力など総体的なスポーツ国力を高める必要がある」と述べた。

朴容晟 (パク・ヨンソン) 大韓体育会長 (72) は31日 女子エペで計測ミスによる誤審が発生した後、「悪法も法だ。 ルールがそうなら受け入れるしかない」と述べた。 しかし冷静で落ち着いた対応に劣らず、強力かつ実質的な再発防止対策が必要だという声が力を増している。

痛恨の先例がある。 04年アテネ五輪で男子体操個人総合に出場したヤン・テヨン (32) は、採点ミスに抗議するタイミングを逃し、メダルの色が金から銅に変わった。 その後、「奪われた金メダル」を繰り返さないよう努力をしてきた。 大韓体育会はロンドン五輪を控え、傘下団体別に誤審対応マニュアルを準備することにした。 しかし3件の誤審のうち2件は判定が変わらなかった。 特に柔道では 08年北京五輪後に判定が覆らないよう規定が変わったが、現場関係者はこれを把握していなかった。

以上

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