シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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シューマンとグリーグのピアノ協奏曲

2012年12月18日 | ドイツ音楽も様々
2006年7月22日投稿分__

この二人の作曲家によるピアノ協奏曲は、LP 時代からもよくカップリングされていました。 同じイ短調で、曲調も似て、ロマン派の作風そのもので どちらも楽しめます。 

シューマンの交響曲はオーケストレーションがよくないのですが、この協奏曲は成功しましたね。 シューマンは他にも、「ピアノのための導入とアレグロ・アパショナート Introduction and Allegro appassionato for Piano and Orchestra」(小ピアノ協奏曲) やチェロ協奏曲も書きましたが、あまり馴染み易くはありません。 

グリーグの方はこれ以外には、「ペール・ギュント」付帯音楽がありますが、組曲が聴き易いです。 他にはヴァイオリン・ソナタもいいですね。 因に、80年代に米国でミュージカル化された「ソング・オヴ・ノルウェー」は、このピアノ協奏曲冒頭のメロディから始まっていました。
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手持ち音源に シューマンとグリーグの2曲を録音したアルバムは、ラドゥ・ルプー (P) とアンドレ・プレヴィン指揮ロンドン響 (73年 DECCA)、ゲザ・アンダ (P) とラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィル (64年 DG 写真上真ん中の女性が森を背景に橋の上で立っているジャケットものはいかにもこの2曲の雰囲気を表しています)、ヴァルター・ギーゼキング (P) とカラヤン / フィルハーモニア管 (51年 EMI) があります。 ルプーとアンダが聞き物です。 ギーゼキングは音質が古く、少し聴きづらいですね。

他に、シューマンの協奏曲を バイロン・ジャニス (P) とスクロヴァチェフスキ指揮ミネアポリス響が (62年 Mercury)、シューマンの小ピアノ協奏曲を ルドルフ・ゼルキン (P) とオーマンディ指揮フィラデルフィア管 (64年 CBS) が録音しています。
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シューマンとグリーグの2曲は聴いていて、ほんわかとした気分になってきます。 気楽に週末の午後にでもききたくなるような、ベートーヴェンやブラームスのように気合いを入れて聴くものとは対極にある曲で、クラシック入門者には最適じゃないでしょうか。     

以上

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