上左から、4~6番 (BPO EMI)、6番「悲愴」(VPO DG)、LD 6番 (BPO)。 下中央右から6番「悲愴」(フィルハーモニア管 EMI)、LD 4~5番 (BPO)。
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チャイコフスキーの音楽は親しみ易く、バレー曲や交響曲/協奏曲/管弦楽など 誰もが小さい頃からどこかで耳にしています。 私も、以下をカラヤン指揮で揃えました __ LP では 交響曲集 (4~6番) をベルリン・フィル (71年 EMI)、三大バレー曲の「白鳥の湖/眠りの森の美女/くるみ割り人形」組曲をウィーン・フィルで (60年頃 DECCA)、ピアノ協奏曲1番をリヒテル/ウィーン響で (60年頃 DG)、CD では 交響曲6番「悲愴」を ウィーン・フィル (84年 DG) とフィルハーモニア管で (55年 EMI)、映像 LD では 交響曲4~6番とピアノ協奏曲1番をベルリン・フィルで (73年/67年 ワイセンベルクと UNITEL)。
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以前のブログにも書きましたが、特に「悲愴」はカラヤンのオハコで、6~7回も録音しているだけあって、どの演奏も最高の出来映えです。 対して4~5番は、当初は聴いていましたが、段々と興味を失い、最近では殆ど聴かなくなりました。 4~5番を聴く暇があったら、「悲愴」を聴きたいと思いますね。
ベルリン・フィルとは1~3番も録音しているのですが、未聴です。 他の指揮者の演奏でそれらを聴いたことがありますが あまり面白い曲とは思えず、聴く気がおきません。 そのような1~3番の録音はカラヤンの意思ではなく、レコード会社の要請だったのだろうと容易に想像できますしね。 演奏会でも取り上げてない筈です。
この世界もビジネスですから、殆どはレコード会社の方針で録音曲目が決まります。 勿論 巨匠演奏家になれば、自分の希望が通り易くなります。 しかしこんなやりとりも __ 1970年以降20年もカラヤンの専属録音ディレクターを勤めたミシェル・グロッツが「カラヤンさん ここだけ取り直してくれれば、1ペニヒ差し上げますよ」といったとか。 ペニヒはユーロ導入前のドイツの通貨最低単位、日本円では1円弱 __ カラヤンが1円で心を動かされる筈はなく、冗談なのです。 カラヤンは渋々録音し直したそうです。
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60年代に DG はカラヤン / ベルリン・フィルの黄金コンビでブラームス全集 (交響曲/ドツレク/V協他7枚組 LP)、チャイコフスキー全集 (交響曲4~6/P協/V協他7枚組 LP) を発売していました。 ブラームスは触手が動きましたが、チャイコフスキーは …
今日はここまでです。