シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

はびこる泥ママ・ふてぶてしい女性

2024年05月20日 | 分からな~い人生
食べ物を守る女性と、勝手につまみ食いする (人を蹴り殺すこともある) ヒクイドリ。
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YouTube に投稿されている紙芝居『泥ママ話し』などを読んでいたら、昔 現役時代に遭遇した太々 (ふてぶて) しい女性を連想しました。

昼休みに 私が自分の席で翻訳物の厚い文庫本『Rising Sun』(Michael Crichton 作) を読んでいたら、同じ部署の後輩女性 (30過ぎの既婚者) が昼食から帰ってきて、私に近づき こういうのです。

「それ、面白いですか?」
「ああ 面白いよ」
「じゃ、読み終わったら貸して下さい」
「ああ いいよ」

と普通の会話をしました。 数日後 読み終わった本を持って、彼女の席に行き、
「読み終わったから、貸すよ」

といって渡すと、彼女は “普通の表情・声音” で
「有り難うございます。 督 促 ナ シ ですよね?」

これを聞いて ウッ!?と思いましたが、ここで「ちゃんと 返してよ」と付け加えるのも大人気 (おとなげ) なく、戸惑いながら何もいわずに自席に戻りました。

彼女は最初から借りたまま、返す気がなかったのです。 “これは返って来ないだろうな” と予感しましたが、案の定 返ってきませんでした (😭)。
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彼女に子供はいませんでしたが、時々欠勤するのが目立ちました。 他人事ですから なぜ休むのが多いのか訊く事はありませんでしたが、後日 その理由が判りました。 部長が私にこう訊いたからです。

「彼女の仕事ぶりだけど、どう思う?」
「そうですね、可もなく不可もなくですが …」
「休みがちょっと多いと思わない?」
「そういえば 他の女性に比べると多いですね。 子供がいないのに なぜなんでしょうね?」
「それだよ。 なんでって訊いたら、拳大 (こぶしだい) の子宮筋腫ができていて、辛いんですゥ~と涙流しながらいうんだ。 “演技派” なんだよ」
「でも 最近はちゃんと休まずに出勤してるじゃないですか」
「査定時期だから ボーナス前になると、休まなくなるんだ。 上手いんだよな~」
「そうなんですね ははは …」

と笑って締めくくるしかありませんでした。
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こういう女性ですが、声が大きくて断定的にいうので 女性たちの場を仕切るのがうまく、女性グループは彼女に振り回されている印象がしました。 結婚時の披露宴では、当時の部長が祝辞で (半分 笑いを取る意味で?) こういったそうです__「新婦は仕事が出来るとはいいませんが …」

結婚相手は大人しい性格の技術者でしたから、私はこう想像したものです __ プロポーズは男が普通するが、彼女の場合 彼氏の首根っこを両手で掴んで こういったのではないかと __「あなた、私しか見えないの! 分かってるわね?」と強い口調で。 いわれた彼氏は、(逆らえず?) ニコニコしながら首を縦に振ったんでしょう。
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私の想像ですが、こういう太々しい女性・泥ママは、自分の発言を他人がどう感じるかという感覚が他人と違うのでしょう。 他人から借りた本などを忘れたりして返さないのはよくある事ですが、指摘されれば 普通の人ならば「ゴメン 忘れてた」といって返しますよね。 『最初から返す積りがない』と取られかねない『督促ナシですよね』とは、常識人はいわないものです。 早くいうと『罪悪感が薄い』感覚の人種です。

太々しい女性・泥ママの性格も、最初からそうだったのではなく、自分の発言や行為が指摘されたり 非難されたりしないので、少しずつ図々しくなり エスカレートして出来上がったのでしょう。

まわりが指摘したり 非難したりしないのは、『こんな事 いわなくても判るでしょう』『わざわざ指摘・非難するのは、友人関係を壊しかねないので我慢している』のですが、本人は気付いていないか、感覚が麻痺しているのです。

こういう人種は本当の友人ができにくく、みな表面上で お付き合いしているだけなのです。 時間が経つにつれ、友人が離れていくのは避けられないでしょう。
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かくいう私も ひと様の事をアレコレ指摘する柄でもありません。 他人から疎まれて距離を置かれた事があります。 私は集まりの場を盛り上げようと積極的に話題を提供し 発言していたのですが、それが他人を傷つけてしまったようです。 例えば __

「この間 散髪に行ってたら、髪を整えるときに ハタチ位の若い女性理髪師が温風ドライヤーを分かれ目に近づけすぎて熱くしすぎたので『アチい!』といって避けたら、理髪師から『すみません 薄い人には気を付けているんですが …』といわれちゃいましたよ」といって話題を提供したら、相手は『ワッハッハ!』と笑ってくれたんですが、よくよく見たら 相手の頭には “髪が殆どなかった” … バツが悪い思いをしました。

歳が近い友人が「最近 体のあちこちが弱ってきて …」というものですから、私が「歳取ると体のパーツも古くなるんですよ。 若い時は活発だった細胞の新陳代謝が不活発になるんで …」と返すと、「パーツが古くなるといわれると 気分が悪くなりますね」と半分怒られました。

__ という具合に 私も知らず知らずのうちに他人を傷つけている事もあったなと反省しているこの頃です。
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泥ママとは、「泥棒ママ」の略で、窃盗や万引きなどを働く子持ちの女性を指す語。 育児関連の電子掲示板などで見られるインターネットスラング (Weblio 国語辞典)。
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今日はここまでです。

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