左は「とある橋の上で目撃された、妙に人間っぽい鹿の姿」(らばQから)。 右は※1から。
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カネにまつわる人生が幾つもネット記事で紹介されています。 どれも未経験の話しなので、興味深いです。
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「借金を踏み倒し続けたらどうなるのか …」(2月15日 Business Journal ※1) __
「役所も黙認か『貧困ビジネス業者』驚きの手口」(2月23日 東洋経済 ※2) __
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※1の借金踏み倒しですが、紹介されている男は、最初から本人の意志で借金を踏み倒し続けているのか、それとも運命の悪戯か たまたまそうなってしまったのかは不明です。 前者なら確信犯になりますね。
記事の筆者は「カネのトラブルを抱えているにもかかわらず なんら気に病んでいない人」を “エクストリーム層” と呼び、「膨れ上がった債務を整理しよう、頑張って働いて返そう、という思考は皆無だ」と分析しています。
そうした人の “借入金の対処” はどうなっているのでしょうか __ 借入金支払日の翌日ないし翌々日から、電話・メール・郵便物などで催促があるが、”電話には出ない・メールは読まない・郵便物は捨てる” そうです。
「電話に出ずに番号をネットで検索するが “着信拒否” はしない」… ここがプロの借金踏み倒し屋の真骨頂です。 “着信拒否された=本人が反応した” と判断されるのだそうです
が、これがどう踏み倒し屋に不利に働くのか いまいちよく解りませんが、債権側 (♯1) から悪質だと判断されるのを恐れているのかも。
3カ月程度 電話に出ずに放置すると、債権回収会社 (♯2) や弁護士からの催促へと変わり、借財額が 60万円以下だと少額訴訟、140万円以下であれば簡易訴訟となり、すぐに判決が出る。 ♯1や♯2がヤクザ者を雇い、債務者の帰宅時に待ち伏せて襲い 暴力を振るうとか、債務者アパートのドアをドンドン叩いて大声で「カネ 返せ~!」と脅すとかはありえないんでしょうか? 弁護士はそういう違法行為はしないと想像しますが。
消費者金融などの債権側は強制力・差し押さえといった手段での取り立ても可能になりますが、今の時代「動産執行」(家財道具一式に赤い紙を貼るなど) は殆どないそうです。 時代劇映画などで 債権側がヤクザ者を雇い、債務者自宅長屋に押しかけてきてカネ目のものを強引に持ち去る、という場面があったのを思い出します __「お願いです (😭) どうか病気で動けない父の布団だけは持ってかないで!!」「うるせえ! 借金のカタの一部にもらってくぜ。 返して欲しけりゃ 借金をとっとと耳を揃えて返すんだな」__ あぁ~と泣き崩れる妻と娘 …
取り立てに「返せない借り手」は、あらかじめ預貯金通帳をカラにしておく方法で対抗し、債権側は “貸した額に達するまで何度でも差し押さえる” のが建て前らしいが、いつまでも「返ってこないカネ=不良債権」を抱えているわけにはいかず … 正規の貸金業者であれば、もうそれ以上の深追いはしないのが実情らしいです。
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債務側はこれを待っているのでしょう。 私が “確信犯” と断定した理由です。 債権側も人手と時間を掛けても回収できなければ、長期不良債権になるわけですから、財務的には回収不能案件として損金処理せざるを得なくなると想像します。
何十万かくらいだったら、損金処理してしまった方が、担当者の人件費よりも安いという判断になるのでしょう。 何百万だとどうするかは、債務側の事業規模次第になるでしょうね。
それと 消費者金融などの債権者は、こういう回収不能の比率をあらかじめ見込んで金融事業をしていると想像します。 全ての借り手が全額返済するとは、最初から考えてないでしょう。 どんな事業にも そうした不良債権、回収不能案件が発生するものです。 うまく処理した債権者だけが生き延びる世界です。 ※2は後ほど紹介します。
今日はここまでです。