「高級時計のカスタムが現在の主事業だ」※１から。
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「20歳でフェラーリを乗り回す」と、世間からどういう目でみられるか？
一般的には “金持ちの親のスネをかじっているドラ息子 (道楽息子) だろう“ というやや皮肉っぽい目じゃないかと思います。 半世紀前の私の学生時代 近くの学科の学生が三菱ギャラン GTO (当時 二百万位？) に乗って通学しているのを見て、「金持ちの家なのかな？」と学生仲間に訊くと、「お婆さんがお金を持っているらしい」という返事でした。
私は２万円の国産チャリンコで学生寮・アパート・下宿から通っていました。 大概の学生が徒歩か自転車でしたから、そういう金持ちも中にはいるだろうぐらいの感慨しかなく、百倍の額の乗り物だからといって 特に羨ましいとは思いませんでしたね。
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『20歳で 6500万円フェラーリを現金一括購入、一体何者なのか』(８月19日 エンカウント ※１) __＿ 正直 機能はいいですけど、若者が乗っていると嫌な目で見られたりすることのほうが多いんですよ。
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近所に 以前 ポルシェに乗っている方がいましたが、車高が低く 寝るようにして乗るので、奥様が「乗ると腰が疲れる」といって嫌ってました。 長時間乗るのには向いてなく、長距離も向かず、買い物にも向いてないなと思っていました。 しかもその家には他に車がなく、高齢だったので あまり乗ってもないようでした (床の間カー？)。
フェラーリを持つような人は、買い物用、長距離用、高速道でぶっ飛ばすスポーツカー、キャンプ用など、目的別の複数の車を所有するくらいの車庫を持ち、それなりの敷地を保有する資産家がぴったりです。
オンリーワンで、2DK のアパートに住み、カップラーメンをすする人には不向きだと想像します。 もっとも それがその人のライフスタイルだと思う人はそれでいいと思いますが、フェラーリとカップラーメンはどう考えても …
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昔 地方の実家に帰省していた折、連日その地のオーディオ店を “勝手にサロン化“ して通っていました。 そこの社長がいうには、「知り合いに億の資産を持つ金持ちがいるんだけど、乗ってるのは軽自動車で、奥さんも別の軽ですよ。 金持ちぶりを極力出さないようにしてるんだとか」でした。
「ははぁ 資産を狙ってやってくる犯罪者に目を付けられないようにしてるんですね」と応えました。
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私が所属していた会社の元社長は今年百歳になり、資産ウン十億～百億だろうと想像していますが、今は老人ホームで暮らしています。 一度 私たち夫婦で訪問した事がありますが、世田谷区の閑静な住宅街にあり、ホテルのような佇まいの老人ホームでした。
部屋はトイレ・洗面付きの10～14畳ほどのワン・ルームで、車椅子で動き、１日の殆どを寝て過ごしているそうです。 同じ世田谷区に自分の家があり、そこでご夫婦で住んでいたのですが、数十年前に奥様に先立たれ、今は子供さんが住んでいるようです。
雇われ社長だったのですが、会社人生としては大成功した人で、今は誰にも訪れる「老い」に向き合っている日々と想像します。 私自身 70歳を越したら、ちょっと体を動かすだけでもすぐに疲れを感じるようになり、スタミナが無くなってきているのを感じます (パーツもだいぶ古くなってきましたが、よく動いていると自分の体に感謝しています)。
百歳を超えたら、少し動くだけのみならず 何をするにも大変な事と思います。 ですから 元社長の長寿命は驚異的であると同時に、そのお体への負担が我々以上に大きいと想像しています。 90歳、百歳になったら 体が思うように動かず、生きているだけでも … 昔 80歳を越えた父が、春になると毎年いってました ＿＿ 今年の冬もやっと生き延びたよ、と。
今日はここまでです。