シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

カード犯罪は無くならない? (3)

2009年09月06日 | 事件事故の多い世
「恋人探しのインターネット広告」です。 これを危険と見るか、信用できると見るか、全てはあなたの注意次第です。

クレジットマスターについて、専門家から助言の記事がありましたので、掲載させていただきます。 けれど、過去2回のブログで私が書いたことと大きな違いはないと思います。
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「"クレジットマスター犯罪" 初摘発 その裏にあるカード犯罪の "最新手口" を暴く」(8月25日 松村喜秀/日経 BP net) _ ■ アリコJ/アミューズ "クレジットマスター" とカード犯罪頻発中 ■
カード番号を盗んで偽造カードを作ったり、あるいはその番号でネット通販で買い物するなど、クレジットカード番号絡みの犯罪、詐欺や盗難事件は跡を絶たない (※追加1へ)。
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松村喜秀 … 松村テクノロジー社長。 偽札鑑定士。 セキュリティーアドバイザー。
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専門家の助言でなるほどと感心したのは、「カードの引き落とし口座を専用にする。 貯金口座と別にし、あまり大金を入れておかない」

__専用引き落とし口座が1つだけなら、チェックし易い。 これはうまい手だ。

「利用限度額が大きいプレミアムカードになると、悪用される可能性は高くなる。 一般のカードにしておいたほうが、リスクが低い」

__年会費無料の一般カードしか持ったことがないので、これは気付きませんでした。

などなど 世の中には危険が一杯ですから、油断せずに常日頃 資金管理は怠らずにしっかりとチェックしましょう。 犯罪者は資金管理の甘い人を常に狙って私たちの回りに、ノミやダニの如くウジャウジャと這いずり回っています。

「人を見たら泥棒と思え」とかいいますから、頭の隅には番犬を飼っておいて、甘い言葉には常に注意をすることです。 しかし、全く他人を信用しないというのも寂しいものですから、そこはホドホドにして、節度あるカード生活を楽しみたいものですね。
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私がもといた会社の部署の女の子は、結婚相手とインターネットを通じて知り合いました。 詳しいいきさつは知りませんが、その後も普通に結婚生活を続けています。 クレジットカードも、インターネット広告も使い方次第で便利なもの、危険なものになり得ますが、それは利用者の心がけ次第でしょう。

以上


※追加1_ たとえばごく最近でも、生命保険のアリコジャパンから顧客のカード番号最大 13万件が流出し、すでに 4000件近い不正利用が発生している。
 
また、サザンオールスターズなどが所属する音楽事務所アミューズでも通販サイトが中国国内からハッキングされ、約 15万件の顧客情報が流出、うち 3万4000件以上はカード番号を含んでいる。
 
さらに09年7月7日の七夕には、「クレジットマスター初摘発」という記事が新聞に躍った。

「クレジットマスター」(CM) は、私ももちろん知っている。 これは、コンピュータープログラムだ。
 
もともとクレジットカード番号は、ある種の法則に則って割り振られている。 CM は、実在するカード番号と有効期限を入力すると、一定の計算を加えて「存在する可能性のある」カード番号を吐き出す。 有効期限は同じだ。

■「クレジットマスター」の動作原理 ■
CM 絡みで今回捕まったグループは、報道によれば、10枚の実在カードを入手し、そこから 68枚分のカード番号を作り出し、ネット通販などで商品を購入していたという。
 
CM 犯罪の摘発は全国初というが、実はもっと以前から、元になるカードも使わず、カード番号を勝手に作り出して悪用する犯罪はあった。
 
要は、カード番号の法則がわかればいい。 ここさえ判明すれば、番号を作り出すプログラムで生成することは難しくない。 極端な話、法則を作った技術者を狙ってなんらかの手段で籠絡し、あるいは脅すことができれば、破られてしまう。
 
もちろん現実には、ひとりの技術者がすべての情報を把握できないようにはしているはずだが。

「使えるカード番号」が生成されてしまえば、こうした犯罪は防ぎようがない。 こと防犯面だけ語るなら、カード番号と有効期限の入力だけで買い物できてしまう通販サイトは問題である。  あまりにセキュリティーに無頓着だ。

せめて名前と住所ぐらいは入力必須にすべきだろう。

■ 4500万件規模のカード情報が繰り返し流出している「現実」を見よ ■
カードを悪用した犯罪は、尽きることがない。 カード情報を密かに売買している犯罪グループがいるからだ。
 
05年には、米国のクレジットカード決済データ処理会社、カードシステムズ・ソリューションズ (CSI) のコンピューターに、外部からの不正アクセス事件があった。 この折は 4000万件ものカード情報が危険にさらされ、実際に 20万件が流出。 カード情報漏洩に対し、世界的に大きな不安を巻き起こした。

07年には、この不安が現実となる。 米国の小売り大手 TJX カンパニーズで、1年半にわたって不正アクセスがあり、クレジットカードなど顧客情報が 4500万件も流出している事実が明らかになったのだ。
 
翌08年、米司法当局とシークレットサービスは、TJX カンパニーズをはじめ小売り大手各社からクレジットカードおよびデビッドカードの情報が盗み出されており、その背後に国際的な犯罪グループがいることを明らかにした。
 
この件に関して米司法当局は、ハッカーなど一部の犯人を逮捕した。 しかし、カード犯罪で捕まるのは実働部隊ばかりで、その裏にいる大物やボスを検挙することは難しい。 ここに国際的な広がりがあり、尻尾を掴むことは至難。残念なことだ。
 
今年09年1月にも、カードの決済処理を手掛ける米ハードランド・ペイメント・システムズ社のシステムがハッキングを受け、4500万件を上回る過去最大規模の情報流出になる可能性が出てきている。

■ あなたのカード番号は、こうして悪用される ■
漏洩したカード情報は、裏で売買される。 世界中の犯罪グループが手に入れ、実在のカードデータを元に偽造カードを作り、不正利用する。 こうなれば、CM どころの規模の犯罪ではすまない。

特に、世界中から金持ちと思われている「日本人のカード情報」は、高く売買されているのが実情。 決して、アメリカでの流出事故を対岸の火事と思わないことだ。 あなたのカードが、知らぬ間に偽造されることもありえるのが現実だ。
 
カード犯罪は年々、巧妙になっている。 偽造カードや盗んだカードを使い、半日で限度額まで買いまくり、キャッシングしまくるような手口は、かつてのものだ。
 
今は、すぐばれる犯罪行為は減ってきている。
 
大規模で「賢い」犯罪グループは、架空会社を作り、毎月、数千円~数万円の少額を決済して、少しずつ抜いていく。 たとえば通信システム利用料とかコンテンツ利用料とかなんとか、もっともらしい名目で引き落としていく。
 
カードを偽造された本人も、月数千円の決済では、明細を見なければ異常を感じない。 明細を見たとしても、「どこかで使ったんだろう」で済ませてしまう。

■ 対策は、明細書を丹念にチェックすること ■
もちろん、こんな決済はしてないと気付く人もいる。 カード会社に連絡して、取り消してもらうだろう。
 
犯罪グループは、バレてもかまわない。 何万枚、何十万枚ものカードから数千円ずつ抜いているのだ。 1年に 10% ずつバレて決済できなくなっていくとしても、別に困ることはない。
 
あなたのカード番号が盗まれる機会は多い。
 
前述のようにカード会社から漏洩するかも知れないし、CM で抜かれるかもしれない。
 
もっと可能性が高いのは、たとえば飲食店などのレジで磁気情報を抜かれること。 さらに、マッサージ店やゴルフ場、サウナなどの鍵付きロッカールームに置いたカードから磁気情報が盗まれることも多い。 店員が犯罪グループとグルなら、どうしようもない。 そもそも逆に、犯罪グループがまじめな顔で店員として採用されることもあるのだ。

カード悪用から身を守るには、毎月送られてくる明細書を丹念にチェックするしかない。 カードで買い物をしたら、必ず控えを取っておき、それと照合して明細書を確認する。 おかしな決済があれば、カード会社に連絡する。
 
控えが増えると面倒なので、少額ではカードを使わないほうが楽だ。

■ プラチナカードホルダーは、いっそうの注意が必要 ■
もう1つの防衛策は、カードの引き落とし口座を専用にすること。 貯金口座と別にし、あまり大金を入れておかないことだ。
 
これなら、少なくとも多額の決済が引き落とされてしまう最悪の事態は防げる。
 
当然だが、クレジットカード会社もセキュリティー対策を考えている。
 
その1つに、リアルタイムチェックというシステムがある。 これは、限度額ギリギリまで1回で使うなど、普段の使い方とは異なる不自然が購買行動があると、自動検出し、カードの持ち主に電話で確認する仕組みである。
 
ところが、プラチナカードやブラックカードのようなプレミアムカードになると、こうした仕組みがあまり役に立たない。
 
なぜならこうしたカードは利用限度額が大きかったり青天井なので、使う額が大きくても不自然ではないからだ。
 
さらに、これらのクラスでは「1回×万円まではサイン不要」という運用もされているので、偽造されたり盗まれたときも、悪用される可能性は高くなる。 その被害額分の保険代まで含んで年会費が高額になっていると考えるべきだろう。
 
クレジットカードは便利だが、こうした危険性も考えると、クラスの高いカードは持たず一般のカードにしておいたほうが、リスクだけ考えるなら安心だ。

以上

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