今日、午前9時前に、・・59秒、・・60秒、9時0分0秒となり、1秒(閏秒)が加えられた。原子時と天文時との差を小さくするためである。今回が25回目になる。
日本標準時(原子時による)は、情報通信研究機構NICTが扱っている。私は、NICTの前身・・郵政省電波研究所/通信総合研究所に在籍した。
かつては、厳密な時刻は、天文観測、放送、NTT以外は、関心が小さかった。もちろん、記者発表/広報は行っていたが、記事になることも少なかった。
4半世紀も前、一般紙の記者が所内を取材し、閏秒の実施予定を知り、大きな記事にした。それが、記者発表の前だったために、報道関係から大変なおしかりを受けた。“1紙にだけ報せた!”である。
私は、研究管理・広報の責任者で、その後始末が、大変だった。公表をはばかるほど・・
その後、閏秒の実施がきまったら、すぐ発表するようになった。時代は代わり、今は、ネット、電子取引があり、電波時計も存在する。秒の価値が変わり、一般の関心も大きい。テレビでも、閏秒の挿入が、たびたび取り上げられ、実況放送もあった。時代の変遷を感じる。
写真は、NICTの本館上に掲示されている時刻表示である。
日本標準時(原子時による)は、情報通信研究機構NICTが扱っている。私は、NICTの前身・・郵政省電波研究所/通信総合研究所に在籍した。
かつては、厳密な時刻は、天文観測、放送、NTT以外は、関心が小さかった。もちろん、記者発表/広報は行っていたが、記事になることも少なかった。
4半世紀も前、一般紙の記者が所内を取材し、閏秒の実施予定を知り、大きな記事にした。それが、記者発表の前だったために、報道関係から大変なおしかりを受けた。“1紙にだけ報せた!”である。
私は、研究管理・広報の責任者で、その後始末が、大変だった。公表をはばかるほど・・
その後、閏秒の実施がきまったら、すぐ発表するようになった。時代は代わり、今は、ネット、電子取引があり、電波時計も存在する。秒の価値が変わり、一般の関心も大きい。テレビでも、閏秒の挿入が、たびたび取り上げられ、実況放送もあった。時代の変遷を感じる。
写真は、NICTの本館上に掲示されている時刻表示である。