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かくれ里 その2 「耳だれ不動」

2009年09月05日 | 団塊世代
かくれ里 その2 「耳だれ不動」

滋賀県 信楽から大津市に抜ける国道422号線沿いに、
富川磨崖石仏があります。
道路からは岩の一部しか見えないので見落としやすいが、
道路の下にある不動橋を渡って、山道を15分ほど登ると
磨崖仏の前に出ることができます。
かなり急な、暗い坂を汗だくになって15分、
行きも、帰りも誰にも会いませんでした。
まさに、かくれ里にふさわしい所です。

正式の名前は、阿弥陀三尊不動明王磨崖仏といい、
鎌倉時代の作だそうです。

高さ20mもある岩壁に阿弥陀如来を中心に、
左右に観音(かんのん)・勢至(せし)の
両菩薩が刻まれています。

本尊である中央の阿弥陀如来像は、
耳から鉱水が湧き流れていて淡紅色となって、
「耳だれ不動」とも呼ばれており、
耳の病気にいいとして親しまれています。

お近くを通ることがありましたら、
ぜひ一度上ってみてください。

笠原 道夫

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