夏目漱石 「草枕」より
智に 働けば 角が立つ
情に 棹させば 流される
意地を 通せば 窮屈だ
兎角に 人の世は 住みにくい
住みにくき世から
住みにくき煩いを 引き抜いて
ありがたい世界を まのあたりに写すのが
詩である 画である 音楽と 彫刻である
明と暗は 表裏の如く
日のあたる所 きっと 影がさす
喜びの深きとき 憂いよいよ 深く
楽みの大いなる程 苦しみも大きい
・・・・・
・・・・・
60歳代で読むと
しみじみ 沁みます
・・・・
2011年4月30日
笠原 道夫
智に 働けば 角が立つ
情に 棹させば 流される
意地を 通せば 窮屈だ
兎角に 人の世は 住みにくい
住みにくき世から
住みにくき煩いを 引き抜いて
ありがたい世界を まのあたりに写すのが
詩である 画である 音楽と 彫刻である
明と暗は 表裏の如く
日のあたる所 きっと 影がさす
喜びの深きとき 憂いよいよ 深く
楽みの大いなる程 苦しみも大きい
・・・・・
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60歳代で読むと
しみじみ 沁みます
・・・・
2011年4月30日
笠原 道夫