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庄司浩太より。。。

前回までのあらすじ。(←クリック!)

The Following takes place
Between 8:00am to 10:00am

AM8:00
練習会場へ到着。
ワルツの練習曲がかかっている。
曲はもちろん、ロス・ミッチェル。
イギリスのダンスバンドで、シンガー(歌手)がいるのが特徴。
ロンドンインターやUK選手権はロス・ミッチェルのバンドで競技会が行われるので、
その前は、その曲で練習する事が多い。
三浦組は練習会場に先に来て不思議なエクササイズ
(ハンス・ラクスホルム先生に習ったらしい)を鏡の前でしている。

三浦先生はおそらくまだ準備運動なのに、額にテカテカと汗を垂らしている。
一方の美和子先生は、、、涼しい顔をしているではないか。
スターライト(わが師、マーカス&カレン ヒルトン先生の教室)に入ると、すぐ左手にあるノートに名前を記入する。
Kota & Nami ⑮ (⑮は本日15回目の練習です、という意味)
すぐ上には
Daisuke & Miwako ⑭
なんとか三浦組に1回勝っている!
そのシーズンで練習回数の最も多かった組にはカレンからトロフィーをもらえる。(といっても、練習代を最後に支払ったときにサインと共にノートに書いてもらえるトロフィーの絵のこと)
名美先生は更衣室へ、僕は練習着の上に上着を着て来るだけなので、上着を脱いで準備完了。
練習着はIntimissimi のタートルネック(女性物のM)
イタリアの下着メーカーで、ミルコ等イタリア人が練習着として着用しダンス界では一躍有名となる。
名美先生が着替えている間に非常階段付近にあるガリガリスペースで、靴を入念にガリガリ、そして靴裏にひまし油をタラリ。
スターライトの床はシーズン時で無いときは滑ります。
ラテンの選手が増えるとその周りだけベトベトになります。

AM8:10
準備完了し、ワルツの練習。
その前に鏡の前で、二人で引っ張り合うストレッチ。
まずは、ベーシックルーティンで今日の調子をみる。
んー。
まずまずですな。
それから、練習へ。
基本的には前日のレッスンの復習を中心に。
大切だと思ったことは毎日練習に取り入れ、大切と思わなかったことも、一応取り組む。
出来ると思ったことはどんどん練習、出来ないと思ったことはそれ以上に練習。

AM8:15
中嶋美喜先生がジーパンに帽子姿で教室に入ってくる。
天気がいいときは北園ハウスからウォーキングでくる。
しかもその歩き方は結構速い。
間髪いれず中嶋先生が入ってくる。
中嶋先生は美喜先生の荷物を持って車で来る。
しかし、、、いつも姿勢がいい。

AM8:30
曲がタンゴへと変わる。
DJは一番に来た三浦組。
2時間の練習で5種目うまく踊れるように時間配分します。
選手が多くなればヒート分けをすることも。
曲は基本的にはW-T-F-Q-Vの順番。
ブラックプール前はW-F-T-Q(-V)。
ブラックプールではスローフォックストロットが2種目めになるのでその順番で、曲もEmpress Ballroom Orchestra のCDになる。
ロス・ミッチェルもEmpress Ballroom Orchestraも練習用のCDを編集したのは、このわたくし。
練習するみんなの調子が出るように、いい曲を選択。
ブラックプールの曲は暗い曲が多いので、みんなが飽きないように、古いCDや最新のYou Tube から音源をダウンロードしたりと、一手間かけている。
AM8:55
曲がスローへと変わる。
この頃、三浦先生はテカテカだった額の汗は、ダラッダラ。
グレーのタートルも汗でにじんで、ほとんど黒に。
一方の美和子先生は、、、余程省エネなのか、涼しい顔です。
三浦先生は、頑張っていないから汗をかかないんだと主張。
美和子先生は、顔にはかいていないけど、体には汗をかいていると主張。

AM9:10
いずれにせよ、このくらいの時間帯は疲れてくる。
疲れた体に、Blue Bolt。
イギリスのスーパー、Sainsbury’s で売っている、Red Bullのニセモノのようなもの。
タウリンやカフェイン、ビタミンが入っている炭酸飲料だが、Red Bullに比べると非常に安い。
Blue Boltの缶を「シュパッ」と開ける音を遠くで聞きつけた三浦先生が、すかさず「シュパッ」。
三浦先生愛飲は、Diet Blue Bolt。
さすが、体に気を使っているだけある。
疲れた体が癒されると、パートナーチェンジの時間。
おもむろに、休んでいる美和子先生の手を取り、スローを踊る。
三浦先生は名美先生と。
二組で、「おー」とか、「あー、なるほど」とかいいながら、違うパートナーと1曲踊り通す。
そしてすぐに元のパートナーと踊ると、、、なんだかいつもより踊りやすい。
一体何が変わるのか、違う相手と踊ると、繊細さと優しさが、増すような気がする。
これで、心も癒される。

AN9:20
曲がクイックステップへと変わる。
ちょうどその頃、マーカスとカレンがスーパーの袋片手に教室に登場。
「オッハヨウゴザマース」と元気な声でマーカス。
カレンは上着を脱ぐと教室の奥のバーへ行き、袋から牛乳を取り出し冷蔵庫へ。
りんごをむいて、白く小さなお皿に乗せ、その上から同じお皿を載せて蓋代わりに。
りんごはマーカスとカレンの軽食。
コーヒーを入れてオーディオのあるカウンターへ運ぶ。
他の先生がいるときはその先生の分までカレンがコーヒーや紅茶を入れることも。

AM9:40
他の先生も登場。
サミー・ストップフォードがチョコレートバーを持参で教室に。
チョコが大好きなのか、相当太ってしまった。
それなのに動きは軽やかだ。
サミーとマーカスは昨日のサッカーの話題で盛り上がっている。
マンチェスター・ユナイテドのファンである。
時にはくだらないギャグを言い合って、まるで子供のようである。
カレンはそんな二人を、注意しながらも、よく話に乗っている。
この明るい雰囲気が大好きだ。
先生達が来ると、選手のほうにもいい緊張感が走る。

AM9:50
曲がヴェニーズワルツに変わる。
レッスンに備えてそろそろ着替えの準備。
10時からマーカスとカレンのレッスン。
更衣室は練習を終えた選手、レッスンに来た選手で溢れかえる。
三浦先生も汗が搾れそうな位のシャツを着替えている。
聞くと、マーカスとカレンが10時から裏表のレッスン。
よくあるパターン。
中嶋先生は、意外と下着が派手である。
中国の選手は、中国のニオイがする。
八角のようなニオイ。
韓国の選手はキムチのニオイ。
ヨーロッパの選手は、肉食のニオイ。
わが日本人も何らかのニオイがしているのだろう。
カレンが、トイレットペーパーを取ってくれと男性更衣室にやってくる。
ペーパーの補充もカレンの仕事。
世界チャンピオンでもこまごまとした事をやるものだと感心する。

AM10:00
いよいよレッスン開始。

・・・

続きはまた次回のお楽しみ。
次のバトンは、今回何度も出て頂いた三浦大輔先生にお渡ししたいと思います。

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