JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

本のおさわり劇場 

2004-12-30 01:39:41 | Book
 夏目漱石 我輩はネコである 文章が論理的と筒井康孝のコメント。読んだのははるか昔だからあまりおぼえていないなです。ただしばし入学試験問題などに使われる寺田虎彦氏が漱石の弟子ということからおもえばそれもうなづけます。
 
 ツルゲーネフ はつ恋 
初恋って・・・いつも初恋な感じがするわたし。
 
 カフカ 変身
 よく読んだ覚えがあります。ある意味SF。日頃感じる、いやあいまいな不安を可視化させるものとして捉えたかな。カフカといえば審判にも大きく影響された。忍び寄る権力の怖さなどに気づいたのはこれによってかもしれません。
 
 ヘミングウエイ 老人と海
 これは・・・ヘミングウエイはなじめないのです。理由はわかりません。もうずっと遠ざかっています。服部克久によれば情景描写の秀逸さか。
 
 カミュ 異邦人
これもすごく読みました。なぜムルソーは殺したのか。太陽が・・・。
 法律を勉強している中で考える点が多々ありました。人が人を殺すときどんな理由があるのか、もしくは、ないのか。私と他者との間にある関係性を考えること。先にあげたカフカの審判にもいえるかとおもいます。私は独立した存在としてここにいるのではないかと。

 
 
 

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2 コメント

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漱石 (美奈子)
2004-12-30 16:48:19
漱石門下生では、内田百けん が好きです。ノラという名の家出した飼いネコを探す執念、帰らぬノラを思って20数年毎日一度は泣いた執着心。

私もネコを亡くしましたが、そこまではいきません。

学士院会員になれたのに「いらないものはいらない」と言って断ったところもおもしろい。頑固者だし、本人は大まじめなのに、笑える。

笑ってごめんなさい。
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ノラ (JOHNY)
2004-12-31 18:38:15
ついさっきその本を見かけて手にしたのですが、ネコに動く感情はなんとなくわかる気がして買うのは見合わせました。今日は東京にも珍しく雪。外の子たちはどうしてるかな。
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