JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

モルスキン

MOLESKINE モレスキン ルールドノートブック・横罫・ラージ ([文具])

立憲主義と民主主義と

2005-07-14 01:36:07 | Book
 
例えば法治国家という枠の中でかんがえていけば、立憲主義ということがひとつあります。多数決主義として理解される民主主義は、その存在基盤として立憲主義を必要と考えるることができます、また、もし多数決主義が民主主義であるならば(ペンディングですが)その暴走に対するブレーキとしての役割が必要であり、そのこと、ブレーキが立憲主義。
民主主義の方向性は多数者による権力コントロールであり、立憲主義のそれは権力からの個人の自由を確保したうえでの個人による権力コントロールといえるでしょう。このように考えた場合このふたつには大きな隔たりがあることに気がつきます。後者の見解を取るときそれは、相対的に過ぎ、国家というものの存在は危うくなるとい言うことができるかもしれません。
 それゆえ二つあわせて立憲民主主義ということになる。
これを、解説的に記述すれば、
権力の多数者による民主的コントロールは個人の利益に還元させる このように言うことができるのではないでしょうか。
 民主主義の精度を上げていくということは 自分を大事にすることに敏感であること、つまり他者に対する視線のあり方が自己に向けたものであるように。
 このあたりはすこし表現が難しい。他者はおよそ自己足りえませんから。
 ちょっと考えてみてください。

と阪口正二郎氏 の本をよみながら『立憲主義と民主主義』
どこかで書評だけみていたので読みたかった本です。
憲法改正が論議に登る昨今、理解しておきたい視点ではあります。

        JOHNY