4月13日、アトレチコ鈴鹿は今期Jリーグ3部からJFLへ参入してきた「いわてグルージャ盛岡」とアウェイのいわぎんスタジアム(盛岡市)で初対戦しました。
盛岡といえば、アトレチコ鈴鹿がFC鈴鹿ランポーレを名乗っていた時代に地域決勝で優勝し、J3発足の特例によりJFLを経験することなくJリーグ参入が認められた唯一のチームです。
当時は全国で力のある多くのチームがJ3参加を希望していたけど、なぜか選ばれたのは盛岡だった。その理由は闇ですが・・・。
そういう意味でJFLで仕切り直すことは過去の禊を済ませる良い機会だと思います。がんばってください。
試合会場の雰囲気は昨年までJリーグで戦っていただけあって、JFLの他のチームより1枚上に感じました。ただ、FC今治や奈良クラブ、いわきFCがJFLにいた頃は今の盛岡より勢いを感じましたね。


サポーターの応援も大旗が多数振られ、声もよく出ていましたよ。

対する鈴鹿は少数精鋭で臨みます。

盛岡には以前鈴鹿で戦ってくれた選手が4人在籍しているので、その選手たちも応援したくなるのは鈴鹿サポのあるあるです。スターティングメンバーには中里選手、浜名選手の2人が選ばれていたのでワクワクします。
中里選手は安定の展開力と上手さがあり、浜名選手はトリッキーで推進力のあるドリブルが魅力です。途中出場となった藤島選手は足の速さと斜めに切れ込む鋭さが持ち味のストライカー、今回出場がなかった和田選手は中盤での予知能力が非常に高いテクニシャンです。
試合結果は1-2で鈴鹿が勝利しましたが、試合内容は前半6対4で盛岡優位で進み、後半に盛岡が退場者を出してからは逆に4対6で鈴鹿が優位という展開でした。
大きな補強をした盛岡相手に、うまく行って引き分けを期待していたけど相手の自滅もあって勝点3を取れたことは鈴鹿にとって自信になるし、戦い方に呪縛をかけることがマイナスに働くこと(前節までは呪縛だらけ)を指導陣が認識できたことが収穫でした。
盛岡は断然上手だしまともに戦ったら完膚なくやられてしまう相手だけど、Jの上位リーグから加入した選手はまだJFLのプレーに慣れていないしジャッジ基準も納得できていないみたい。経験上、この試合のジャッジはJFLではしごくまともで強いて言えばフェアなジャッジだと思えるほどだったけどね。(ひどい審判は他にもっといる)
Jの上位リーグから来た選手は審判や相手選手に文句ばかり言ってないで、プレーで周りを黙らせるほどの力量を見せてほしいものです。
それと、鈴鹿のカメラマンが試合終了時に勝利の咆哮を上げたことが盛岡サポに咎められているようですが、気分を害されたのであれば申し訳なく思います。
カメラマンという役務なのでスタジアムのあちらこちらへ移動しながら選手の動きを切り取っていますが、試合終了のホイッスルが吹かれたタイミングがたまたま盛岡のベンチ付近にいたということです。
ぜひ元鈴鹿の選手に尋ねてもらって、彼が指摘されるような卑劣なことをわざと行うような人ではないことをご確認いただければ幸いです。
次回、鈴鹿で良い試合ができることを楽しみにしています。最後にザト、まお、じゅきや、あつき・・次も負けないからな。
2025.4.15