JN2IFL's ブログ

日常の出来事をゆっくりのんびりと。

ダイハツ ソニカ

2008-10-24 22:22:40 | クルマ
 4月に岐阜に転勤発令となり当初は単身赴任を覚悟しましたが、道路事情が幸いして車で通勤しています。
 そのため、2年前に手放してしまった自分用の車が必要になりムーブカスタムを手に入れ通勤に使用していました。インテリアから走行性能まで軽自動車とは思えないほどのレベルの高さに満足していましたが、高速道路などではその車高から顕著に横風の影響を受けていました。

〔ムーブカスタム〕


 そこで目をつけたのがかみさんユースのソニカです。車高が低くダイハツがソニカ専用にフレーム自体から開発し直した走行安定性重視のクルマです。
 ムーブカスタムからソニカに乗り換えた印象では、エンジンと変速はどちらも同じCVTターボなので力強さはあまり変わらないけど、道に張り付いてクイック動作に順応することではソニカに軍配が上がります。直線走行時に微妙なハンドル操作の必要性も少なく運転の疲れも少ないように感じます。

 毎日往復140Kmの通勤距離で燃料高騰の影響を危惧していましたが、20Km/Lを越える好燃費に助けられています。
 このようにトータルバランスに優れたソニカがあまりメジャーでないのはどうしてでしょう?やっぱ軽自動車はタウンユースがメインなのでしょうね。
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仙ヶ岳~御所平(その1)

2008-10-12 23:20:25 | 
[ルート]
石谷川大堤駐車場-林道終点-(白谷コース)-仙鶏尾根-仙ノ石-仙ヶ岳-御所谷出会-ヨコネ-御所平最高点-ミズナシ-小太郎谷源頭-(ガンサ谷)-林道終点-駐車場

[コースタイム(全行程 8時間28分)]
駐車場(7:12) 林道終点(7:41) 休憩20分 仙鶏尾根(10:19) 仙ノ石(10:26) 仙ヶ岳(10:46 休憩20分) 御所谷出会(11:42) ヨコネ(11:52) 御所平最高点(12:26) ミズナシ(12:40 休憩15分) 小太郎谷源頭(13:07) 休憩30分 林道終点(15:07) 駐車場(15:40)  

 期待していた3連休の初日(11日)は朝から雨が降り出鼻をくじかれてしまいましたが、今日は打って変わって爽やかな秋晴れの一日となりました。
 絶好の気候に恵まれたのと前日のフラストレーションを払拭するため、かねてから制覇してみたいと思っていた南鈴鹿の秀峰「仙ヶ岳」からその南西方向に伸びる高原尾根「御所平」の縦走に挑戦することとしました。

 石水渓方面に車で向かい、新名神の下をくぐってすぐ右手にある林道入り口から茶畑の中央を進むと暫くで未舗装路に変わります。大雨で荒れた路面に注意しながらさらに進み石谷川の大堤横にある広場に駐車しました。この先にはロープが張られ車両の進入を規制しているようです。何度もバイクで走っている道なので行こうと思えば行けそうですが時間に余裕があるためここで愛車に留守番役をさせることとしました。

 身支度を調えまずはウォーミングアップとばかりにロープで入口が止められた林道を歩き始めます。川沿いの林道は前日の雨のせいか川音が耳に痛いほど谷間に共鳴していました。このあたりの路面はさらに荒れていて当方の愛車(軽自動車)では到底進めないことが判明し広場に停めておいて大正解です。
 ただ、いやと言うほどにウォーミングアップが出来てもまだまだ登山口に到着せず、ひたすら林道を進むのには閉口しました。

 駐車場から30分でやっと登山口に入り、旧営林小屋の裏手にある小滝で最初の休憩としました。長い林道歩きのためか空腹を感じたので手巻き寿しを1本ほおばってからの再出発です。



 この先には展望のある「南尾根コース」と谷筋を上がる「白谷コース」さらには白谷コースから分岐する「御所谷コース」があります。今回は、ガイド地図によると仙ヶ岳までのコースタイムが一番短い白谷コースを選択しました。
 谷筋を進み何度か渡渉を繰り返して行くのですが、川面の適当な石の上をたどっていたとき「ぎりぎり足が届くかな」と感じた石に飛び移った時に右足の付け根の筋を伸ばしてしまいました。幸い痛みは小さくそのうちに治るだろうと楽観しつつ先を急ぎました。

 崩落した岩を乗り越え、鎖場と梯子場を過ぎてさらに進むと水量は減りこの後はほとんど岩の上を歩くことになります。花崗岩の続く白谷源頭部手前から急坂を左に入り一気に仙鶏尾根に合流しました。





 左に進めば目指す仙ヶ岳山頂ですが双耳峰で有名なこの山の東峰を踏まない訳にはいかず、微妙なバランスで立つ奇岩「仙ノ石」も見てみたいので時間ロスを承知で右手に歩を進めることとしました。
 写真では何度も見ている仙ノ石ですが、実物はかなり大きく過去にあったであろう大地震にも耐えたその立ちぶりは勝ち誇ったように感じられました。



 しばらく仙ノ石から南方の景色を楽しんだあと東峰を踏んでから仙鶏尾根を西に進み主峰(西峰)を目指すのですが、ここからの展望はまた格別で頂上での絶景に期待がふくらみます。

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仙ヶ岳~御所平(その2)

2008-10-12 23:15:26 | 
 東峰から主峰までは20分で到着しました。時間が早いせいか先客はなく狭い頂上は独占状態です。



 北方には鈴鹿の峰々が青く輝き、南方には布引山地、遙か遠くには木曽三川と名古屋のJRセントラルタワーズが認識できるほどの見晴らしでした。



 早めの昼食を済ませて出発の準備をしていると、一人の登山客が上ってきました。驚くほどご年配の方でしたが、お話を聞くとこのあたりの山へは月に何度も足を運ばれているとのことです。頂上をお譲りして、次に目指す御所平に向けて県境尾根を下ることとしました。
 前方にはこれから訪れようとしている「御所平」が見渡せ、その様相はススキと笹原の絨毯が敷き詰められた安息の地のように感じられます。



 御所平の取り付きまでは低木と植林地帯を通り過ぎ、「御所谷」との出会いを過ぎてさらに登り返す必要があります。白谷で痛めた右足をかばいながら最後の急坂を登り切ると景色が一変しススキの草原が現れました。
 ここからしばらくの間、植林初期に設けられたものか鹿除けネットの残骸が残り、その柱に「ヨコネ」の小さな看板が下げられていました。このあたりから登山者の踏み跡は四方に散らばり確たる縦走路は判然としませんが、ネットの残骸に足を取られないように気をつけながら尾根を進みさえすれば道に迷う心配はありません。

 快適な草原と笹原をさらに進むと御所平の最高点を通過します。ここまでの景色は最高、天気も最高。でも、何か気になります。動物園のにおいがどこまで行っても着いてくるのです。それもそのはず、一面には鹿の黒豆が落ちていて腰を下ろして休息することさえ躊躇してしまう程でした。

[ミズナシを望む]


 草原の南端(ミズナシ)から南鈴鹿と布引の山並みを満喫し、少し手前に戻ってから道標に従い東方向に一気に林の中を下ると小太郎谷の源頭部に位置する草原に出ました。ここは以前、安楽峠から県境尾根をピストン縦走した時の終着点です。これで坂下峠から仙ヶ岳までの県境尾根を踏破したこととなります。バンザイ!
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仙ヶ岳~御所平(その3)

2008-10-12 22:41:13 | 
 ここからは「七ツ釜コース(ガンサ谷)」を下ることとします。降り口は非常にわかりにくく、三重県側に崩れ落ちたザレ場の左手に回り込み、小さなテープを頼りに藪の中の道無き道を急降下することとなります。両手を使い立木や根っこをつかみながら下るルートはもはや登山道とは程遠いものでした。
 やっとのことで降り立った谷は土石流が押し寄せた後のように岩がゴロゴロし、登山道がどこなのかもわからない状態だったので、仕方なく谷沿いを下って行くこととしました。



 左からの川筋に合流してからは小さな目印が点在し、なんとかルートは追えるのですがまたまた渡渉の繰り返しが続きます。堰堤を過ぎたあたりから谷筋からはずれ次第に高度を上げつつシダが生い茂った山腹の小道に変わっていきます。道幅は狭く左は深い谷底で、その上シダの葉が道に覆い被さっているためストックでかき分けながら道を踏み外さないよう細心の注意で進む事となりました。

 今日最大の難関はこの細い崖道さえ洗い流されてしまい谷に向かって傾斜した岩肌がむき出しになってしまった乗り越しです。山側には細い枝に結ばれたトラロープが備えられているものの、すり切れてしまい黒色の部分しか残っていません。左側は目もくらむ高さの谷底で右側は傾斜のある山肌のため巻き道を探すにも無理があります。
 しばらく考えたあげく、谷向かって傾斜した岩に乗り細いロープに身を預けるのはあまりに危険すぎるため、思い切って岩肌を飛び越すこととしました。既に「窮鼠猫を噛む」の心理状態で右足の痛みも忘れてジャンプ一番!なんとか事なきを得てガンサ谷を下りきり元の林道まで戻ることが出来ました。

 今回はかなりハードな行程となりましたが、行きたくて仕方がなかった仙ヶ岳と御所平を一度に制覇でき十分満足な一日になりました。

[後記]
 下りきってから思い返すと、この七ツ釜コースが登山道として存在し、林道終点にコースの案内看板があることに疑問が残ります。少なくとも「難路、危険」もっと言うなら「登山者通行禁止」の表示があってしかるべきと感じました。少なくとも自分は二度と足を踏み入れることはないでしょう。


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