「生きている限り、物事が好転する可能性がある「悪いほうに転がることもあるけれど」
「そうだな。たいていは悪いほうになる」
アキヴァとリラズの会話。
命と平和。勝利と復讐。
その二者が交わることはない。
カルーは天使と通じていた咎で処刑され、キメラたちは宿敵である天使たちによって虐殺され、街は廃墟と化した。
だが、密かに復活させられていたカルーは、生き残りのキメラたちによって軟禁され、モロッコの人里離れた城塞で仲間を蘇生させる魔法に従事させられていた。
戦力が整い、キメラたちは天使への反撃を開始したのだが……。
異世界エレツと地球をまたにかけてパラノーマル・ロマンス小説。あまりファンタジーという感じはしないんだよね。
天使という存在が『はたらく魔王さま！』とか『聖おにいさん』以上に俗っぽく……というか、天使を従える王が神聖さのカケラもない俗物なので、天使の軍団というよりスパルタの兵士ですよね。
ただの人間に過ぎない友人Ａことズザナがどこまで頑張るかがポイントになるでしょう。
【星影の娘と真紅の帝国(上)】【レイニ・テイラー】【ユーコ・ラビット】【ハヤカワ文庫ＦＴ】【運命の出会いを描く話題のファンタジイ三部作】【煙と骨の魔法少女】【魔法の代償】【希望】【モンティ・パイソン】
「わし、かわいい」
戦場を駆ける美しき少女たち――“戦姫”。
「飛んで来る弾丸に向かって女は仁王立ちにはならないわ。伏して、しぶとく待って、それから起き上がって、男の屍を越えて進むのよ」
『おまえの寿命の残り全てで彼女を生き返らせてやろうか？』
