付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「冒険者ギルドが十二歳からしか入れなかったので、サバよみました。2」 KAME

2023-08-10 | ヒロイックファンタジー・ハイファンタジー
「生きてるならだいたい取り返しはつくもんだろ? なにが悪かったか反省したら、とっとと次なにやるべきかを自分で考えろよ」
 失敗しても誰も死なず大怪我もしなかったなら上出来。反省は大切だが後悔はいらないと冒険者のウェインたちは、リルエッタとユーネの後悔を笑い飛ばした。

 臆病者のムジナ爺さんがいなくなってもキリの人生は続く。ウェインに防具を1つもらって訓練しては森で薬草採取して日銭を稼ぐ毎日だ。
 そんなキリに思いも寄らぬ出会いがあった。なりゆきから冒険者志願の2人の少女、魔術士のリルエッタと治療術士のユーネの面倒を見ることになったのだ。まったくの初心者ながら魔術を使えるということでリルエッタは自信満々、リーダーであるキリの言うことに不承不承従っていたのだが……。

 世間知らずのお嬢様らしいメンバーを仲間にしてしまった、自分もまだ初心者のキリの冒険譚。壮大なサガでもなけれは「オレツエー」でもなく、今回も普通の少年が地道に冒険者生活で生きていく話で、今回も薬草採取で食べてます。1対1のゴブリン相手でも勝てるかどうか微妙で、英雄的な活躍とは縁のない幼い少年の日常です。いわゆる、地に足のついた異世界ファンタジー。
 そして改めて知る、爺さんのありがたさ。

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