付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「太陽の王子 ホルスの大冒険」 音楽:間宮芳生

2019-08-29 | ヒロイックファンタジー・ハイファンタジー
 「太陽の王子 ホルスの大冒険」は1968年公開の東映まんが映画。リアルタイムで劇場で観ておらず、知ったのは遥か後になってマンガ家の和田慎二が自作品の中でヒロイン・ヒルダ推ししてたから。その頃、月刊OUTの読者欄にヒルダのイラストが載っていたりして「こんなヒロインの出てくる作品があるんだ」と。本編を見るより先にヒルダの唄の歌詞は知っていたもんな。ヒルヒルヒルヒルルル……リリリルル……♪
 そういえば、映画公開時のキャッチコピーは「ホルスはとても強いんだ!」。和田慎二のヒロイックファンタジー「ピグマリオ」が連載されていたとき、「クルトはとても強いんだ!」のキャッチコピーを雑誌だかファンの投稿だかで見た記憶があるけれど、こっちが元ネタかあ……。

 そんな『太陽の王子 ホルスの大冒険』を制作していた頃のアニメスタジオを舞台にしたNHK朝ドラ「なつぞら」がやっていて、それに合わせたかのようにサウンドトラックCDが今頃発売。便乗ではないらしいけど「朝ドラ『なつぞら』で」とライナーノートのネタにもなっていたから、良いタイミングには違いありません。CDは2枚組。1枚目は普通に使用された曲が収録。2枚目はヒルダの唄の没バージョンとか未使用曲やタンバリンの効果音とか狼のそれとかの落ち穂拾い集。
 ライナーノートには曲ごとの解説とか、収録当時のメモとか、映画公開時の図版とかあれこれ載っていて楽しいのだけれど、面白いと思ったのは最後の声の配役リスト。トップに来るのが魔王グルンワルドの平幹二朗で、そのあとメインキャストがぞろぞろ続いて、主人公のクルトが来るのが5つ後。その次は村人……って、主人公の扱いが低すぎ。

【太陽の王子 ホルスの大冒険】【間宮芳生】【高畑勲】【大方斐紗子】【市原悦子】【平幹二朗】【堀絢子】【東野英治郎】

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