付け焼き刃の覚え書き

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「やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい3」 芝村裕吏

2020-10-23 | ヒロイックファンタジー・ハイファンタジー
「一人の力でできる事はたかが知れてます。あなたが負けたとするならば、手助けをする人の数が少なかったんだと思います」

 “ありえないお人好しのガーディ”だが、フローリン姫の界隈では軍事の天才としてしっかり認められており、軍師としてだけではなく姫の配偶者としても期待されていた。しかし、エルフに育てられたガーディには自分がそんなに才能があるとは思っていないし、人間としての常識もない。結婚が何か、赤ん坊がどこから来るのかということすら分かっていないのだ。
 そんな中、食料価格の動きから、ガーディは陸州リエメンが軍事侵攻を計画しているという占い結果を導き出した。予想される目的地はここ森州を経てイントラシアへ。兵力はおよそ10万……。

 外交戦から仕手戦を経て大会戦まで、一兵卒の視点から将軍の視点まですっきりテンポ良くまとめてます。随伴兵付きMBTって、かっこいい(本作品はファンタジーです)。
 そして、何も考えていない風でありながら、やけに世界の秘密に詳しそうな羽妖精たち。英語は古語なんですって。

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