3月20日(火)はお彼岸の中日でした。
この日、当山では「春季彼岸会法要」を厳修いたしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e8/9cf72797f415a349548b826124f39b98.jpg)
沢山の檀信徒の方々がお参りして下さいました。ありがとうございます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/19/27617304bca6c84656239ac8c12ea3ad.jpg)
法要では、地福寺檀信徒各家の家門繁栄、子孫長久、災障消除をお祈りし、
あわせて、各家のご先祖さまのご供養をさせて頂きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/06/432225297493fbd093730992558e7bc0.jpg)
お彼岸とは、川の向こう岸を意味します。
反対に、川のこちら側は此岸(しがん)といいます。
私たちが住む此岸は、苦しみや悲しみに囲まれた世界です。
向こう岸・彼岸を見ると、そのような苦しみがなにもない、お釈迦様の世界です。
なんとも平和で、穏やかな世界なのでしょう。
今、私たちが住むこの苦しい世界を、あたかも彼岸のようにしていくために、決意を新たにする日。
これがお彼岸です。
そのためには、他を思いやる気持ちが大事です。
これを「利他行(りたぎょう)」といいます。
私たちは、ややもすると、他人の利益になるような行いをすると、
自分の利益が減ってしまう、と考えます。
しかし実際にはそのようなことはありません。
例えば車を運転していて、右折待ちの対向車に「お先にどうぞ」と道を譲れば、
おのずと譲った自分の心にも余裕が生まれる実感がわきますよね。
逆に、「自分は急いでいるから」と強引に割り込んだりすると、
その時に危険なだけではなく、その後の運転も何だかギクシャクします。
自分にとって、彼岸の世界に近いのはどちらでしょうか?
お彼岸の中日になるこの日、太陽は真東から登り、真西に沈みます。
この日を境に、夜に比べてだんだんと昼間が長くなっていくわけですが、
お彼岸は、ちょうど昼と夜の長さが同じ、バランスが良い季節なわけです。
何をするにしても、ちょうどよい塩梅のこの時期に、自分の生活を見直し、
どのような心持ちで生きることが、自分と周りの人の幸せにつながるのか、
じっくりと考えてみましょう。
おまけ
お参りされる皆さんが、お線香を焚きますので、必然的にこうなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/58/aabafece5626cb960474999637e5b87b.jpg)
今年は特に多かったのでしょうか…。写真を撮っても、線香の煙で向こうがかすんで見えます(笑)。
本堂の換気扇も回すんですけどね。
立ち上るお香の香りも、お供えのうちだとは分かっていますが、
参拝される皆さんも涙目になっていました(笑)。
けほけほ。
この日、当山では「春季彼岸会法要」を厳修いたしました。
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沢山の檀信徒の方々がお参りして下さいました。ありがとうございます。
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法要では、地福寺檀信徒各家の家門繁栄、子孫長久、災障消除をお祈りし、
あわせて、各家のご先祖さまのご供養をさせて頂きました。
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お彼岸とは、川の向こう岸を意味します。
反対に、川のこちら側は此岸(しがん)といいます。
私たちが住む此岸は、苦しみや悲しみに囲まれた世界です。
向こう岸・彼岸を見ると、そのような苦しみがなにもない、お釈迦様の世界です。
なんとも平和で、穏やかな世界なのでしょう。
今、私たちが住むこの苦しい世界を、あたかも彼岸のようにしていくために、決意を新たにする日。
これがお彼岸です。
そのためには、他を思いやる気持ちが大事です。
これを「利他行(りたぎょう)」といいます。
私たちは、ややもすると、他人の利益になるような行いをすると、
自分の利益が減ってしまう、と考えます。
しかし実際にはそのようなことはありません。
例えば車を運転していて、右折待ちの対向車に「お先にどうぞ」と道を譲れば、
おのずと譲った自分の心にも余裕が生まれる実感がわきますよね。
逆に、「自分は急いでいるから」と強引に割り込んだりすると、
その時に危険なだけではなく、その後の運転も何だかギクシャクします。
自分にとって、彼岸の世界に近いのはどちらでしょうか?
お彼岸の中日になるこの日、太陽は真東から登り、真西に沈みます。
この日を境に、夜に比べてだんだんと昼間が長くなっていくわけですが、
お彼岸は、ちょうど昼と夜の長さが同じ、バランスが良い季節なわけです。
何をするにしても、ちょうどよい塩梅のこの時期に、自分の生活を見直し、
どのような心持ちで生きることが、自分と周りの人の幸せにつながるのか、
じっくりと考えてみましょう。
おまけ
お参りされる皆さんが、お線香を焚きますので、必然的にこうなります。
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今年は特に多かったのでしょうか…。写真を撮っても、線香の煙で向こうがかすんで見えます(笑)。
本堂の換気扇も回すんですけどね。
立ち上るお香の香りも、お供えのうちだとは分かっていますが、
参拝される皆さんも涙目になっていました(笑)。
けほけほ。
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